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2024.6.6
「第1回 JR東日本地域共創アワード」にて優秀賞を受賞した、一般社団法人Reborn-Art-Festival、JR東日本東北総合サービス株式会社(LiViT)の取組みをご紹介します。
Reborn-Art-Festival×LiViTの取組みに至った経緯
コロナ禍により石巻駅で長年喫茶店を営んでいた店舗が閉店となったところに、本店舗の企画をReborn-Art FestivalがLiViTへ提案。
複数の出店候補社があった中で、Reborn-Art Festivalが拠点にする石巻・牡鹿半島地域の玄関口である石巻駅を元気にしたいという強い思いと、地域の素材を丁寧に扱い、地域の生産者、料理人・加工事業者等との連携を活かすこと、未利用・低利用素材の積極活用にも取り組むという事業内容から、JR石巻駅へ出店いただく運びとなりました。
「Reborn-Art STAND」について
一般社団法人Reborn-Art-Festivalは、食・現代アート・音楽を三本の柱とする「Reborn-Art-Festival」という総合芸術祭を運営する事務局の法人です。東日本大震災をきっかけとし、持続可能な復興と地域振興をアジェンダとして動き出した事業です。本祭で多くの方にご参加いただくことはもちろんのこと、定常的に賑わい、活躍の場、外との交流をつくり、持続可能な形で循環をつくることを目指しています。

石巻市では、食べにくい、小さい、なじみがないなど様々な理由で市場に流通できない「未利用魚」「低利用魚」(=インディーズフィッシュ)の廃棄や、牡鹿半島での鹿による害獣被害が課題となっており、Reborn-Art-Festivalとして鹿肉を加工する子会社をつくったり、インディーズフィッシュのレシピ開発を行っていました。石巻の中心部にRAFへの接点をつくり、昨年11月11日にオープンしました。
上記の鹿肉やインディーズフィッシュであるイシガニを活用して、おでんとタコスを提供しています。石巻では200種以上水揚げされ、良くも悪くも豊富な食材のある石巻。たくさんある食材をおだし、またはくるむこと=おでんとタコス 単に飲食店として美味しいものを提供するだけでなく、食べる人と生産者をつなぐ「いしのまき食の郵便やさん」食べた方の感想、生産者からのレターを展示している。石巻とアートをつなぐ。アートのワークショップや展示を行っています。
FOOD | Reborn-Art Festival (reborn-art-fes.jp)
今後の展望
おかげさまでたくさんのメディアに取り上げていただき、常連のお客さまもできています。鉄道は地域にとって大切なものであり、駅前から地域を楽しめる仕掛けに取り組んでいます。駅前から出会いを創出します。
第1回JR東日本地域共創アワード 開催レポートはこちらから