列車の運転・保守作業に関する安全対策
列車衝突事故防止対策
ATS・ATCの整備状況
列車衝突事故等を防止するため、在来線にはATS(自動列車停止装置)やATC(自動列車制御装置)を、新幹線にはATCを全線に整備しています。

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2024年度末時点
ATC | 新幹線全線、山手線、京浜東北・根岸線、常磐緩行線へ整備を完了 |
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ATACS | 仙石線(あおば通~東塩釡)、埼京線(池袋~大宮)へ整備を完了 |
ATS-P | 2,484.7kmの線区等と拠点となる28駅への整備を完了 |
ATS-Ps | 210.8kmの線区等と拠点となる71駅への整備を完了 |
運転規制を乗務員に伝達するシステム
大雨や強風等の際に観測値が一定の値を超えた場合は、列車の速度規制等を行い、安全を確保しています。従来、運転規制は指令員が運転士に無線で伝達していましたが、2019年9月から伝達内容を自動で送信する運転規制通告伝達システムを導入し、ヒューマンエラーの防止につなげています。

保守作業の安全性向上
線路内における設備の保守作業は、作業中に列車が進来しないように「線路閉鎖」という手続きを行います。あらかじめ定められた区間及び時間帯で事前に線路を閉鎖し、作業を行う係員がシステムを用いて線路立入や退出の手続きができるしくみを2020年12月から導入しています。
