

インテグレート架線
インテグレート架線とは
インテグレート架線とは設備を集約化(インテグレーション)した電車線路(電車に電気を供給する設備)を指し、導入することによりメンテナンスの省力化や墜落などの危険性を減らすことができます。
開発の概要
首都圏における電車線路は、これまでコンパウンド架線(電線の本数が5本)やツインシンプル架線(電線の本数が6本)が主流でしたが、これらの設備は部品点数の多さが課題となっていました。そこで、設備の老朽時期に併せて、機能は同じでありながら構成する設備の数が少なくスリム化されたインテグレート架線(電線の本数が3本)の開発(電路設備の簡素・統合化)を行いました。

従来の架線

インテグレート架線
導入の効果
・設備数削減によるメンテナンスコスト削減 ・高所の高圧配電線から地上の高圧ケーブルへ変更したことによる、メンテナンス性の向上と工事時の安全性の確保 ・ビーム上のき電線や高圧配電線がなくなるため、地絡による電気トラブルのリスクを低減

