何度も行きたい青森

本州の最北に位置する青森県。大自然や悠久の歴史を堪能できる一方、上質な温泉や個性的な食、おしゃれスポットなども楽しめます。ここでは、何度行っても楽しい魅力的な旅のコンテンツをエリア別に6回に分けてご紹介します。

目の前に日本海や立佞武多、大迫力に出会う

第6回 西北エリア

この連載では、青森のエリア別に魅力的な旅のコンテンツを紹介しています。

~ストーブ列車でお馴染みの、あの鉄道へ~

日本の原風景の中を走る
趣向を凝らしたイベント列車

「立佞武多の館」から歩いて約10分。次に向かったのは、津軽鉄道の駅のひとつ、津軽五所川原駅。趣向を凝らしたイベント列車が人気を集めています。
中でも、津軽鉄道の代名詞ともいえるのが、ノスタルジックなストーブ列車です。車内には石炭だるまストーブが2台設置してあり、するめを炙って食べる姿がメディアで取り上げられ、話題になりました。寒さが厳しい12月1日から3月31日まで運行しています。
また、7月1日から8月末までは、津軽金山焼の風鈴の音が涼しげな風鈴列車、9月1日から10月下旬頃までは、虫かごの中の鈴虫がリンリンと鳴く鈴虫列車が走ります。

黄金色の田園の中を走る列車。春には桜、冬には雪景色と、日本の美しい原風景が広がります。
黄金色の田園の中を走る列車。春には桜、冬には雪景色と、日本の美しい原風景が広がります。
ストーブ列車運行時の一コマ。人と人とのふれあいも、この列車の魅力です。
ストーブ列車運行時の一コマ。人と人とのふれあいも、この列車の魅力です。

時代を重ねた駅舎の中も、絵になる空間です。1948年の建築当時の面影を残し、壁に掛けられた時刻表も、昔のスタイルのまま手書きで表示しています。
舎内では、ご当地名物のお菓子や飲料、Tシャツなどを販売。イチオシは、「ストーブ列車石炭クッキー」です。真っ黒な見た目は、だるまストーブに入れる石炭そのものですが、食べてみると美味。ブラックココアをふんだんに使用していて、甘さとほろ苦さがクセになる味わいです。

コンクリートの床に、プラスチックのイス、昔ながらのストーブが置かれ、昭和時代にタイムスリップしたかのような気分に。
コンクリートの床に、プラスチックのイス、昔ながらのストーブが置かれ、昭和時代にタイムスリップしたかのような気分に。
石炭にそっくりの「ストーブ列車石炭クッキー」。
石炭にそっくりの「ストーブ列車石炭クッキー」。某バンドグループも、その見た目と味を気に入ったとか。
基本情報
津軽鉄道株式会社
「マスクの着用と、手指のアルコール消毒、三密に気を付けながら、皆様のお越しをお待ちしております」と、運輸課長の舘山広一さん。

「マスクの着用と、手指のアルコール消毒、三密に気を付けながら、皆様のお越しをお待ちしております」と、運輸課長の舘山広一さん。

所在地
青森県五所川原市字大町39
電話
0173-34-2148
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