JR東日本からのプレスリリースを年度別に掲載しています。(JR東日本広報部)
資料6
 
お客さま救済や情報提供へ向けた取組み

 新潟県中越地震の際には、直前の訓練が効を奏した場面がありました。
 新幹線の異常時訓練についてはこれまでも定例的に実施しているところでありますが、新潟県中越地震を教訓として、大規模地震が発生した場合を想定し、お客さま救済がよりスムーズに出来るよう訓練を実施していきます。

1. 大規模地震を想定したお客さま救済訓練の実施(新幹線)
(1)お客さまの救済をよりスムーズに行うための訓練
  • 東京直下型地震により新幹線運行本部(指令)が機能しない状況を想定し、各支社、現場が自律的に列車内のお客さまを、最寄り駅および高架下・トンネル外の避難路へ誘導する訓練
  • お客さま救済手段(バス等)の早期手配訓練
  • お客さまへの救援物資提供が困難な場合を想定した保守用車等での緊急物資輸送訓練

(2)訓練実績(2005年度)
 5/25 東北新幹線 盛岡〜八戸間
 6/15 長野新幹線 軽井沢〜長野間
 6/30 東北新幹線 新白河〜仙台間
 10/11 上越新幹線 越後湯沢〜新潟間  で実施
※これ以降についても計画的に実施する予定です。
2. お客さまへの情報提供へ向けた機器整備
(1)携帯ラジオの携行(新幹線、在来線)
 新潟県中越地震をはじめ最近発生した大きな災害の際には、「地域の被災状況」についての情報を求めるお客さまの声が多く寄せられました。
そこで地震等の大きな災害が発生した場合に備え、車掌が携帯ラジオを携行し、「地域の被災状況」等を把握したうえで、お客さまに適切な情報を提供するよう心掛けます。

  • 実施時期: 2005年11月以降準備出来次第、実施します。
  • 対象者: 全車掌

(2)携帯用専用電話(JR電話)の増備(新幹線)
 新潟県中越地震の際にも、乗務員と新幹線運行本部(指令)との連絡手段として活用した携帯用専用電話(JR電話)を増備し、乗務員と新幹線運行本部(指令)の連携をより密接に行います。
  • 実施時期:2006年3月頃から順次増備します。

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