2024/2/26

Vol.41
「東日本の旬」コースが送る特別な“深遊 探訪”
~早春の茨城県、岩手県、宮城県を巡る2泊3日の旅~

「TRAIN SUITE 四季島」の各コースにはそれぞれテーマを設定しておりますが、この春に運行予定の「東日本の旬」コースをご紹介致します。今回のテーマは「早春の梅林を歩き、奥州の伝統の鉄器を知る。悠久の時を越えて、先人の足跡をたどる旅」です。東日本大震災の影響により一部区間で運転を見合わせていた常磐線を「TRAIN SUITE 四季島」としては初めて全区間に渡って走行し、早春を感じる茨城と岩手・宮城をご案内いたします。この旅の中で訪れる地、目にするもの、触れるものから、作り手の想いや誇り、歴史を感じていただき、冬から早春への季節の移ろいを五感でお愉しみください。
今回の「東日本の旬」コースについて、見どころを2つご紹介いたします。まずは、1日目に訪れる日本三名園のひとつである「偕楽園」です。江戸時代に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭により造園され、約3000本の梅の花が咲き誇ります。このベストシーズンに、茨城大学名誉教授・放送大学茨城学習センター所長、小野寺淳氏の解説のもと、偕楽園と水戸藩の歴史を紐解きながらご案内します。ひと足早い春の訪れを水戸の地で感じていただければ幸いです。次に、2日目に訪れる岩手県の代表的な伝統工芸品南部鉄器発祥の地である奥州市の老舗「及源鋳造」です。職人たちは、砂を握った感触、溶けた鉄の色を確かめながら手作業を大切にひとつずつ最高の作品に仕上げていきます。どうぞ匠の技を間近でご覧ください。

  • 食事においても「旬」ならではのものをご用意し、旅のストーリーを彩ります。総料理長池内英治をはじめ、各料理人が東日本の食材を活かした料理でおもてなしいたします。フレンチ・日本料理・イタリアン・中華料理と様々なジャンルの「食」からも、この旅だけの“深遊 探訪”をご堪能ください。
  • 通常運行しているコースとは別に、不定期で特別に運行する「東日本の旬」コース。今回、約2年半ぶりの設定となります。ご乗車いただく皆さまと訪れる地域との懸け橋となるべく、新たな“深遊 探訪”を造り上げる段階からお手伝いができる事をとても嬉しく感じております。
トランスイート四季島本部 商品管理グループ 松本 弘