栃木県 塩原塩の湯温泉

明賀屋本館

MYOUGAYA HONKAN

渓谷の深くにひっそりと
江戸の昔からの隠し湯で
老舗の湯力を堪能する

塩原温泉郷の中心部から少し離れた静かな渓谷沿いに、明賀屋本館はあります。創業は江戸時代前期の延宝2（1674）年。以来、およそ350年にわたって湯を守り続ける老舗の宿です。

古くから「隠し湯」の異名を持っており、名物である「川岸露天風呂」は、鹿股川の渓谷深くにひっそりと湧いています。湯船を満たすのは、鉄分豊富でよく温まる黄褐色の源泉。初めて出合う湯心地に、身も心もほぐれていきます。

客室は老舗の風格を感じる伝統的な和室。渓谷に面したお部屋では、四季折々の美しい自然を眺めながら、静かに過ごす時間も格別です。
湯上がりには、地元食材をふんだんに使った和食会席の夕食を。滋味豊かな味わいに、老舗のもてなしの心を感じることができます。

渓谷の絶景が彩る塩原温泉郷では、滝や吊り橋を巡るハイキングもおすすめ。春はヤシオツツジ、初夏の新緑、秋は艶やかな紅葉と、季節ごとの自然美も大きな楽しみです。

温泉HOT SPRING

  • 幽谷の趣の川岸露天風呂
    2つの源泉の利き湯も楽しみ

    素朴な木造の階段を88段下りていくと現れるのが、名物の「川岸露天風呂」。渓谷の谷底にあるその湯船は、浸かれば目の前が川という臨場感で、別世界のような静謐の湯あみを体験することができます。
    明賀屋本館では2種類の自家源泉を持ち、泉質も、色も、肌触りも対象的。一つは江戸時代から湧く黄褐色の源泉で、鉄分と塩分が濃い温まりの湯。もう一つは平成になって加わった薄墨色の源泉で、湯上がりは肌がすべすべになると評判です。薄墨色の湯は飲泉もできます。

  • ● 内湯（やすらぎの湯、太古の湯）

    ● 川岸露天風呂（混浴、女湯）

  • ● 貸切露天風呂


  • ・泉温：約52～55度
    ・泉質：ナトリウムー塩化物泉、単純温泉
    ・効能：神経痛・冷え性・筋肉痛（源泉での分析結果による ）
    ・湧出量：ナトリウムー塩化物泉 約100（リットル／分）、単純温泉 約135（リットル／分）

    ※露天に真水・湯（沸かし湯）・上がり湯の設備（シャワー、カラン）はありません。
    ※温度を下げるため加水あり

  • ● 湯守：君島 敏明さん

    国道400号線から約1km山間に入った、静かな温泉です。
    当館の源泉の一つ「刈子の湯」は、塩原でも指折りの成分の濃い塩化物泉で体の芯まで温まります。また、名物の川岸露天風呂は、浴槽の脇を川が流れていて、大自然の中で湯浴みが楽しめます。

  • 湯守とは

    温泉の管理を専門とする「湯守」は、源泉や浴槽のお湯を適温・適量に保つ役割を担います。
    温度調整、供給維持、品質管理で、温泉文化を守る重要な存在です。江戸時代に始まり、現在では旅館の主人や従業員が兼任することが多く、伝統を継承しています。

客室ROOMS

  • 鹿股川沿いの隠れ宿で
    非日常の静寂に包まれる

    自然豊かな箒川の流れに沿って、旅館や土産物屋が連なる塩原温泉郷。明賀屋本館があるのは、中心部からは少し離れた鹿股川の渓谷沿いです。温泉街の賑わいもここまでは届かず、別世界のような静寂に包まれます。客室は老舗宿ならではの落ち着いた雰囲気の和室。窓からは野趣溢れる渓谷の自然が広がり、日常の喧騒から解き放たれたひとときをお過ごしいただけます。

    ※客室によって内装や広さ等は変わります。

お食事DINING

  • 那須・栃木の食材の滋味に
    おなかも心も満たされて

    夕食でいただくのは、地元・那須塩原や栃木県産の食材を使った、季節を感じる和食会席。那須連山の地下水で育てたヤシオマスや、日光産の上質なゆば、中塩原の朝採れ野菜など、こだわりの素材が膳を彩ります。
    地元の名柄豚の源泉しゃぶしゃぶは、名湯を生かしたアイデア溢れる一品。ご飯は栃木県産のコシヒカリを直前に精米し、おいしい水で炊き上げています。

    ※料理・食材は季節・仕入れ等によって変わります。

特別な体験EXPERIENCE

  • 塩原温泉郷に春を告げるヤシオツツジは渓谷のあちこちで見られます。見頃は4月上旬〜中旬頃。
    ※花の見頃は年により異なります。
  • 宿に隣接する「太古館」は昭和8年建築の和洋折衷の建物。大正初期に宿へ来館した徳富蘇峰が命名しました。
  • 国道400号の旧道の一部「大正浪漫街道」は紅葉スポット。見頃は11月上旬〜下旬頃。
    ※紅葉の見頃は年により異なります。
    ※冬季通行不可
  • 宿の歴史を物語る江戸時代の入湯記録。名前や村名などが記されています。毎年1000名前後の入湯の記録があったそうです。

  • 「明賀屋本館」

    ●所在地

    〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原353

    ●アクセス

    秋田新幹線・東北新幹線・山形新幹線・東北本線・宇都宮線・上野東京ライン「那須塩原駅（西口）」より塩原温泉行き路線バスで約60分、塩原塩釜下車、徒歩で約20分。

    • 那須塩原～塩原温泉行きの路線バスは14時35分発が最終となります（3月1日現在／時刻は変更となる場合があります）。
      それ以降は東北本線・宇都宮線・上野東京ライン「西那須野駅」発の路線バスをご利用ください（那須塩原～西那須野間はお客様負担となります）。
    • 塩原塩釜バス停より送迎あり（迎え14時～18時30分　塩原塩釜バス停到着時に宿に連絡 TEL.0287-32-2831、送り9時20分、10時）

    • 本記事の内容・サービス等は変更している場合があります。

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塩原塩の湯温泉 明賀屋本館

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  • 料理・食材は季節・仕入れ等によって変わります。