「TRAIN SUITE 四季島」を支える想い

Vol.52016/12/27

キッチンクルー シェフパティシエ 井山 架展の想い

創意工夫で、「TRAIN SUITE 四季島」ならではのデザートを。

今までと異なる環境での調理に挑む

私はパティシエとしてお食事のデザートや、ティータイムのお菓子の調理を担当しますが、キッチンの状況はホテルの厨房とは異なります。まず大きな違いは直火が使えないことです。コンロの熱源はすべてIHヒーター。コンベクションオーブンや食材を湯煎にかけるための機材は入れてもらったのですが、デザートの調理で通常よく使うバーナーも車内では使用できません。

特別な空間にあわせての工夫を

クレーム・ブリュレの表面をバーナーでカリカリに焦がすことなどもできないので、代わりにキャラメルを薄く焼いたものを上に載せるなど、TRAIN SUITE 四季島の車内という特別な空間にあわせての工夫をしていきたいと考えています。

旅のストーリーと共に思い出にしていただけるような一皿を

東日本各地では季節ごとに個性豊かなフルーツが収穫されます。そんなフルーツを用いて四季や風土といった「TRAIN SUITE 四季島」の旅のストーリーを感じていただきたい。
TRAIN SUITE 四季島ならではの一皿を、そして旅の記憶と共に思い出にしていただけるデザートをお出ししていけたら本望です。
TRAIN SUITE 四季島
キッチンクルー シェフパティシエ
井山 架展
※車内の写真は、すべてカシオペア内の写真です。
[ 写真=名取 和久、文=鈴木 伸子 ]