サステナブル調達JR東日本グループ
調達方針
- 1.法令遵守と社会的責任の遂行
- 社会インフラを担う企業グループとして、かつ地域の一員として、国内外の法令遵守はもとより、それぞれの地域の文化の尊重、地球環境・人権に配慮した調達を行い、いかなる状況においてもお取引先さまと協働して当社の使命を果たすことに努めます。また、サプライチェーン全体で持続可能な社会の実現に貢献できるよう取り組みます。
- 2.安全性向上の追求
- 安全を経営のトッププライオリティと位置付け、安全性向上の取組みを継続して進めています。調達活動においても、安全の確保とさらなる向上に資する製品を求めていきます。
- 3.技術力の向上
- 鉄道事業をはじめ各事業の更なる進化に向けて、様々な分野における技術革新をめざします。そのために、当社グループのニーズに応えることができるメーカーや大学・研究機関等との共同研究・共同開発などを通じて、外部の開発力や技術力を積極的に取り入れ、優れた製品の調達に努めます。
- 4.国の内外を問わない幅広い調達
- 高品質で安価な製品を求めるとともに、通常の保守に加え、初期故障や不具合時における迅速かつ十分なアフターケアを重視した調達を行います。そのために、それらを提供できる優れたお取引先さまを求め、国の内外を問わない幅広い調達を行います。
- 5.公平・公正な取引機会の提供
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事前の資格審査や選考手続を含む調達手続きにおいては、その方法や、お取引先さまに求める要件、審査・選考基準、技術的要件の開示、試験等の実施に関して、国の内外を問わず無差別で、公平・公正な取扱いを行います。
調達先の選考及び調達にあたっては、品質、安全に関する信頼性、技術的能力、価格、納期、事故対応・アフターケアの体制など、当社グループの利益及び企業価値に資する観点からの経済合理性に基づく客観的な基準により、公平・公正に取り扱い、取引関係者に対する過剰な接待・贈答、便益の授受や供与を行いません。
- 6.相互の発展につながる取引関係の確立
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お取引先さまとのコミュニケーションの充実を図り、信頼関係を構築します。
また、お取引先さまと、継続的に協働して製品の改善と技術力の向上に取り組むことで、相互の成長・発展につながる取引関係を確立します。さらに、必要とする製品を、安定的にかつ適切な時期に調達できることを重視します。
- 7.情報等の適正な管理
- 当社グループ及びお取引先さまの知的財産や個人情報、鉄道の運転保安に係る重要な情報、その他秘匿すべき情報に関しては、適正に管理を行います。
- 8.気候変動や生物多様性への配慮
- 気候変動や生物多様性への影響に配慮し、グリーン調達の推進など地球環境への負荷が少ない調達活動に取り組みます。
- 9.人権尊重、労働環境への配慮
- 人権や個人の多様性を尊重し、お取引先さまと協働して差別や強制労働・児童労働などの人権侵害への加担を回避し、労働環境に配慮した調達活動に取り組みます。
- 10.反社会的勢力との絶縁
- 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との関係を遮断し、高い倫理観をもって調達活動を行います。
上記の調達方針に加えて、JR東日本はウェブサイト上での調達に関する情報の提供及びその更新を行ってまいります。
- ウェブサイト上での調達に関する情報の提供及びその更新
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国内外を問わず、高品質で安価、かつ十分なアフターケアが行われる製品を適切な時期に調達するため、また、鉄道事業をはじめ各事業の更なる進化に資するすぐれた技術・製品を広く国内外に求めるため、お取引先さまや新規取引を希望される企業さまに対して、調達に関する情報(調達方法、審査や選考の基準、並びに調達の実績及び見込みなど)を提供することの重要性を認識しています。「JR東日本グループ調達方針」、「お取引先の皆さまへのお願い」、「サステナブル調達アンケート」、「標準的な契約手続きの流れ」、「調達実績と主な調達品目」、「海外のお取引先さまからの主な調達品目」及び「調達見込み」に関する情報を、日本語及び英語で継続的にウェブサイトに提示するとともに、これらを定期的に精査し、更新します。
(2022年4月)