第1回「JR東日本地域共創アワード」を開催しました!

2024.6.6

2024年4月10日(水)、青森市観光文化交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にて、第1回 JR東日本地域共創アワードを開催しました。

JR東日本地域共創アワードについて

JR東日本グループは、鉄道を中心とした「モビリティ」に関する事業と、お客さまの「生活ソリューション」につながる事業を有し、新たな視点で地域の皆さまと社会課題の解決に向けてチャレンジできるアセットを数多くご用意しています。

「JR東日本 地域共創アワード」は、当社グループが持つアセットを活用いただきながら、持続可能な地域づくりを進める地域の皆さまを表彰し、その優れた取組みを広く発信していくことで、地域社会の持続的な発展につながる地方創生を推進することを目的として設立しました。

第1回目の開催となる今回は、100件を超える応募の中から最優秀賞1件と優秀賞4件が選ばれ、当日会場にて発表されました。

受賞箇所

<最優秀賞>
弘前市(青森県)
『持続可能なりんご産業発展に向けた取り組み』

<優秀賞>
Stella、一般社団法人Sail on Japan(秋田県横手市)
『地元高校生の新たなチャレンジ!横手駅に高校生ジェラート店「Stella」がオープン!』

高畠町(山型県)
『地域(自治体)と連携した伴走型の海外事業モデル』

利府町(宮城県)
『知られざる新幹線の魅力を体験!利府町×新幹線総合車両センター特別公開ツアー』

一般社団法人Reborn-Art Festival(宮城県石巻市)
『JR石巻駅構内への「Reborn-Art STAND」出店』

選考委員の皆さま

越智 良典(東洋大学 国際観光学部 国際観光学科 客員教授)
最明 仁(公益社団法人 日本観光振興協会 理事長)
佐藤 大介(株式会社 刀 エグゼクティブ・ディレクター)
豊川 茅(トヨカワイラスト研究室 イラストレーター) ※敬称略、五十音順
喜㔟 陽一(東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長・マーケティング本部長)

当日の様子

オープニングスピーチ 
JR東日本 代表取締役社長・マーケティング本部長 喜㔟 陽一

冒頭、社長の喜㔟より「私たちがもつモビリティや人、情報といった重層的なネットワークと、地域の素晴らしい観光・産業・人材資源を掛け合わせて、地域に新しい価値を生み出すことで、元気な地方、元気な日本づくりに​繋げていきたい。それこそがJR東日本グループの成長の基盤となる。本日の発表を受けた気づきや学びが、各地での新たな取組みにつながることを期待している。」とご挨拶いたしました。

受賞箇所の取組概要発表

地域に根差す課題や、解決に向けたプロセス、各者の役割分担、今後の展望などを中心に受賞者の皆さまよりご発表いただきました。

基調講演「地域に伴走し、事業をつくる。~地域事業を確立するための方法論~」
株式会社さとゆめ 代表取締役社長 嶋田 俊平様

「地域に伴走し、事業をつくる。~地域事業を確立するための方法論~」と題して、地域で事業を行うにあたっての5つのポイントを中心にご講演をいただきました。

最優秀賞の発表、表彰式

最優秀賞を受賞された弘前市の櫻田市長より、「弘前市が誇るりんご産業を持続可能にするため、経済面、社会面、環境面、あらゆる軸から検討を重ねてきた。高齢化や担い手の不足は果樹産業全体の課題であり、受賞を機に弘前市の取組みが他地域におけるモデル事例となるよう、これからも取組みを続けていく。」と力強いコメントをいただきました。

総評 選考委員代表 佐藤大介様

「どの団体もストーリー性において大変素晴らしい取組みであった。今後、更なる高みを目指していくために、消費者視点や事業性を追求し、それらの検証を重ねていくことが大事。事業としての視点と地域への情熱を重ね合わせて、ともに頑張りましょう。」と熱いエールをいただきました。

クロージングスピーチ JR東日本 執行役員・マーケティング本部副本部長 竹島 博行

「『地域を活性化させるのはよそ者・若者・ばか者』という言葉がある。横手の高校生たちはまさに”若者“。地域の皆さまからすればJR東日本グループは”よそ者“かもしれないが、“よそ者“が持つ駅、新幹線、ネットワークというアセットを、今後も大いに活用いただきたい。約10年前、新幹線新青森延伸を機に、当社はりんごを使ったシードル事業を青森で立ち上げた。鉄道会社がシードルをつくるなんて当時は”ばか者“だったかもしれない。しかし現在、青森にシードル事業者は約20社存在し、その意味で産業クラスタになったと言えるのではないか。ここにいる全員が、常識を超えて地域を想い、チャレンジするという意味での”ばか者“として、今後も地域に新たな価値を生めるよう、ともに挑戦していきたい。」

こちらをもって、アワードのプログラムは終了いたしました。

(オプション)青森駅開発概要説明、現地視察

終了後、開業を控える青森駅ビル開発(2024年4月26日オープン)の状況についてご説明と、A-FACTORYの視察を行いました。

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