安全・安心 “危険を予測しリスクを最小化する”
JR東日本グループは、鉄道のシステムチェンジ、「水平分業」の深度化、社員の急速な世代交代など、社内外で新たな「変化点」に直面しています。「安全・安定輸送のレベルアップ」を最重点に据えこれらの変化点における課題を克服するため、関係設備の強化や安全教育・訓練の見直し、またそれに必要な研究開発を進めています。
一方、今後世の中が期待する安全レベルの変化に追従するため、IoTやビッグデータ、AIを活用して、事故などの予兆を捉え、また経験知では導けないリスクを掘り起こし、先取りした対策を進める必要があります。そのための研究開発を進めるとともに、ITSやロボット、ヒューマンファクターなどの技術を組み合わせ、「究極の安全」をめざします。
研究開発テーマ
- 画像認識による旅客ホーム転落検知精度向上の検証
- 「うまくいっていること」にも着目する取組みの実用化に関する研究
- 乗務員の異常時対応訓練の在り方に関する研究
- 海底地震計の制御基準値に用いる地盤増幅率の精緻化
バックナンバー
- 『うまくいくための工夫・コツ』抽出・共有支援ツールの開発
- 次世代洗掘計実用機の試作と各種確認試験
- 斜面危険度の定量的評価手法の開発
- 「スマートウィクシス工法」の開発 〜溶接不要の補強工法〜
- 耐寒・耐雪電気式ドアの開発
- 動的力学解析による竜巻状気流に対する車両応答評価
- 旅客接近検知装置の実用化に向けた検証
- 「レールピタット」の開発
- 盛土式乗降場の耐震補強工法の開発
- 安全のポータルサイト(安全ポータル)の改良とヒューマンファクターNEWSの発信
- 次期新幹線保守作業安全システムの開発
- カーナビによる踏切迂回案内の提案
- 次期GPS列警用車載装置の開発
- 常時微動の長期計測による橋脚健全度評価手法の検証
- AIを活用した突風探知手法の開発
- 吹きだまり危険度予測手法の開発
- 保守用車衝突防止支援装置(保守用車ロケーションシステム)の開発
- 相模湖駅構内脱線事故対策
- GPS列車接近警報装置
- ドップラーレーダーを用いた突風に対する運転規制手法の開発
- 風に対する更なる安全性向上のための研究
- 構造物に関する大規模地震対策
- 海底地震計を用いた早期地震検知手法の開発
- 安全を先取りし、事故の未然防止につなげる研究
- 人の安全能力を高めるヒューマンファクター関連ツールの開発