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ディスカバー
NAGANO WINE
長野県は近年、良質なワイン生産県として、国内外に知られるようになってきた。大手メーカーや地元資本のワイナリーに加え、ここ数年で家族経営の小さなワイン農家が増えている。個性豊かで物語に満ちたNAGANO WINEを訪ねてワイナリーやレストランをめぐる旅へ。

黄門さまの
ロングトレイル
徳川光圀は諸国漫遊を旅した名君として知られるが、これは後年に作られたフィクションだ。実際の光圀は隠居後、現在の常陸太田に居を構え、水戸藩領内を盛んに旅していたという。江戸時代の旅人の気分になって、黄門さまゆかりの地をめぐるロングトレイルへ。

只見線からはじまる
越境の旅
2022年に全線で運転を再開した只見線と、その北を走る磐越西線は、福島県と新潟県の県境を越える路線だ。ローカル線で県境を行ったり来たり。エッセイストの酒井順子さんが県境ハンターの田仕雅淑さんをパートナーに出かける、乗り鉄×県境旅エッセイ。

また、短歌甲子園の
夏が来る
世は空前の短歌ブーム。そのきっかけをつくったともいえるのが、短歌甲子園だ。順位を競うだけではない、仲間との絆も深まる舞台に向けて奮闘する高校生の姿を紹介する。さらに、仲間たちと文芸活動に打ち込んだ、宮沢賢治の若き日の姿を追った。

東北の宝物を
見に行こう
岩手県北部から流れ出し、宮城県石巻市で太平洋へと注ぐ北上川は、東北一の大河だ。下流域に広がるヨシ原は、日本の原風景ともいえる景色である。多様な生き物を育て、郷土料理を生み、文化財を守ってきたヨシ原を多角的に探る。

踊る、
新潟。
江戸時代末期、日本海側屈指の湊町だった新潟。古町かいわいを歩くと、当時のにぎわいを感じることができる。江戸時代の盆踊り図に着想を得た新潟下駄総踊りやNoism Company Niigataの奮闘を通じて、新潟市の文化的な豊かさを体験していく。

江戸の都市デザインを
旅する
「の」の字にお濠を張り巡らせた江戸城下町。現代の東京の町にも通じるこの原型を描いたのは、徳川家康。東京の至るところに潜む、江戸という都市を巧みにデザインした家康の仕掛けを探しに、東京の中心部へ。さらに、東京郊外へと旅をする。

白神からの
贈り物
有史以来、津軽の人々にさまざまな形で恵みを与えてきた白神山地。2023年、世界遺産登録30周年を迎える。この森を現代のマタギとともに歩くことで、人と森との付き合い方を学ぶ。そして、白神からの贈り物である食の恵みの数々を食べ歩く。

会津ものづくり
新時代へ
歴史が息づく会津の地に花開いた、会津本郷焼や会津塗をはじめとするものづくりの文化。そのなかで静かに、しかし力強く新たな動きが続いている。伝統を踏まえつつ時代を切り開こうとする取り組みとは。挑戦を続ける人々の物語を訪ねる。

土方歳三、
栃木で奮闘す
明治という新時代が始まった1868年、旧幕府軍と明治新政府軍による内戦、戊辰戦争が起こった。会津や函館の戦いは有名だが、栃木での激しい戦闘と、そこでの土方歳三の活躍は、あまり知られていない。栃木の戊辰戦争と土方の足跡を追った。

伊豆、
富士見遊戯
伊豆の冬は富士が映える季節だ。遠い昔、本州のはるか南にあった火山の群れが本州に衝突して誕生した伊豆半島。そんな太古の火山から、日本一の火山を眺めるロマンを携え、天空から眺望を楽しむ旅へ。伊豆は富士見を堪能できる遊び場だ。

北陸へ
進路を取れ
16世紀後半の北陸地方は、流通の大動脈、日本海水運の拠点を多数持つ魅力的な土地だった。日本の覇者になろうとしていた織田信長も、見逃すことはなかった。北陸の文化や風土に、今も見え隠れする信長の影を追って、北陸へ向かった。

常陸国。
水の旅、川の旅
平安時代、霞ヶ浦一帯には香取海と呼ばれる広大な内海が広がり、水上交易の一大拠点になっていたという。なぜ香取海は消えて霞ヶ浦だけ残ったのか。地政学的にどんな意味を成す場所だったのか。悠久の時に思いをはせる旅に出た。

