TOKYOのイマを探して、東へ、西へ、南へ、北へ。 ド コ ヘ
vol.07
高輪ゲートウェイ・品川・大森・蒲田エリア
桜香る季節に*東京ウキウキ散歩
2020年春にオープンの「高輪ゲートウェイ駅」からお散歩をスタート。
新しい駅から高輪方面に向かう途中には歴史ある教会や名店があちこちに。
お隣の品川駅周辺にも花見の名所や美術館、旧東海道など見所がいっぱい。
さらに大森駅や蒲田駅界隈に足を延ばすと、昭和レトロな景色にほっこり。
桜香る季節に、心弾む東京ウキウキ散歩に出かけよう♪
CONTENTS
品川駅と田町駅の間にオープンの「高輪ゲートウェイ駅」に降り立つと、ダイナミックな吹き抜けの構内に、ふんだんに使われた木のあたたかみを感じる。駅周辺には将来、新しい街が開業するそう。劇的な変化を遂げる東京を象徴するような駅から高輪方面に向かう坂道を上っていくと、「高輪」の地名の由来となった高台のまっすぐな縄手道に出る。界隈には皇族や華族の御屋敷が多く、明治~昭和初期の名建築をはじめ、豆大福で有名な老舗や、人気フランス料理店などが点在しているので、散歩の足も自然と弾む。
品川駅周囲の丘陵には、江戸時代に「品川御殿」と呼ばれる将軍の屋敷があったそう。その面影を今に伝える「御殿山庭園」は花見の名所なので、春は一段と華やかな雰囲気に。すぐそばにある「原美術館」は、優美な邸宅とユニークなアートの融合につい時間を忘れて見入ってしまう。閑静な御殿山通りから旧東海道方面に抜けると、「北品川商店街」に出る。かつてここには東海道五十三次の起点となる宿場町「品川宿」があり、江戸時代から旅人たちでにぎわっていた。さらに天王洲運河にも足を延ばし、きらきらと春光がきらめくハーバーを眺めながらほっとひと息。品川は想像以上に奥が深くて、散歩旅の愉しみが尽きない。