「TRAIN SUITE 四季島」を支える想い
Vol.612023/1/16
菊池 孝二の想い
客席と舞台が一体となる瞬間を。
遠野の地に息づく神楽の世界

子どもたちのために復活させた遠野の神楽

遠野には、岳神楽の系統を受け継ぐ神楽が三つあります。私たちの地域の神楽は、そのうちの一つです。

息の合った舞手の足さばきと演奏
好きこそものの上手なれ、ですが、毎週の練習だけでなく、自分から進んで練習する人は上達が早い。そこにはやはり情熱が必要です。舞と演奏がぴったり合っていなければ、美しい舞台にはなりません。0.1秒ずれるだけで、崩れてしまいます。華やかな衣装は神楽の見どころのひとつですが、舞手の足さばきと演奏との息の合ったところなどにも、ぜひご注目いただけたらと思います。
感動が人との距離を近づける

時間は25分ほどで、終了後にはいつも、会場に残ってくださるお客さまがいらっしゃいます。「時間を忘れて引き込まれてしまいました」「よくぞ継承してくださった」「皆さんと一緒に記念写真を撮っていいですか」など、嬉しいお言葉をかけてくださいます。また、イメージとは違っていた、という声も多く聞きます。神楽は全国にありますが、地方によって演目も衣装も違います。
お客さまも最初は一緒に参加される他の方々とお話をすることも少ないかと思うのですが、神楽を見た後に、違うグループの方同士が熱心にお話されているのをよくお見かけします。遠野の神楽をきっかけにお客さまの間でふれあいが生まれるのは、私たちとしてもとても嬉しいことですね。
