2021/3/30
Vol.6
旅を彩る「TRAIN SUITE 四季島」の薫(かおり) ~南会津からお届けする季節の物語~
春夏秋冬それぞれの旅立ちの物語を表現し、「北限桜花(ほくげんおうか)」、「宵宮の灯り(よいみやのあかり)」、「錦椛(きんしゅう)」、「冬光香(ふゆありか)」と名付けられた四種の薫が、旅に彩りを添えます。
これらの薫をお届けするのは、福島県の南会津に蒸留所を構える「株式会社一十八日(じゅうはちにち)」。日本の薫を大切に自然に育まれた癒しの薫を作りたいという想いから、クロモジ、ニオイコブシ、ヒノキやスギなど、その地で育った木や植物を使用し「和精油」を作っています。いつもさりげなく私たちに寄り添って、懐かしい気持ちを運んでくれる木の薫。「TRAIN SUITE 四季島」の薫も、これらがベースとなっています。

運行開始前、私たちは試行錯誤を重ね、列車内で薫を演出するための専用薫パッドを開発しました。調香師によって一つ一つ丁寧に精油をしみこませて作られる「TRAIN SUITE 四季島」の薫パッドは、お客さまの出発に合わせ上野へと届けられます。そしてご旅行中、ほのかに漂い続けるように、毎日新しい薫パッドを設えることは、私たちトレインクルーの大切な仕事の一つです。想いを込めて作られた薫を南会津からお客さまのもとへお届けします。

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2020年度より、旅を終えたお客さまには、旅の薫をまとわせたカードに「おかえりなさい」と「ありがとう」の想いを込めて、手書きメッセージをお送りしています。季節のうつろいや、さまざまな出逢いと共に、旅の記憶として紡いでいただけましたら幸いです。 -
また、提携レストランやワイナリー、菓子工房やバス会社など、運行に携わる多くの方々も想いに共感くださり、「TRAIN SUITE 四季島」の薫を店頭などでご紹介してくださっています。薫が人と人とをつなぎ、笑顔を運びます。
株式会社一十八日