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ホテルの価値を変える“楽しくて眠りたくない”
池袋C8出口から徒歩30秒。
雑居ビルに開かれた「BOOK AND BED TOKYO」は、泊まれる本屋として新しい宿泊施設のかたちを追求している。
「ホテルとは何か? 突きつめるとそれは、心地よい眠りを提供する場所だと思います。でもすべての人がそう望んでいるかといったら、違うかもしれない。自分なら、『楽しくて眠りたくない』と思える場所をつくりたいと」
と語るのは、ディレクターの力丸さんだ。
「細長い箱型の物件を使い、いかに目的を実現するか? そこで考えたのが、『本』というキーワードでした」。
エントランスを抜けると、細い通路につながり、ほどなくして巨大なカウチがあしらわれた共有スペースが見えてくる。
書棚の奥には、小型ベッドが見え隠れし、まるで書棚の中で眠るよう。宿泊客も多様で、海外からの観光客や、近隣の方がサードプレイスとして利用することも。
街中にあって、手頃な価格で泊まりに行けば、非日常感を味わえる点も魅力だ。
「普段は本を読まない方々も意識して選書しています。つい手に取りたくなるような本を置き、デザインや読書の雰囲気を楽しめる」と力丸さん。
ここから本は新たな読者を獲得し、読書の在り方が変わるのかもしれない。
アクセス
所在地:東京都豊島区西池袋1-17-7ルミエールビル7・8F
Tel:03-6914-2914
チェックイン:16:00(アーリーチェックイン13:00〜+500円/1h)
チェックアウト:11:00(レイトチェックアウト〜13:00+500円/1h)
宿泊料金:コンパクト3800円(税抜)、スタンダード4600円(税抜)、※パジャマレンタル:500円(税抜)
http://bookandbedtokyo.com/tokyo