JR東日本「東京感動線」特別展 「あさって」の駅 ー わたしたちの暮らしと駅のこれから

「あさって」の人びと

少し未来の、都市の暮らし。もしも「あさって」の駅があったら、どんな人が、何を感じて思うのか、想像してみました。

(これらのセリフや思いは、来館者の思いを反映して、展覧会会期中に追加・更新する予定です)

原宿駅が川の流れる庭園になったら

結愛(ゆあ)/18歳/女性/大宮出身/アパレル勤務

< 水のある暮らし >
反射する光、木漏れ日 / 水の流れる音は本能的に好き / 生命の記憶、胎内の記憶、遺伝子の記憶 / 生まれたときのまぶしさ / 水の存在感、生物にとって必要 / せせらぎ、小川 / 居心地のよい空間 / 造園と手入れに手間がかかる / 自然だけではない、人にも手間がかかる / 人工的であっても、庭園の緑は癒やされる / 奥入瀬渓谷の遊歩道、出雲の風景 / 美しいもの、自然、アート / 噴水 / 都会の川、池、噴水 / なんできれいなんだろう?
< 街の玄関口 >
竹下通り / アイドルグッズ、チープシックな流行の源 / 都市に偏りすぎると、人間として苦しい / 深く呼吸できる / 表参道 / 明治神宮 / 都会のオアシスは心の栄養 / 金沢駅 / 城門、関所 / イニシエーション / 玄関
< 地形と歴史 >
東京の水系 / 豊かな都市空間の源泉は時代と共に隠されてきた / 現駅舎(覆輪目地)、宮廷ホーム(レール造) / 古いものを大事に残す / 再開発で再び注目される渋谷川 / 山手線も昔は山手しか走っていなかった / 風の道 / 新橋からのグリーンベルト / 世界一長い緑道(駅) / 心地よさ / 浄化 / 鎮守の森 / 国土改造 / アース・ダイバー:千年・万年単位 / 人の手が入っていない自然はない? / 「原宿」はもともと野原だった

代々木駅がシリコンバレーになったら

優花(ゆうか)/25歳/女性/北京出身・東京育ち/人材バンク勤務

< 場の吸引力:祭り、遊び >
カーニバル、フェスティバル / 躁状態 / 代々木の由来になる木は明治神宮にある / 小さくて美味しいお店が多い / 汚い街はいやだ / 線路脇のビルに感じるアヤシさ / データをもって手ぶら旅行 / ドラゴンボールのポイポイカプセル /電車に乗る時と降りるときで温度や天気が違う / 地上と地下:地下では季節がわからない / 私鉄で帰ると家モード、JRで帰ると仕事モード /共創 / 対話と議論 / 時代の要請 /雰囲気:建築に必ずしも依存しない / 歴史的・地政学的要件:なぜか人が集まる
< 常識のアップデート >
考え方を考える / 継続的な自己言及と自己確認 / 固定概念 / それをそうたらしめているものはなに? / 相互依存と信頼 / 公と私:民間発の面白い試み / 個へのパワーシフト / オフィスビルとグラウンドレベル / 再開発の免罪符ではいけない / 企業の中の個人と、社外(地域やビジネスパートナー)との関係性 / 小さいことが強み(先鋭的・機動的) / 3Dプリンタで自作・カスタマイズ: 食事もファッションも / 大企業の課題 / 大企業病:挑戦をベンチャーに丸投げ / 脱自前主義 / カスタマイズとコモディティ化 / 日本でなぜアップルが生まれないか / "インキュベーション"という画一性 / 中国の情報産業:AI、IoT、ロボット / シリコンバレーと深セン / 化学反応:異なるものとの出会い(エンカウンター) / 別の言葉で語ってみる
< 行動の作法(スタンス/考え方) >
シリコンバレー:遠い世界、灰色で無機質のイメージ、東海岸の優等生気質、躍動感、やんちゃ / やってみる、スピード! / バイアスを壊せば、イノベーションは生まれる / 自分の行動もかわる / 予感と期待 / 公的機能の民営化=資本化 / 利便、効率、スムース / 居心地 / 快適には、どちらも大切 / 世界のパワーバランス / 分散と統合 / デザイン思考、アート思考 / 左脳と右脳、思考と感性 / 自分の思い通りにならないと不安、不満 / ハラスメント:しなきゃいいだけでは? / 改革を唱える

