2023/8/28

Vol.35
「TRAIN SUITE 四季島」に搭載する「ディーゼルエンジン」についてのご紹介
~『静から動へ』全身で楽しむふたつの動力~

今回は「TRAIN SUITE 四季島」の1・10号車に搭載をしている「ディーゼルエンジン」についてご紹介いたします。お部屋から展望室へと向かう途中には一面朱色の通路があり、その途中にガラス扉の奥からひと際大きな存在感を放つ「ディーゼルエンジン」があります。500tを超える車両を動かすため、この大きな「ディーゼルエンジン」がそれぞれに搭載されています。展望室で流れる車窓からの景色をお楽しみいただくとともに、迫力あるエンジンの音をお楽しみいただくことも「TRAIN SUITE 四季島」ならではの魅力です。稼働しているエンジンを耳や目で是非お楽しみください。
現在、JR東日本管内では「3泊4日コース/春~秋」の陸羽東線、「2泊3日コース/冬」では釜石線内、その他JR北海道管内でも一部エンジンモードで走行いたします。ご乗車されているお客さまの中にはエンジンモードでの運転を楽しみにされていて、運転士による切り替え作業を見るために、朝早くから展望室にお越しになる方もいらっしゃいます。稼働するエンジンからの熱を感じることができ、エンジンモードならではの唸るようなサウンドと共に展望室からの景色をお楽しみいただけます。

  • 車両の外側では、エンジンモードに切り替える際に電気を集電しているパンタグラフを格納するという作業をエンジンの始動と同じタイミングで行っています。普段は上昇しているパンタグラフが格納されている姿もエンジンモードでしか見ることができない姿です。
  • 「TRAIN SUITE 四季島」は電化区間、非電化区間問わず自力走行が可能で非電化区間で実力を発揮するのが、「MTU型直噴式V形12気筒ディーゼルエンジン」です。ガラス扉の奥で存在感あふれる「ディーゼルエンジン」を是非一目ご覧ください。
TRAIN SUITE 四季島車掌区(5期生) 髙村 和暢/松井 高広(写真左より)