津波に関する取組み
東日本大震災発生以前から、箇所ごとに津波の危険な区域及び運転規制の方法を定め、マニュアルの作成・勉強会の実施や降車誘導訓練を行ってきました。こうした取組みが、津波発生時において迅速な避難誘導につながりました。

「津波避難行動心得」の制定
津波到達まで時間的に余裕がない場合において、避難を実施するにあたり、社員一人ひとりが取るべき行動指針を2012年1月に定めました。
「津波避難行動心得」
一
大地震が発生した場合は津波を想起し、自ら情報を取り、他と連絡が取れなければ自ら避難の判断をする。(避難した結果、津波が来なかったということになっても構わない。)
二
避難を決めたら、お客さまの状況等を見極めたうえで、速やかな誘導を行う。
三
降車・避難・情報収集にあたっては、お客さま・地域の方々に協力を求める。
四
避難したあとも、「ここなら大丈夫だろう」と油断せず、より高所へ逃げる。
五
自らもお客さまと共に避難し、津波警報が解除されるまで現地・現車に戻らない。
津波避難ナビシステム
東日本大震災時の津波避難の教訓から、列車運行中の乗務員が、不慣れな場所で乗客の避難誘導を実施する際の補助ツールとして開発・導入しています。
