業務フィールド
FIELD
機械
安全・安定輸送
お客さまの安全確保
列車の安定輸送
列車が駅構内を高速通過する際に風圧でお客さまを巻き込んだりしない様に、安全のために設けられた「ホーム可動柵」が東北新幹線を中心に数多く導入されています。また、東北・上越地方を中心に、冬期における新幹線の安定高速走行確保を目的とし、温水およびトンネル湧水を高架上に散水して雪を溶かす「消雪基地」や、新幹線の台車に付着した雪を温水噴射で溶かす「融雪装置」等が整備されています。これらの設備の新設・改良・取替工事についても担っています。


車両の検査・補修・点検用の設備
鉄道車両は「車両管理規定」などの各種規定に基づき、検査の種類、周期、技術的数値や制限事項などを具体化した上で検査・修繕が行われています。これらを実施する車両基地には、車体部品を着脱・加工するための機械や車両を洗浄する機械、車両の試験装置など、鉄道システムに特化した機械が数多く配備されています。直近では新幹線高速化に対応した台車走行試験装置への更新工事も行ってきました。鉄道設備新設等の各プロジェクト推進以外にも、これら設備の更新・改良ニーズを受けての工事を行うケースもあります。
バリアフリー
お客さまの移動を円滑にする目的で、エスカレーターやエレベーターなどのバリアフリー設備が駅舎に多く設置されています。「交通バリアフリー法」が制定されて以降、社会的にも設置の検討が求められていることから、当社でも自治体との協議を行いつつ、駅舎に合ったエレベーターやエスカレーターの設置工事を進めています。また、震災復興に合わせて新築する駅にもエレベーターの設置を行っています。


エネルギー
当社では、列車運行以外の企業活動を営むため、駅やオフィスビルなどにおいて、年間約110億MJもの多量のエネルギーを使用しています。環境にやさしい企業活動を推進するため、仙台駅、盛岡駅、新白河総合研修センター等の主要施設を中心に自家用発電機や発電時の排熱エネルギーを有効活用する「コージェネレーションシステム(CGS)」の導入工事を行ってきました。現在は、これらの設備の更新時期を迎える事から、さらなるエネルギー効率の高いCGS設備への更新に向けて、設計・検討等を進めています。