
GPS列車接近警報装置
軌道回路のない区間における、保守係員の安全性向上を目的に、GPSを活用した列車接近警報装置(以下、GPS列警)を開発しました。
GPS列警は、車両と保守係員の位置をGPS測位情報より線路位置に変換し、両者が一定の範囲内に近づいた場合に列車接近情報を通知しています。また、GPS列警の車両位置の信頼性確保のために、「車両のGPS測位情報」と「TID情報」との整合性を確認し、不一致となった場合は、全線にわたって保守係員が所持している携帯端末に「車載装置故障」など、GPS列警が正常に動作できない状態であることを通知させています。
2018年度までに25線区に導入し、保守係員の安全性向上を図りました。