新大久保駅が街の台所になったら

拓也(たくや)/36歳/男性/大阪出身/大手銀行勤務

< グローバルとローカル >
日本人と外国人、日本と外国、移民・難民・外国人労働者 / エスニック / ハラル / 雑居ビル上にあるモスク / 夜が怪しい街、アジアンな香り / なぜ新大久保には、この雰囲気が許されるのか? / 住んでいる外国人も多い / 生活 / 文化が街の店構えにでている / 外国人街 / 多様性と受容性 / 多様性だけではだめ、受容性とセット / Diversity & Inclusion: Inclusive教育、Inclusive環境、Inclusive社会→食を通じて体験できる / 長居はしない
< 人びとが食でつながる >
ソーシャルダイニング、シェアダイニング / 食を囲むと話がはずむ、言葉を超えて交流できる / 異文化を知る、発見できる / 発酵文化:奥深い、世界にいろいろある / フードロスの種類:産業構造の中でロスになるもの(売れ残りをあえてつくる、賞味期限)、食べ残し / ケーキバイキングで忘年会はありえない、ケーキでガスは抜けない
< 人と人とが交差する場 >
食べ物屋が集まる / 楽器屋も多い / 街の台所:お母さん、「主」の存在感、屋台、照明、栄養バランス、手作り、温かみ、野菜、火、料理している音、匂い / 整備されるに従ってなくなっていく存在 / 地域コミュニティの大切さ:個人あっての地域・社会・団体・組織←→地域・社会あっての個人 / たまり場をつくる / 交流の「種」が必要、マグネット:子ども、趣味、共通の敵 / 支え合い、助け合い、活かし合い、生かし合い、歓び合い / 寝食を共にする絆 /1人が、地域人であり、家庭人であり、企業人である / 異なる他者との共存を迫られない大企業サラリーマン / 個店の面白さ(チェーン店ばかりではつまらない) / 飲みニケーションと飲まない人びと / 横丁が楽しい / 飲み屋で異業種交流 / 飲みニケーションはパワハラと思われそうで積極的に誘えない / 狭い空間で飲むと心理的距離も早く縮まる / ネット商店街 / レストランに行けない(貧困) / 屋上でBBQ / グランピングの流行:贅沢で豪華なキャンプ

高田馬場駅が災害避難センターになったら

直美(なおみ)/58歳/女性/福島出身/主婦

< 災害の準備と対応 >
災害大国 / 「想定外」 / 大空間の駅:海外にはいっぱいある/ 危ない吊りサイン→柔らかくすれば? / 尖がっているやつ / みんなの家(東日本大震災) / アーキエイド / 地域の拠点 / 時間のかかる復興・時間のかからない復興 / 必要なものが揃う / 目印となる(基準) / 線路沿いに帰宅ルート・道しるべ / 災害避難センター / 備え / 人々の協力、助け合い 共同作業「場」があるといいかも / 医療、情報、安全、プライバシー 掲示板、サイネージ?情報プラットフォーム / 駅には情報が集まるから、情報を発信する場所へ(混雑や運転状況) / 暮らす場所ではない、仮の場 / 災害避難マップ / ダンボールベッド / 黄色い線 / 東京防災
< 避難所スタッフ >
人間の仕事(AIの仕事) / 専門化と重層化 / 駅員が優しい / 違和感あるけど改札窓口で「いらっしゃいませ」 / たまに車内放送で気の利いたアナウンス / 「気をつけて、いってらっしゃいませ」 / 最近車掌さんが子どもに手を振ってくれる。子どもの機嫌が圧倒的によくなって本当に助かる(たぶん業務外) / 流れ作業の場所(人の通過点) / 頼りになる(場所である+人がいる)
< 非常時の平常心 >
安心感、自助・互助・共助・公助 / 水と安全はタダ / GDIs / ボリュームゾーン? / 首都圏直下型地震:いつくるんだろう? / 避難所 / 帰宅困難者 / プライバシー / 簡易間仕切り@避難所 / 災害があると、人の良いところと悪いところが見える / 泥棒 / 支援物資の古着がひどい / 義援金募集→第三者がやるべきこと / 普通であることの素晴らしさ / 日常の大切さ、貴重さ / 人の不安が集まる場所→嫌いだが救ってほしい人が集まる場所 / 安全な場所ではなくなった(サリン事件)、安全対策ばかりすすむ場所 / 大統領が来ると駅のロッカー全部使用不可に / 変な安全対策 / モラルの低い場所:自分勝手 / 被災後の創造的復興

