強風・突風に関する取組み

2005年12月に発生した羽越本線列車事故以降の強風・突風に関する主な取組みは以下のとおりです。

風速計の増設

風による運転規制区間に風速計を複数設置することを基本にしたほか、防風柵設置箇所に風速計を増設しています。
また、風速計を二重系にし、より確実に観測する取組みを進めています。

防風柵の設置

風による運転規制区間に風速計を複数設置することを基本にしたほか、防風柵設置箇所に風速計を増設しています。
また、風速計を二重系にし、より確実に観測する取組みを進めています。

気象情報の活用による運転規制の実施

気象庁の気象レーダが観測した雨の強さや、竜巻発生確度ナウキャストなどの気象情報を用いて、発達した積乱雲を捉えることにより突風発生の可能性を推定し、運転規制を行う方法を開発しました。現在は、日本海側の一部区間にて冬季に実施しています。

  • 2024年度は、運転規制は3日発令されました。

気象情報の活用による運転規制範囲の表示イメージ

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ドップラーレーダーを用いた突風に対する列車運転規制の実施

酒田市黒森に設置されたドップラーレーダー

ドップラーレーダーにより上空の雨粒などの動きを観測することで突風の原因となる渦を探知し、渦の進路予測範囲内に線路がある場合に警報を発するシステムを用いています。このシステムは気象庁気象研究所と共同開発したもので、2017年の冬季から羽越本線及び陸羽西線(一部区間)で運用を開始し、以降も列車運転規制の範囲拡大やAIを活用した渦の探知精度向上に努めています。

  • 2024年度は、運転規制は23回(暦日単位:11日)発令されました。

ドップラーレーダーを用いた突風に対する列車運転規制

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