至高のマウンテンリゾート、
スノーピークフィールド
スイート白馬北尾根高原へ

ベッドに寝転ぶと、窓の外に雄大な白馬三山が見えた。3000メートル級の山々が連なる一枚の絵画を思わせる光景に、思わず歓声をあげる。ここは、八方尾根・北尾根高原の標高1200メートルの地点に広がるマウンテンリゾート「スノーピークフィールドスイート白馬北尾根高原」。日本で唯一の山岳フィールドラグジュアリーリゾートホテルだ。敷地の中には、テントルームが7棟と隈研吾氏設計の住箱スイートが1棟。大自然に囲まれた8室限定のプライベート空間で、癒やしの時間を過ごすことができる。

ダイニングテントに移動し、鈴木伸悟シェフの料理を堪能する。イタリアの星付きレストランでの約6年間に及ぶ修業経験をもつ鈴木シェフは、自らの足で長野県の生産者を訪ねながら良い食材を探し出し、そのポテンシャルを最大限に引き出した料理を提供している。中でもこだわりが感じられるのは、長野県産のワインだ。県内には家族単位で醸造する小規模なワイナリーが多く、都心に出回らない逸品も少なくない。そんな希少なワインが、特製料理とのペアリングで楽しめる。

翌朝には、お楽しみが待っている。午前4時30分、チリンチリンと心地よい熊鈴の音が聞こえてきた。これがモーニングコールとは、なんとも粋な演出。徐々に空が白み始めた朝霧の中、御来光を見るために徒歩で眺望ポイントまで向かうと、白馬三山が真っ赤に染まり始めた。まさに、大地が目覚める瞬間とでも言うべき光景。デッキチェアに寝そべったり、コーヒーを味わったりしながら思い思いに過ごしていた宿泊者から、一斉に感嘆の声があがった。