目白駅が”暮らし場” になったら

大輔(だいすけ)/46歳/男性/静岡出身/IoT企業勤務

< 働くということ >
道具 / スマホ / iPhone誕生からたったの10年 / 職種の変化、働き方の変化 / テクノロジーによる能力の拡張 / 複業OK→自己実現 / 暮らしのアクセント:コーヒーの匂い、ステンドグラスの光 / 駅は生活の一部 / 家族のイメージがわかない / 「過ごす」空間:過ごす=生きる=lifestyle / 場所ではなく街、広がり / リノベーション / 里山 / 大事なのは、年商だけじゃない / 温故知新 / サステナブルな企業のつくり方 / 空間イノベーション(空間全体で、スポーツ観戦、アート体験) / VR体験とリアル体験 / 1日の作業を考える瞬間がある(思いつく、思い出すことがある=自宅最寄り駅は頭が整理しやすい?) / 政治色が強い(政治家、街頭演説)人が多くいるから / 価値観の衝突と分断
< 作業のしかた >
日中が仕事の時間とイコールではない / 会社にわざわざ行かなければならないのはめんどくさい(必要最低限にしたい) / 自分の時間に仕事の連絡がくるのは、少しならいい。エスカレートすると嫌だ / ワークライフのシームレス化 / 公私混同? / 仕事のストレス高い / セルフマネジメント / 個人の自立と社会のモラル / 作業に便利:駅は空港を目指す? / グローバルとローカルの直結 / パッチワーク / リモートワーク / リモートライフ / 女性の社会進出と同じく男性の家庭・地域進出(イクメン) / 社会人って、会社人ではない / 1人複役を目指す / アンコンシャスバイアス:存在を自覚する←多様な人と関わる・多様な経験をする / 多様性を重視するという排他性(寛容、受容とセット?) / 役割論にしばられがち / 育った環境、教育によって形成される / ワーク inライフ / ワーク・ライフ・インテグレーション。ライフの中に:ライフはワーク、ホーム、コミュニティ、自分時間、他丸ごと全部 / いつでもどこでも働きたい / 空白の時間は欲しい / 時間を有効に使いたい / 自由になりたい?
< 暮らしのカスタマイズ >
自分でつくる / ファブラボ / IoTとマインド / 「自分の」:言葉、考え、つながり、道具、情報 / オープン・エネルギー / オフグリッド / スマートボックス / 満月・新月はパワーを感じる / 未来を変える買い物を / リビングエニウェア / 定住からの解放 / モジュール型狭小住宅 / 自由 / 狩猟民族 / そこにいて仕事をしていても仕事以外のことを考えているならあなたはどこにいるのか? / ベーシックインカム / 働かない選択 / テクノロージーの発展でマッチングが容易に / すべてがパーソナライズ:宿、結婚、食、情報、学び、広告、音楽や本も(CD買わなくなった)

