2021/9/30

Vol.12
「TRAIN SUITE 四季島」の車体カラーについてのご紹介
~世界にたった一色の「四季島ゴールド」~

私たち車掌は、今までJR東日本の様々な車両に乗務しましたが、現在乗務している「TRAIN SUITE 四季島」の車両の色「四季島ゴールド」は別格で、いつも魅せられております。世界に一色だけ、唯一無二の四季島ゴールドは、シャンパンゴールドをベースに特別調合し、車体に2層塗りで使用され、気品に満ち溢れ存在感を演出しております。四季島ゴールドは、四季が映し出す色とりどりの情景にマッチするのが魅力の一つです。特にこれからの季節は、色彩鮮やかな紅葉や辺り一面の銀世界の中を、四季島ゴールドを輝かせて走行している姿を想像すると、私たち車掌はワクワクが止まりません。
2020年1月から3月の間、「TRAIN SUITE 四季島」は福島県の郡山総合車両センターにて車両検査を行い、その際に車体も全て塗り直しました。一層輝きを増した四季島ゴールドの車体は、お客さまにも大変喜んでいただいております。
裏話ですが、「TRAIN SUITE 四季島」が深夜時間帯に誰もいない駅に長時間停車した際、乗務中の車掌は車体側面に付着した汚れを可能な限り落としております。誰もいない真っ暗なホームに人影があれば、それは四季島ゴールドをこよなく愛す車掌の姿かもしれません。

  • 四季島ゴールドが輝く車体側面や車内の至る箇所には、「TRAIN SUITE 四季島」のシンボルマークが飾られております。このマークは、「ひと」「もの」「こと」の象徴である三本の線が四季を意味する「4つの節目」を巡り戻ってくるデザインとなり、美しい四季と伝統を感じるクルーズの旅を表現しております。
  • また、車内には「隠れシンボルマーク」があることをご存じでしょうか。夕日が沈んだ頃、5号車ラウンジにてお飲み物を召し上がりながらふと天井を見上げると・・・。
    この話の続きは、「TRAIN SUITE 四季島」でご一緒になった時のお楽しみとして、皆さまにお話しできることを心待ちにしております。
TRAIN SUITE 四季島車掌区(3期生) 佐藤 正司/赤坂 恒平/田中 基博(写真左より)