2021/4/6

Vol.7
シェフこだわりの食材 ~秋田産食材を使った一皿~

「TRAIN SUITE 四季島」でご提供している料理は、東日本のこだわり食材を使っております。今回は、冬の2泊3日コースのメインディッシュとしてご提供し、佐藤総料理長の出身地でもある秋田県の食材を使った「秋田牛フィレ肉のロースト」をご紹介いたします。
秋田牛の特徴は、お米で育てられていることです。それにより、悪玉コレステロールを減少させるオレイン酸が増加し、口どけが良くなめらかになります。フィレ肉はフライパンで表面をカリッと焼き、オーブンでじっくりとロースト。ソースには、秋田県潟上市「小玉醸造」の白味噌を使いました。さらに、付け合わせのお野菜にも3つの秋田県こだわり食材をご用意いたしました。
まずは、「三関せり(みつせきせり)」。寒冷地でゆっくり育つことにより、葉茎より根の方が伸びます。根まで食べられ、香りも良くさっぱりしているので、お肉にとても合います。
次に、「白神まいたけ」。白神山地の広葉樹原木をチップにした菌床で育ち、天然の様な無骨で強い香りが特徴です。
そして最後は、日本一辛いと言われている「松館しぼり大根」。皮ごとすりおろし、薬味として添えております。わさびのような強い辛みの中にも、ほのかな甘みを感じられる最高の薬味であり、お客さまにも大変ご好評いただきました。
  • 秋田牛フィレ肉のローストは、白味噌を使ったポルト酒風味の照り焼きソースと、すりおろした松館しぼり大根、柚子の皮でお召し上がりいただきます。三関せりは、お浸しにして、白神まいたけのフリットを添えるなど、秋田県食材の魅力を詰めた一品として仕上げました。
  • お客さまの思い出に残る素晴らしい旅になりますよう、キッチンクルーが心を込めて車内でのお料理をご提供いたします。食物アレルギーをお持ちのお客さまには、提供する食材を変更するなど柔軟に対応しておりますので、安心して「TRAIN SUITE 四季島」での旅をお楽しみください。
キッチンクルー 小林 慎吾