東北6県の未知なる魅力を学ぶ時間 東北歴史文化講座

日本の歴史、文化史において独特の発展を遂げてきた東北にこそ、未知なるおもしろさに満ちたこの国の魅力が詰まっているのではないか̶ 。「東北歴史文化講座」は、東北エリアの「歴史」「文化」を独自性のあるテーマで掘り下げ、多角的な視点から捉えることで知られざる日本を再発見。東北のさらに奥を知る、新たな好奇心の扉が開きます。

講座の舞台を旅する

第7回 第2部 古代秋田に轟いた蝦夷(えみし)の独立宣言 古代秋田の謎を旅する

講座の舞台となった秋田県の地図
打当温泉 マタギの湯(マタギ資料館)

打当温泉 マタギの湯(マタギ資料館)

マタギも傷や疲れを癒やしたという湯宿。施設内には狩猟道具、装束を多数展示するマタギ資料館がある。マタギ学校も開設しているほか、狩猟体験語り、山歩き、熊鍋など多様なコースもあり(予約制)、マタギを知る拠点である。

  • 住所/北秋田市阿仁打当字仙北渡道上ミ67
  • 交通/秋田内陸縦貫鉄道「阿仁マタギ駅」より車で約3分(送迎あり)
  • 電話/0186-84-2612
  • ホームページ/打当温泉 マタギの湯 
江戸時代の東北では、頻発する獣害に対し、藩が村の狩猟技術に長けた農民を雇用し、年間数頭の熊を捕獲することを義務付けました。これが当時のマタギの実態です。
西根打刃物製作所

西根打刃物製作所

枝や藪を払い、獲物を仕留めて解体し、料理までこなす山刀「ナガサ」の製作・販売所。「フクロナガサ」は柄の筒状の部分に棒を挿すと槍にもなる万能ナガサである。マタギ鍛冶・三代目西根稔氏(故人)の作業現場を見学可能。

  • 住所/北秋田市阿仁荒瀬字樋ノ沢75-5
  • 交通/秋田内陸縦貫鉄道「荒瀬駅」より徒歩約3分
  • 電話/0186-82-2207
  • ホームページ/西根打刃物製作所 
八戸藩の勘定所日記には「槍で熊を捕る方法を秋田から来た万之助というマタギから教わった」と記載されています。この万之助の家系は、今も秋田に実在します。
根子集落

根子集落

阿仁地区の代表的なマタギの集落。根子トンネルを抜けると四方を山に囲まれた隠れ里が現れる。マタギの神様である山神を祀る根子山神社、国の重要無形民俗文化財指定の舞「根子番楽」など、昔ながらの風習や自然が残る。

  • 住所/北秋田市阿仁根子
  • 交通/秋田内陸縦貫鉄道「笑内駅」より車で約7分
  • 電話/0186-62-6618(北秋田市教育委員会生涯学習課)
  • ホームページ/根子集落 
「クマ盛れ!ヒト盛れ!山のカミば喜ばへで森ば盛らすのしゃ!」根子マタギの言葉です。豊かな森がすべての命の源泉であることをマタギたちは自覚し、山の神との約束を守り続けてきました。
くまくま園

くまくま園

有害駆除により親グマをなくした子グマたちを保護、飼育する「マタギの里熊牧場」を経て同園にリニューアル。ひぐま舎の展示室ではクマを取り巻く環境や習性などを紹介。ツキノワグマへの餌やり体験など楽しく自然を学べる。

  • 住所/北秋田市阿仁打当字陳場1-39
  • 交通/秋田内陸縦貫鉄道「阿仁マタギ駅」より車で約3分(送迎あり)
  • 電話/0186-84-2626
    (11月上旬~4月中旬は閉園。※1~3月に冬眠見学を設定。要予約)
  • ホームページ/くまくま園 
野生動物との緩衝帯だった中山間集落が疲弊し、野生の圧力が街まで及んできたことが、多発する獣害の主要因です。今こそマタギの姿に自然との共生を学ぶべきです。
森吉山

森吉山

阿仁地区のマタギの象徴であり主猟場。山深い厳しい自然の中にクマ、カモシカなど多くの生き物が棲息している。ゴンドラやトレッキングコースも整備。夏は高山植物や数々の滝、秋は見事な紅葉、積雪期には樹氷が観賞できる。

※ゴンドラは森吉山阿仁スキー場発着。ブナ帯、コメツガなどの登山コースがある。

  • 住所/北秋田市阿仁鍵ノ滝
  • 交通/秋田内陸縦貫鉄道「阿仁合駅」より森吉山阿仁スキー場まで車で約20分
  • 電話/0186-82-3311(森吉山阿仁スキー場)
  • ホームページ/森吉山 
森吉山では、沢の侵食でできた深いくぼ地などを利用し、餌を使用しない伝統的な伏せ罠「ヒラオトシ」などでの狩猟が行われていました。
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