鉄道開業
タイムトラベル
2022年は、日本の鉄道が開業して150年の年だ。時代の大きな変革を迎えていた日本は、近代化の道をひたむきに走っていた。近代化をけん引した鉄道の、開業当日の様子を紹介。また、現在の路線を辿りながら、150年前に思いをはせる旅に出た。

新潟の食は
佐渡にあり
新潟県は東西二様の食文化が入り混じる交差点だ。中でも、食の豊かさにおいて「佐渡」は群を抜いている。多彩な魚介がそろう市場や町鮨、さらに独自の食文化を伝えるお店を巡る旅へ。さあ、新潟港からフェリーに乗ろう。

名城を生んだ
フォッサマグナ
地質学者と中世史の専門家、地元のスペシャリストが集い、わいわいがやがや。北陸新幹線に乗ってフォッサマグナが貫く信州の城を訪ね歩く地質×歴史の異色コラボ。ふか~い沼の底からいざ出陣!

走れ!
甲斐黒駒
山梨は古代より馬の産地だった。甲斐黒駒というブランド馬が聖徳太子の愛馬となり、富士山へ飛んできたという伝承もある。その山梨に、日本在来馬に乗馬できる牧場がある。馬とふれあい、名馬・甲斐黒駒の伝説を追う旅へ。

野球王国・北東北と
宮沢賢治の青春
花巻東、金足農業、八戸学院光星など、注目を集めてきた北東北の高校野球。夏の全国大会、東北勢を地方大会から見届ける旅へ。さらに、宮沢賢治が青春を共にした親友の四番バッターや、球界の偉人との奇縁をひもとく。

南東北は
クラフト酒が花盛り
春も盛りの南東北。旅にはいい季節で、旬の食も多い。また、南東北には世界が注目する蒸留所があり、山形新幹線沿線にはクラフトビール醸造所が点在する。作り手の思いを聞き、土地の食を楽しむ旅に出た。

湯・花・食でめぐる
令和版、お殿様の旅
政治や行政に忙しかった江戸時代のお殿様。彼らに休日はあったのか。調べてみれば公務の合間に自分たちなりの楽しみ方を見つけていた。新幹線という駕籠に乗り宮城、福島、山形へ。お殿様の休日を楽しんだ。

小布施。
北斎ミステリー紀行
長野県の静かな農村部の町、小布施を有名にしたもの。それは日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の貴重な肉筆画である。北斎の絵が、なぜ、小布施にあるのか。葛飾北斎、謎解きの旅が始まる。

下野国で見せた
二宮金次郎の才覚
江戸時代後期、疲弊した農村を再生させる復興請負人がいた。その名は二宮金次郎。資本主義の父・渋沢栄一をはじめ、現代企業の経営者に影響を与えた人である。彼の業績を追って、栃木県をめぐる旅に出た。

海辺の
柑橘系年代記
伊豆半島や相模湾の沿岸は、太陽の光と、海からの照り返しを受け、柑橘が育つ古くからの産地。ダイダイやレモンが新たなかたちで広がる熱海の街と、栽培の歴史をつくってきた農家や問屋を訪ねた。

文士が求めた、
北陸の蟹
北陸新幹線開業により東日本にも浸透しはじめた、“蟹ツーリズム”。北陸の蟹の美味にいち早く気づき、広めたのが北陸にゆかりの深い文士たちである。石川、富山、福井を巡り蟹の味わいを紹介していく。

列車で行く
ぶらり茨城
茨城県のほぼ全域にあたる常陸国は、奈良時代に編纂された「常陸国風土記」に常世国、つまり理想郷とたたえられている。それが1300年の時を経て、どのような姿になっているのかを見に、列車に乘った。

東北、
5億年の旅路へ。
東北に残された化石や地層からは、岩手に鉄と金をもたらした大地の営みや、日本列島形成の過程など、壮大なジオストーリーをひもとくことができる。5億年の記憶が散りばめられた東北の大地を旅した。

東北、
食の未来の担い手たち
東北は食材の宝庫。ブランド野菜で新たな食文化を生む福島県郡山市と、ホヤの好漁場として知られる宮城県沿岸部を訪ね、産地でしか味わえないおいしさと、その担い手たちに会いに行った。

ミクロの世界が支える
東北の森
東北の森は豊かだ。その豊かな森を支えてきたのは、実はコケ、粘菌、キノコといったミクロの世界の住人たちだ。東北の森に出掛けたら、足元を見つめてみよう。そこに豊かな森をつくった秘密が隠れている。