大塚駅が発電所になったら

翔太(しょうた)/28歳/男性/東京出身/大学講師

< 発電・蓄電・充電 >
様々な発電・充電のバリエーション /「環境問題」と自分の行動との距離 / 1つ1つの小さな行動がなかなかできない(箸を持ち歩くなど)→不便だから / 不都合な真実 / 温暖化現象ってどうなった? / 日本の夏の熱帯化 / バイオマス発電や水素 / 水素ステーションは水素カーが増えないと… / エコに「決定的な取組み」ってあるか? / ソーラーパネルビル(太陽の温かさ) / オフグリッド住居 / 山手線が蓄電池になればいい(すでに車が蓄電池になっている) / 蓄電池の地下化 / さまざまな電気を集める / 地域の拠点に蓄電池、緊急時に地域でシェア / 自動車業界の2大テーマ:自動運転と電池の開発 / 自分でまわして発電(アウトドア用の懐中電灯) / どこでも発電 / 自分の生き方から住居を設計するのではなくて、自然のリズム(エネルギー)から自分の暮らしをカスタマイズする / 人間を主語にしない / 電気以外のエネルギー媒介手段ってあるのか(新通貨的な) / エネルギーはつくれない、変換されるだけ(人間が使いやすいように) / (食に続いて)エネルギーの自給と地産地消 / ロスレス:どこまで可能か / 永久機関(古代からの夢)
< パーソナル・モビリティ >
さまざまなパーソナル・モビリティのバリエーション / 自転車通勤、通学 / 乗り物の小型化 / 自動運転 / ドローン / シームレス / 家から乗ってきて、そのまま線路を走れる(線路の道路化?) / 山手線のベルトコンベア化、あるいは電車を長くする / 地域交通の路面電車との相互乗り入れシステムが海外にある / パーソナル・モビリティは携帯可能になるか / 駅はパワー・ステーション(発電所、充電所)になるか / スマホの電池切れると急に不安な気持ちになる / 電車に乗らない駅(充電しにいく)
< 可視化によって意識を共有する >
オープン・データ / 透明化(建物、システム) / データ・ヴィジュアリゼーション / 社会を意識 / 参画を意識 / 公のマインド:利己と利他、非営利…環境問題、エコロジー(生態系) / 意識化する / 広場と駅との繋がりを駅が邪魔してはいけない / 駅から街が見わたせることの大切さ (ホームから見えるとなお良し) / 都市建築の高層化 / 地域の俯瞰:ドローン映像のリアルタイム中継を床面いっぱいに / 景観を大事にしてこなかった / ヘンな建物があってもいい / インスタ映え / 整理された都市計画:放射状に広がった街など / 発電所、エネルギー:なんとなく無限、あって当たり前、ありがたみを忘れがち / 見えない / 見える化 / エコ意識と、節約(お金)の両立 / “economical”って言葉あった / テクノロジーは表に出ない / エネルギーはなんかネットワークしている心理ある / 電線のない風景見たい!

巣鴨駅が高齢者コミュニティセンターになったら

和子(かずこ)/85歳/女性/東京出身/主婦

< コミュニティセンターに集う >
シェアハウス / 商店街 / コミュニティ・ナース / 「高齢者」コミュニティセンターと言った時点で、関係性が決められてしまう / 世代間の分断 / ミシンのあるコインランドリー / 祖父母・父母との距離感 / 姥捨て山 / 核家族 / 最近、身近な人が急に骨を折っている / 普段の生活が送れない / 健康の大切さ、人間の体のもろさ、老化による衰えを感じる / 長く生きられるように、骨や筋肉、臓器は進化する? / サイボーグ:人造人間化は進んでいる(コンタクトレンズや入れ歯もそう) / 温泉:おばあちゃんからこどもまで、裸でひしめき合っている景色はちょっと面白い / 寝たきりにしないための運動 / 整体 / 骨を折る、大きな病気や怪我が怖い / 施設に入れる、入ることの抵抗:社会の意識 / シェアリング・エコノミー / ピンピンコロリ
< 共同と協働(サービスする/される) >
ボランティア意識=上から目線? / 介護ロボット / 人間の仕事とAIの仕事 / 専門化 / 重層化 / 外国人労働者 / タイムバンク:自分の時間を売る / 保育園保護者会 / パパ活(マイナスのタイムバンク) / ワークシェア / シェアダイニング / ソーシャルダイニング / まちやど:まちの中でやどの要素をみたす / まちいえ:まちの中で家の要素をみたす(寝室、リビング、ダイニング、お風呂) / 血縁関係 / 離婚率の高さ / 疑似家族 / 拡張家族 / 大家族ごっこ / 家族 / 密室 / 「万引き家族」 / 家族幻想 /老々介護 /介護士の労働問題
< 世代間(異文化)コミュニケーション >
タテヨコナナメ:考え方、関係 / 実現の場と機会 / 実験の場と機会 / 実現の道具 / 知恵の伝達・継承 /溜まり場:女子中生・女子高生、観光客、悪いやつら / ジェロントロジー(老齢学) / 18歳人口の減少率 / 生産年齢人口の定義 / 高齢者の定義 / いつまでも人の役に立ちたい、社会の一員でありたいという思い / 第2の人生・第3の人生 / おばあちゃんのアプリ開発 / 退職後の人生設計 / 地域は2次元、人口は3次元 / スマホで異文化・世代間コミュニケーション / 自動翻訳でグローバルに

