2025/1/27
Vol.47
クラフトジン9148~北海道らしさをジンに込めて~
「9148」というネーミングはジョージ・オーウェルの小説「1984」が由来になっています。この小説はディストピア小説(ユートピアの逆の暗い社会)として、主人公が「不味いジン」を飲む姿が「不自由な社会のアイコン」として描かれており、その「19」と「84」を逆にし「9148」することにで、多くの人が自由で幸せに酒を酌み交わせる未来に思いを馳せながら楽しんでほしい、という想いが込められています。
- 「クラフトジン9148」は、2018年に北海道初のジンの蒸溜所として創業した「紅櫻(べにざくら)蒸留所」(北海道自由ウヰスキー株式会社)にて製造されています。特に注目するのは、ジンの特徴を生み出すボタニカルに日高昆布や干し椎茸、切り干し大根を使用している点、さらには蒸留所のある敷地内で採取できる植物などを使用している点です。他の蒸留所ではそれぞれの特徴を出すために柚子等を使用するものが多い中、地元の名産品である昆布をはじめとした材料を使用することで、大変珍しい、北海道のうまみを感じるクラフトジンに仕上がっています。
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「TRAIN SUITE 四季島」の車内では「クラフトジン9148」を使用したお飲み物として、オリジナルカクテル「粋」を提供しています。運行開始当初からお客さまへ提供しているカクテルですが、23年の春よりこのジンを使うことで、新たな味わいにリニューアルいたしました。 -
また、今回ご紹介した「クラフトジン9148」の他にも、トレインクルーが各地へ足を運んで厳選した、地域の魅力が詰まったお飲み物を数多くご用意しております。クルーからそれぞれのストーリーを聞きながら、旅の中で、是非お気に入りの一杯を見つけてみてください。