奇岩の造形美、
妙義山を歩く
群馬県を代表する山の一つである妙義山。自然が作り出した造形美ともいえる石門群や、日暮れまで見ていても飽きない絶景といわれる「日暮らしの景」のほか、春には桜と奇岩の織りなす絶景が楽しめる。登山初心者でも挑戦しやすい「石門巡り」コースでは、妙義の魅力を存分に体感することができる。
日本三大奇勝にも数えられる妙義山には、初心者でも楽しめる「石門巡り」コースがある。妙義山の石門巡りは、第1〜4までの4つの石門をたどりながら進むルート。鎖を使って登るスリリングな箇所もいくつかあるが、登山初心者でも比較的歩きやすく、自然がつくりだした奇岩の風景を気軽に楽しむことができる。写真は巨大なアーチ状になった第1石門。まるで登山者を迎え入れてくれるかのようだ。
妙義山の南面山麓には、斜面を埋め尽くすように満開の桜が広がっている。この「県立森林公園さくらの里」には、約47haもの広大な敷地内に約45種類5000本の桜が植えられている。4月上旬〜5月上旬まで、ソメイヨシノやヤエザクラなどが次々に咲き誇り、妙義山と桜の景色が長く楽しめる。