駒込駅が田んぼと畑になったら

愛(あい)/40歳/女性/愛知出身/弁護士事務所秘書

< 都市の中の自然 >
ジャングル / 庭 / 原風景 / 田舎 / クラインガルテン / 大名屋敷 / 田んぼと畑:原風景、農業=労働、作物 / 家庭菜園好き多い /身近な畑、家庭菜園→これを求めて郊外へ / 都市と地方:地方あっての都市 / 植物園の中でヨガ / 植物:嫌らしさがない(感覚的) / 都市農園 / 都市農業 / ジェントリフィケーション(均質化) / 郊外の都市化 / 地方の土地余り / 増加する都市人口と止まらない地方の過疎化 / 昼と夜の人口差 / 生物多様性 / 人工光型植物工場 / ロボット農業 / 必要と思いつつ幸せ感はあるのか? /駅に植物園→本物の自然を求める人びとと、身近な自然でOKの人びと / 自然だけでは暮らしていけない
< 農と暮らし(地方と都市) >
「野菜は売ってるもの」 / 農のリアリティ(必要?) / 田舎体験 / 田舎に移住する(都市に通う) / 食の物流、地産地消 /鮮度、コスト、経済に良い影響 / 生きるのに必要な面積は小さい。バラバラにやると効率悪いから、大規模農業になった→やり過ぎ / TPP / フードロス / 働き方 / 品種改良文化 / 東南アジアの駅はほとんど緑に飲み込まれているといってもいい / 熱帯・亜熱帯… / 虫が増える / 虫=大事だけど、関わりたくない / 空間が狭くなればなるほど気持ち悪い / 空間ボリュームと虫ボリュームのバランス / 緑視率(緑化しても見えなければ都市へのポジティブインパクトが少ない) / 緑化条例。インセンティブ / 東京バイアス:東京も自然豊か。すごい自然あるが島状になっている / 森と海 / 生産者の思いを知ると楽しい / 地域の味、応援したい / 都心ではちみつ生産 / 農業と天文学の関係
< フィンテック >
きっぷがなくなる / キャッシュレス→日本にどこまで根付くか。現金大好き主義 / ビットコイン / ブロックチェーン / ビッグデータ / 暮らしと直結 / 貨幣の消滅 / 信用価値、共感価値 / 社会資本 / 経済的以外の格差 / 新通貨システム:新しい価値交換システム / 心の交感

田端駅が図書館になったら

清(きよし)/95歳/男性/東京出身/元技術者

< 生涯教育と独学 >
「心の栄養」 / 自由な学び、学びが遊び / 空間に居る人々の一体感 / たまにキュウクツに感じる / マナー守れる人しかいない / かびくさい / 閉鎖された空間での親近感 / 図書館:圧倒的な知の蓄積 / ミニライブラリー、マイクロライブラリー(マンション、ホテル、電話ボックス跡など)/ 図書館に行くと勉強がはかどる / 全然はかどったことがない / 本棚はインテリア / 残す←→共有 / 24時間図書館 / 社会人教師 / 知識教育から探究(マインド)・共創教育へ / 探究心に最適な環境を整える / アクティブラーニング / ディープラーニング(人間はどうする) / GAFA創設者(すべて20代) / 学びに年齢は関係ない / 日本人のグローバル化 / リベラルアーツ / 学校に行きたくない子のオルタナティブ / シュタイナーとモンティッソーリ / フリースクール / 居場所をつくる
< メディア・テクノロジー >
本というメディア / 図書館というメディア / メディアはマッサージである / グーテンベルクの銀河系/未来の本・テレビ / つなげる世界(これまでつながっていないもの)、つながる世界(切り方、止め方:スマホ、ネット) / キュレーション / 読解力(AI人材) / 素敵な図書館ってヨーロッパの主要都市には必ずある(知の体系=ヨーロッパのルーツ・プライド) / 使いながらコンバージョンする / ワールド・ワイド・ウェブ / ウィキペディア:世界大百科辞典→世界を記述する→記述したものが世界となる / 図書館の中に駅がある
< 時代(社会)の変化と向き合う >
フェイク・ニュース、オルタナティブ・ファクト、ポスト・トゥルース / 反知性主義 / 健全な社会とは、健全な個人とは / 民主主義の成熟の基盤である健全な個人の育成(ドイツ) / 自分と関係ない?ある? / 情報共有、メディア、対話と議論 / AI、ロボットに対する不安と期待と(結局よくわかってない)/ 人間にしかできないこと(共感?よくわかってない) / ソフトスキル / 想像力と創造力 / 共感力、感情(慈悲) / 人間関係 / 関係性 / 全体性 / 表現 / 現代は、言語依存度が高い:踊る、歌う、泣く、描く、動く、書く、目線、表情、ファッション / いろいろな表現方法←→統一された表現 / 非言語コミュニケーション / 表現方法の多様性の視覚化→人間の多様性と受容性のある社会を無意識に感じるのではないか / 表現の自由

