妖怪捕まる! 幽霊に会う!
探偵団、驚く!

探偵団の怪奇ツアーで、青森県立郷土館を訪れる。そこで探偵団が目にしたのは、病を治すという人魚の絵『御画男人魚』。江戸にいた弘前藩の若殿が、何かから書き写して、家臣に与えたものらしい。当時江戸では、人魚の絵が魔除けとして出回っていたといわれている。この正体は一体何なのだろう。

探偵団は同じ青森県内にある浅虫水族館へと向かう。青森県立郷土館で得た、さまざまな人魚情報の手がかりが、水族館にあるのではないかと考えたからだ。人魚の正体は、胸びれが大きいから、ホウボウではないか。いや、正面から見た顔がアザラシにそっくりだと、議論が白熱する。

次に、福島県喜多方市にある「カイギュウランドたかさと」に出掛けた。カイギュウとはジュゴンの仲間で、人魚はジュゴンの見間違いではないかともいわれている。垂れた頬にヒゲ、たるんだ目元、つるんとした顔。人魚の見間違いだといわれるのもうなずける。

栃木県大田原市にある大雄寺に出掛けた探偵団。「枕返しの幽霊」と呼ばれる絵を見に行ったのだ。この絵の前で眠ると、夜更けに幽霊がのしかかってくるうえに、枕元においたはずの荷物が足元に移動している、という伝説のある幽霊画だ。寝ているうちに、体が反転してしまうといわれている。