“日本ワインぶどうの父”
川上善兵衛物語

新潟県上越市のワイナリー「岩の原葡萄園」の創業者、川上善兵衛は“日本ワインぶどうの父”と呼ばれる。明治23年、善兵衛は、米の不作が続いた地元の村を救うべくワイン醸造に踏み切った。本来、ブドウ栽培に向かない土地だったが、彼は生涯を賭けて品種改良を行い、現在も日本ワインによく使われる品種「マスカット・ベーリーA」などを生み出した。日本のワイン産業の礎を築いた人物として、善兵衛の偉業は今に伝えられている。2019年6月には、G20サミットのランチで岩の原葡萄園の赤ワイン「深雪花」が採用され、大きな話題となった。(提供:岩の原葡萄園)