西日暮里駅が神社仏閣になったら

久美子(くみこ)/66歳/女性/青森出身/会社経営

< 伝統とシンボル(神社とお寺) >
都市のシンボル / 東京のシンボル:皇居、東京スカイツリー、新国立競技場 / もうひとつの東京駅建築案 /鳥居 / ヒーリング・スポット / 東京のシンボルは空虚 / 海外は? / たたずまい静か / 参道:仲見世に人が流れる / 駅は神社を目指すのか / 駅デザイン(サービスも含め)が、駅の冷たい性質(人を追い出す)を強化してきたのか / 神社のデザインは、人を呼び寄せる、心の拠り所:駅にもそういう性質ある / シンボルあまり意識しない / シンボルは通常オブジェクト(銅像など) / もうシンボルは必要ない / スマホが神社に、お寺になる / 鉄道が職住を分離した→地域コミュニティが壊れた / 伝統:エンタメ化によるサバイバルが繰り返されてきた(エッセンス、要素化) / 記念碑:石碑、決められたフォーマット / いまシンボルとは / 百年、千年、万年残る(残すかどうか)
< 都市と伝統 >
普段考えないこと / 当たり前のこと / おっくうになっていること / いつの間にか変わっていること / おざなりにしていること / 駅の雰囲気 / 駅のアナウンスがうるさい:本当にうるさい、静かな駅ほどうるさく感じる、気が付かないうちにストレスになる / BGMがすてきな駅 / 視覚でナビゲーションできないか、そのほうがわかりやすくないか / 駅放送:マイクから割れた叫ぶようなアナウンス / 誰もいない場所→地方だといやされる / 都会のオアシスが必要 / ビルの屋上(緑化、空) / 駅員の必要性は? / 電車が見れる場所→子供大好き、マニアも大好き / (心地よさなど)感覚がすでに伝統的 / 伝統的=保守的ではない
< マインドフルネス >
しきたりと慣習 / 手紙→電話→メール / 効率と礼儀 / ”伝統芸能化” / 同じような目的の人が、同じような時間に同じような格好で集まる / ルーティーン / 1日のなかで一番滞在時間が短いが、1年の内で最も出かける場所 / 騒がしい場所:放送、ポスターなど、耳にも目にも情報が多すぎる / 適度な雑踏は心地よい / 無音は恐ろしい / 入口と出口が決まっている / トイレがきたない、トイレがきれい(変わらない駅のトイレ問題) / ウォシュレットのあるトイレ / できるだけショッピングセンターのトイレを使う / 人との距離が近くなるが気持ちはわからない / いつも同じ人に会ってもうれしくない / 作法

日暮里駅がミュージアムになったら

ジュディ/19歳/女性/アメリカ出身/学生

< 地域、文化の紹介(考えて伝える) >
ミュージアム:博物館、美術館 / 駅がミュージアム / 観光客にとっては街そのものがミュージアム / 収集、保管、展示 / ウェルカム・ゲート / メッセージ(伝えたいこと) / 2時間くらいで楽しめる / 大きすぎるミュージアム好き / 異次元、異世界、創り上げられた世界観 / 偽りの空間 / 集積の場 / アミューズメントパーク、エンターティンメントと違う? / アーティストの活動をそのまま展示にする / 気分があがる、わくわく / 高い絵、美しい絵などに出会える / 本物に出会える / 本物とは? / 対価の支払い / たまに高いと思う展示会 / 目的地、観光地 / ごくたまに行ってよかった(人生観が変わる)展覧会に出会うことがある / ショッピングセンターもミュージアム? / 広告も展示物? / 子供と行く場所→時間をつぶせる / オルセー美術館(元々は鉄道駅)すてき!!!
< グローカル(他の世界のリアリティ) >
日常と観光 / 観光客のいる日常 / 商店街のジェントリフィケーション(どんどんつまらなくなる) / 今まで人が少なく、かくれた名店だったところに、口コミで人が集中!なんだかつまらない / 五感があるのに視覚依存度が高い / 視覚をなくすと、聴覚・嗅覚・触覚が研ぎ澄まされるだけでなく、「心の感覚」も研ぎ澄まされる(話し方がやさしくなる) / 味覚は独立していない?味わうときは視覚も一緒→トータリティ / 味ともりつけと環境と雰囲気などなどのトータリティ / マリアージュ / ときどき混雑する / お墓巡りの外国人、日本人、観光客 / 人が集まる場所→混雑が嫌 / 楽しいことの裏には、楽しくないことが潜んでいる(運転見合わせや人とのトラブルなど)
< 交流(国と国、地域と駅、地方と都会) >
旅人と住人(guestとhost) / おもてなしは一方通行か、共同作業か / 言葉があまり通じない異国の、ある意味居心地のよさ / 欧州建物への憧れ:天井壁画、日本の駅のガレリアもこんな風になったら素敵 / KIOSK(売店) / 路線図(複雑) / みどりの窓口 / リアルとバーチャル(リアルの価値) / 偶発性・即興性:予定調和ではないことを楽しむ / 【日暮里】繊維街 地方からはここに買いに来る / 廃れていく産業:手芸をする人が減った / 「繊維」の街は水が綺麗=蕎麦がうまい、パンがうまい / 小さな改札口上にある尖塔がスカイツリーに似ている、ちょっとかわいい / 駅全体を眺められる / 崖沿いにある / 遠くにある跨線橋がすごく綺麗 / 跨線橋を(多分)毎日通っている子供たち

