
新幹線車両(E5系、E6系)の時速320km運転に採用された技術開発例
当社では、お客さまサービスの向上を目的として新幹線の高速化に取組んでおり、2005年度から2009年度にかけて高速試験電車(FASTECH360)を使用した高速走行試験を実施し、その開発結果をE5系やE6系へ反映してきました。
E5系やE6系に採用された主な開発品は以下の通りです。
- ・低騒音パンタグラフ
- ・パンタグラフから発生する騒音が沿線へ伝わるのを防ぐパンタグラフ遮音板
- ・台車部や車体下部から発生する騒音の伝播を防ぐ吸音材付きパネル
- ・車両間から発生する騒音を抑制する全周平滑ホロ
- ・トンネル突入時に発生する圧力波を抑える先頭形状や低騒音型のスノープラウ形状
- ・高速から安定した制動力を発生するブレーキ装置
- ・曲線を高速で通過する際の遠心力を軽減する車体傾斜装置