東京感動線

未来への出発点 京橋で生まれる
アートのエネルギー
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戸田建設 京橋プロジェクト推進部

交流・体験
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アーティストとともに
成長していくまちをつくる

東京駅の八重洲口を背にまっすぐ歩いていくと京橋に出る。日本有数のビジネス街として知られるが、芸術・文化のまちとしても、大きく変わろうとしている。
その拠点のひとつが、2024年秋の完成を目指し、戸田建設が手掛ける「TODA BUILDING」、通称「TODAビル」。ミュージアムやギャラリーなどを擁するこのビルから「ART POWER KYOBASHI」の名のもとに、さまざまなアート事業を展開していく予定だ。
ビルの完成に先駆け行われているのが、建設現場の仮囲を使った公募プロジェクト「KYOBASHI ART WALL」。「当社のアート事業の目的のひとつが、芸術家の育成、支援です。ビルの完成までに、できることを始めようとプロジェクトが発足。2021年より全4回公募を行っています」と竹下佳奈さん。
入賞した作品は5㎡の大きさに印刷し仮囲に掲出。さらに近くにある「KYOBASHI ART ROOM」にて、展覧会を開催する機会を提供している。
「ビル完成後には歴代入選作品の展示を予定しています。さまざまなプログラムで、創作・交流、発表・発信、評価・販売のサイクルを繰り返す“アートによるまちのエコシステム”の構築を目指しています。京橋にアーティストが集まり、豊かな交流が生まれることを願っています」と岩澤夏帆さん。
江戸時代、京に上る東海道の旅路の最初に渡る橋として、その名がつけられた京橋。未来に向かう始まりの場所にふさわしい、新しいアートシーンがまちを活気づけていく。

【最初の画像】
戸田建設株式会社 京橋プロジェクト推進部の岩澤夏帆(いわさわなつほ)さん(右)。竹下佳奈(たけしたかな)さん(左)。2024年秋に完成のTODAビルを拠点に、多様なアート事業に取り組む。

【画像1】
TODAビル建設現場の仮囲をアート発信の場に。作品から受ける刺激とともに、アートで新しくまちが生まれ変わる風景にワクワクする。

アクセス

戸田建設株式会社 
京橋の地に120年余りの歴史を持つ総合建設会社。2024年完成のTODAビルには、ミュージアム、ホール、ギャラリー、アートショップ、カフェなどが入り、誰もが気軽にアートを体感できる芸術・文化の新拠点に。

●TODA BUILDING(建設中仮囲)東京都中央区京橋1-7-1
https://www.toda.co.jp/