鶯谷駅があの世とこの世の出入口になったら

樹(いつき)/10歳/男性/東京出身/小学生

< バーチャルと/が/もリアル >
リアルとバーチャル、どちらも現実 / リア充 / 社会のかたち、家族・友人のかたち / 死生観 / 諸行無常 / がん患者が安心して過ごせる空間 / ラブホテルの利用価値→良い宿泊所(シェアリングエコノミー) / ヨーロッパの郊外のヒッピー文化と雰囲気が似ている / マイノリティがメジャーになる日 / 相談所、コミュニティ、たまり場:お寺は昔はそうだった? / 宗教の世界はデリケート:他からは理解がむずかしい / 「信じている自分」が救われるという二重構造 / 新しいテクノロジーの登場が、新しいリアリティを生みだしている
< 本能:欲望と理性 >
人間ってなんだ / 人はそもそも不条理 / 不条理を認めないか、認めるか、どうするか / きれいすぎるのは居心地がわるい、あやしい場所は落ち着く / あやしい場所は怖い / 駅の喫煙所がなくなった(列車も駅も) / 煙がない、霞がない、視界がクリア / 門、結界 / 三途の川:なくなった人のことをいつまでも思う。恐山。月山。 / 宗教感 / 一方通行 / 死神?吸い込まれる? / すべては、人間の幸せ(心と身体の健康を含む)のため / 駅には宣伝をしていないのに人が集まる / 心暮かな暮らし /廃墟になったらどうなるか?(遺跡) / 自分だけの空間を求める / 駅は常にどこか壊れている、駅は常にどこか工事している(外科手術?対処療法?) / 駅にゴミ箱は必要! / 駅がゴミ箱でもおもしろい? / 人間は愚かか賢いか、を考える時間を取れる場所 / 「我々が何をしたいのかではなく、我々が何を望みたいのかを問うべきなのかもしれない」
< 価値観と表現の多様性 >
日本社会は閉鎖的? / 閉塞感? / 失われた10年・20年・30年 / 常識の変化、道徳の変化:意識的に、無意識に / タブーの変化 / 社会における性の位置付け / 性を巡るさまざまな問題・課題・テーマ:少子化、高齢化、性犯罪、望まれない妊娠、性ビジネス、草食化、家族の変化、LGBT、などなど / 性教育:性の悦びと悲しみを教えない / 人間社会の持続性への警鐘 / 人間も動物、人間も自然の一部 / 自然=ジネン、自ずと然り / ホントに自然だったら少子化にならない? / マイノリティ / 自己肯定感、自己受容感 / 利己と利他 / 隠れ家 / 教育での表現の軽視(算数と国語偏重) / ビルト・イン・スタビライザー / 循環 / 生き残ること、サバイバル / 貧困、経済格差:日本、世界 / 平等より公平:一律に同じではない、互いを尊重する / ルール、常識、礼儀を重視し、丁寧で、真面目:みんな真面目すぎる? /現代社会の諸問題は、役に立つ・快適便利の追求の結果か / 悩み事を共有する / 素直がいちばん
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