第2回「JR東日本地域共創アワード」を開催しました!

2025.7.15

2025年4月24日(木)、いわき芸術文化交流館アリオス(福島県いわき市)にて「第2回 JR東日本地域共創アワード」を開催しました。

JR東日本地域共創アワードについて

JR東日本グループは、鉄道を中心とした「モビリティ」に関する事業と、お客さまの「生活ソリューション」につながる事業を展開し、新たな視点で地域の皆さまと社会課題の解決に向けてチャレンジできるアセットを数多くご用意しています。

「JR東日本 地域共創アワード」は、JR東日本グループが持つアセットを活用いただきながら、持続可能な地域づくりを進める地域の皆さまを表彰し、その優れた取組みを広く発信していくことで、地域社会の持続的な発展につながる地方創生を推進することを目的として創設しました。

第2回の開催となる今回は、第1回を超える110件以上の応募の中から選ばれた入賞4件名の関係者が会場に集まり、当日最優秀賞1件と優秀賞3件が決定しました。

受賞箇所

<最優秀賞>
一般社団法人 安中市観光機構
『鉄道文化遺産を活用した「碓氷峠廃線ウォーク」高付加価値化の取組み』

<優秀賞>
VERTERE合同会社、奥多摩町(東京都)
『クラフトビールで地域活性化』

一般社団法人 HAKUTAI
『山形県のさくらんぼ剪定枝を活用したアップサイクルプロジェクト』

長和町(長野県)
『コミュニティバスからフルオンデマンド乗合バスへの切換え』

選考委員の皆さま

越智 良典(東洋大学 国際観光学部 国際観光学科 客員教授)
最明 仁(公益社団法人 日本観光振興協会 理事長)
佐藤 大介(株式会社 刀 エグゼクティブ・ディレクター)
吉田 学(一般社団法人 HAMADOORI13 代表)
和田 寛(株式会社 ズクトチエ 共同代表) ※敬称略、五十音順
中川 晴美(東日本旅客鉄道株式会社 常務取締役マーケティング本部長)
竹島 博行(東日本旅客鉄道株式会社 執行役員マーケティング本部副本部長) *役職は開催当時

当日の様子

オープニングスピーチ 
JR東日本 常務取締役マーケティング本部長 中川 晴美

冒頭、常務取締役マーケティング本部長の中川より「JR東日本グループでは今、モビリティサービスの第一線の社員やグループ会社の社員を中心に、地域の皆さまと連携し、地域の一員としてさまざまな方からお知恵をいただきながら、多様な取組みを進めています。この地域共創アワードは、地域の皆さまの生のお声や有識者の皆さまの示唆に富んださまざまなお話を聞くことができる機会であり、今後の地域社会の発展に貢献できる新たな取組みのきっかけになればうれしく思います。」とご挨拶いたしました。

受賞箇所の取組み概要発表

地域に根差す課題や、解決に向けたプロセス、関係者の役割分担、取組みの実績、今後の展望などを中心に受賞者の皆さまより発表していただきました。没入感のある動画の放映やご当地キャラクターの登場など、各地域の皆さまの想いを感じる発表でした。

基調講演「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾートを目指して~隠れた資産の発見と磨き上げを通じた地域活性化~」
株式会社ズクトチエ 共同代表 和田 寛さま

長野県白馬村での実際のお取組みに際して大切にされてきた、6つの視点を中心にお話しいただきました。

表彰式

最優秀賞を受賞された一般社団法人 安中市観光機構の武井理事長からは、「まちを挙げてこの観光振興の取組みを進めていこうとがんばってきました。この受賞をきっかけに、文化を継承しながら、持続的な観光事業へとさらなる磨き上げを進めていきます。」と力強いコメントをいただきました。

総評 選考委員代表 佐藤 大介さま

「応募されたすべての取組みや関係者に敬意を表します。受賞した4件名はいずれも各地域の主体性やストーリーが際立っており、JR東日本グループの伴走力が最大限に活用されていました。今後各事業が持続可能な取組みになっていくために、「(隠れた魅力、課題を)見つける力」「(事業として商品を)つくる力」「伝える力」「続ける力」「つなげる力」が重要だと考えています。各地域で良いものをつくり伝えていくことで地域が元気になれば、もっと良い世の中になるはずです。一緒にがんばりましょう。」と熱いエールをいただきました。

クロージングスピーチ JR東日本 執行役員マーケティング本部副本部長 竹島 博行

最後に、マーケティング本部副本部長の竹島によるクロージングスピーチを行いました。「GLOCALという視点があります。世界的な視野・視点に立ちつつ、取組みは各エリアでやっていこうというものです。本日受賞した各取組みの発表を聞く中でも、自分が住んでいる土地や働いている場所のことを考えて真摯に取組んでいく先には、世界が共通的に抱えている課題があるのだと感じています。今回応募いただいたすべての取組みについてもきっと同様でしょう。JR東日本グループの伴走型地域づくりの取組みは、自己満足になってはいけないと常々思っています。今後も、地域とご一緒させていただくという視点で取組んでいきましょう。」

以上をもって、「第2回 JR東日本地域共創アワード」は閉幕となりました。

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