【第1回JR東日本地域共創アワード優秀賞】
知られざる新幹線の魅力を体験!利府町×新幹線総合車両センター特別公開ツアー<宮城県利府町>

2024.6.6

「第1回 JR東日本地域共創アワード」にて優秀賞を受賞した、利府町、JR東日本新幹線総合車両センターの取組みをご紹介します。

「新幹線総合車両センター」という観光資源

世界に誇る「新幹線」という圧倒的な観光資源をインバウンド需要の獲得につなげたい、そして利府町を通過型から滞在型の観光地にしたいという想いが一致し、新幹線総合車両センターの特別公開と地元の観光資源を組み合わせた台湾向け高付加価値ツアーの開催にむけて連携して取り組みました。

高付加価値ツアーの実現にむけて

これまで新幹線総合車両センターの特別公開は実施した経験があるものの、今回はインバウンド向けガイド経験の不足や、日本語が通じない海外からのお客さまに対して稼働中の工場を安全にご案内することなどが課題となりました。本番ツアーにむけて、地域のDMOの皆様の協力をいただき、ガイド育成研修の実施や、同じく工場見学を行っているJAL羽田整備場の見学、誰が誘導者か一目でわかるようなスタッフユニフォームの制作を行い、課題を克服していきました。

本番ツアーには、台湾のお客さまに参加いただきました。初日に新幹線総合車両センターのツアーを開催し、グランクラス乗車・車掌体験に加えて、日本の新幹線はどのようにメンテナンスされているのかを台湾の方にも知ってもらうことで、新幹線のファンを増やすことを目的に工場内の見学も実施しました。その後利府町内の旅館に宿泊いただきました。二日目は利府町の観光地を巡る滞在型観光を実現しました。本ツアーの開催を通じて、今後利府町内の関係者がインバウンドのお客さまを持続的に受け入れられる体制を構築しています。

今後の展望

国内外のお客さま向けツアーを継続して実施していくとともに、今年度は利府駅130周年記念の「小さな旅」におけるコラボレーションなど、利府町のイベントに新幹線総合車両センターとして積極的に参加していくことを通じた地域活性化など、あらゆる側面から活用していきたいと考えております。

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