IT・デジタル戦略の仕事
社内の経営課題に対し、改革の道筋を描きテクノロジー・ソリューションを活用し、変革のリーダーとしてプロジェクトを推進・実行していきます。また、描いたビジョンにもとづき、最適なソリューションを選定し、システムデザインから導入まで一貫して携わり、イノベーションを実現します。
- 事業ミッション
- 具体的な取組み
- これから実現したいこと
事業ミッション
IT戦略にもとづき、次世代のITビジネス・情報システムを実現します。近年では、IoT・AI・ビッグデータを活用した技術革新によって、新たな価値の創造やイノベーションの推進が主たるミッションとなっています。
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「Suica」
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「JR東日本アプリ」
具体的な取組み
【システムマネジメント】 JR東日本グループ全体のシステムにかかわる戦略を策定・推進しています。主な業務として、中長期的なシステム計画の策定、システムに関する投資判断、情報セキュリティのマネジメントなどを行っています。
【ストラテジープランニング】 JR東日本の各部門における業務を分析し、ITを活用した業務革新、新たな顧客価値の創造をめざしています。主な業務としてシステム化の検討や、ITビジネスの推進、データ分析・利活用などを行っています。

これから実現したいこと
IoT・AI・ビッグデータなどの技術進展は目覚しく、サービス、モノづくりなどあらゆる業界において「第四次産業革命」と呼ばれる大きな変化が起きようとしています。鉄道が持つ多くのリソースと、二次交通や気象情報などのさまざまな社外のリソースを連携させ、最新のIT技術を取り込み新しい価値を生み出していく必要があります。このような技術進展を見据え、時代を先取りしたイノベーションの実現をめざしています。

仕事説明(IT・ビジネス戦略)

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IT技術を通じた
さまざまな職場の
サポート -
現在当社で利用されているITシステムを通じて、お客さまへのご案内や現場で発生している課題を解決するためのサポートを行っています。
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ITシステムの開発・
運用管理・セキュリティ -
現在当社で利用されている列車運行管理システムやSuicaシステムといったITシステムの運営管理を行っています。
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ITシステムの投資、
開発・運用管理の支援 -
当社のITシステムへの投資判断や、新規導入の際の開発・運用の支援を行っています。
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ITを活用した
新ビジネス創出 -
ITと当社のリソースを組み合わせた新規ビジネスの創出を行っています。
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IT戦略策定
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当社のIT戦略の策定や、ITにかかわる社員の採用・育成を行っています。
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研究開発
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国内外のIT技術と当社事業を組み合わせた新しいシステムの検討を行っています。
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国際事業
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海外のIT企業への出向や、海外のIT技術に関する動向調査を行っています。
研究開発の仕事
- 事業ミッション
- 具体的な取組み
- これから実現したいこと
事業ミッション
2016年11月に策定した技術革新中長期ビジョンに掲げる「安全・安心」、「サービス&マーケティング」、「オペレーション&メンテナンス」、「エネルギー・環境」の4つの分野において、JR東日本グループのあらゆる事業活動のデータからAIなどによる新しい価値を生み出すことが主たるミッションです。その実現に向け、世界最先端の技術を取り入れるためさらなるオープンイノベーションを推進します。

具体的な取組み
【安全・安心】 「安全・安定輸送」のレベルアップを最重点に据えこれらの変化点における課題を克服するため、関係設備の強化や安全教育・訓練の見直し、またそれに必要な研究開発を進めています。
【サービス&マーケティング】 お客さまの状況に応じた臨機応変な列車運行や、二次交通との高度な連携など、シームレスにDoor to Doorの移動ができるモビリティサービスの提供などをめざした研究開発を進めています。
【オペレーション&メンテナンス】 車両や設備のデータを高頻度に収集・分析し、その安全性を確認しながら最適なタイミングで修繕を行うなど、効率的なメンテナンスの実施、自動運転技術やロボット化、AIによる業務支援をめざした研究開発を進めています。
【エネルギー・環境】 当社グループが保有するエネルギーネットワークと、再生可能エネルギー、省エネ・蓄エネ技術を組み合わせ、2030年度の鉄道エネルギー使用量40%削減、CO2排出量50%削減(2013年度比)をめざした研究開発を進めています。
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センサなどを活用した災害などのリスク低減
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Door to Doorの移動と情報のストレスフリーと
“Now,Here,Me”の情報提供 -
TBM(時間基準保全)からCBM(状態基準保全)へ
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次期エネルギーネットワーク
これから実現したいこと
今後もお客さまに当社グループをご利用いただき、鉄道を中心としたモビリティを進化させ続けることが重要と考えています。そのために、150年に及ぶ鉄道技術の蓄積をベースに、当社グループが提供するサービスをお客さま視点で徹底的に見直します。IoTやビッグデータ、AIなどの活用、ITSやロボット、ヒューマンファクターなどの技術を組み合わせ、従来の発想の枠を超えて「モビリティ革命」の実現をめざします。

知的財産(特許・意匠)
JR東日本における、特許、実用新案、意匠の権利化、活用、知的財産戦略の策定、知的財産に関する情報収集・分析、社内部門への契約支援、啓発・教育活動などを行っています。
- 事業ミッション
- 具体的な取組み
- これから実現したいこと
事業ミッション
グループ経営ビジョン「変革2027」を推進し、輸送サービス・生活サービス・IT・Suicaサービスの3事業を支えるためには、知的財産を適切にマネジメントし、事業戦略と結びついた知的財産戦略を遂行することが重要であると認識しています。
グループ理念に基づき重要な資産である知的財産(無形資産)をグループ一体で適切にマネジメントし、“信頼”と“豊かさ”という価値を創造する知的財産活動を推進することを基本方針としています。また、第三者の知的財産(無形資産)を尊重するとともに、全てのステークホルダ、地域社会や国際社会からの信頼に応えます。

具体的な取組み
輸送サービス・生活サービス・IT・Suicaサービスの3事業において、知的財産に関する啓発・教育、特許権等の取得によるポートフォリオの構築、知財人財の育成などの活動を実施しています。具体的には、知的財産に関する啓発・教育については、定期的な研修の実施、過去の不適切事象などを題材にした教材やマニュアルの活用を通じて、知的財産の適切な取り扱いについて周知・徹底を図り、社員一人一人の知財リテラシーの向上をめざしています。また、ポートフォリオの構築については、特許などの質を高めるという方針のもと、出願および権利維持の要否を判断しています。
これから実現したいこと
今後、特許などのポートフォリオの構築にあたっては、「変革のスピードアップ」により運輸セグメントとそれ以外の事業セグメントの営業収益比率「5:5」をめざすことにあわせて、生活サービス事業およびIT・Suicaサービス事業に関連するポートフォリオの比率を高めていくことをめざし、知的財産活動を推進していきます。さらに、知財情報と非知財情報を組み合わせた分析(IPランドスケープ)を通じた新事業の提案等にも取り組んでいきます。