オフピーク定期券
とは
きっかけは、コロナ禍による混雑緩和ニーズの高まり
朝のピーク時間帯の混雑緩和は、社会の生産性向上にとって重要な課題です。JR東日本は設備の改良や車両増備、湘南新宿ラインや上野東京ライン等による輸送力の増強を行い、混雑緩和に取り組んできました。新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけとした混雑緩和ニーズの高まりを受け、お客さまのワークスタイルの変化を踏まえたソフト面の対策として「オフピーク定期券」サービスを導入し、さらなる混雑緩和を目指しています。
「オフピーク定期券」は、時代のニーズにマッチした新しい定期券
オフピーク定期券は、平日朝のピーク時間帯以外にいつでも利用できる、通常の定期券より約15%割安の通勤定期券です。
- ※ピーク時間帯にご利用の際は、IC普通運賃が必要です。(チャージ残額から精算します。)
- ※ピーク時間帯は、入場駅によって異なります。
オフピーク定期運賃の適用区間
- ※画像クリックで拡大図を表示します。
ピーク時間帯
ピーク時間帯は、平日朝の通勤時間に設定し、各駅によって異なります。ピーク時間帯は、線区や駅ごと、時間ごとのお客さまのご利用状況を踏まえて設定しております。
- ※他社線でもピーク時間帯を設定する駅がございます。
を確認する
導入のメリット
採用競争力
多くの働き手が柔軟な働き方を重視する昨今、「人材に選ばれる企業」となるためには働きやすく、働きがいのある環境を提供する必要があります。現在の働き手のニーズの多様化を考慮すると、「オフピーク定期券」の導入は多様な通勤スタイルや働き方に対応するアピールとなります。この取り組みは、採用市場での競争力強化だけでなく、優秀な人材の確保と離職防止にも寄与します。
従業員
エンゲージメント向上
「オフピーク定期券」を導入することでピーク時間帯の通勤負担が軽減され、安心で快適な通勤が実現し、従業員のエンゲージメントが向上します。
また、通勤時間の柔軟性を保障する制度が存在しても、実際には活用されていないケースも見られます。「オフピーク定期券」の導入により同調圧力が軽減される効果も期待できます。
経費削減
オフピーク定期券は通常の通勤定期券より約15%割安となるため、通勤手当を抑制し、会社の経費削減に繋がります。例えば、対象エリアの定期券を所持している社員数が200名の企業で、JR区間の6カ月定期運賃が1人平均95,990円「例:立川駅~東京駅」の場合、年間約600万円のコスト削減になります。
オフピーク定期券は
心も体も健康になる
「ウェルビーイング」な
社会づくりに貢献します。
ご利用にあたって
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オフピーク定期券の
ご利用例 -
- ※以降の運賃の記載について、東京の電車特定区間のみをご利用の場合は、鉄道駅バリアフリー料金を含みます。
例1)定期券区間外から入場する場合
ピーク時間帯は、入場時に判定します。
渋谷~新宿のオフピーク定期券で、恵比寿(定期券区間外)から入場する場合
- ※画像タップで拡大図を表示します。
- ※適用区間外の駅から入場する場合は、ピーク時間帯の設定はないため、定期券として終日有効となります。
(他社線でもピーク時間帯を設定する駅がございます。)
例2)定期区間内の駅から入場し、オフピーク定期運賃適用区間外へ乗り越す場合
ピーク時間帯は、入場時に判定します。
新宿〜千葉のオフピーク定期券で、新宿から入場して蘇我(定期券区間外)で出場する場合
- ※画像タップで拡大図を表示します。
例3)連絡定期券で他社線からJR線に乗り継ぎの場合
連絡定期券で他社線からJR線へ乗り継ぐ場合、乗り換え駅のピーク時間帯で判定します。
所沢~高田馬場~渋谷の連絡定期券(西武線区間:通常定期券、JR区間:オフピーク定期券)の場合
- ※画像タップで拡大図を表示します。
連絡定期券で、ピーク時間帯を判定できる他社線からJR線へ乗り継ぐ場合、入場駅のピーク時間帯で判定します。
海老名~羽沢横浜国大~新宿の連絡定期券(相鉄線区間:通常定期券、JR区間:オフピーク定期券)の場合 ※海老名~新宿の相互直通運転列車を利用
- ※画像タップで拡大図を表示します。
例4)その他の特殊な場合:新幹線改札の利用
新幹線改札ではピーク時間帯の判定をしないため、新幹線停車駅が2駅以上含まれるオフピーク定期券の新幹線区間は終日定期券としてご利用いただけます。
新幹線乗換改札から在来線へ乗り換えた場合も、ピーク時間帯の判定を行いません。大宮~千葉のオフピーク定期券の場合
- ※画像タップで拡大図を表示します。
千葉~大宮のオフピーク定期券の場合
- ※画像タップで拡大図を表示します。
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列車に遅延が発生した
場合について -
日常的な遅延について
振替輸送を伴わないような日常的な遅延により、私鉄・地下鉄等から乗り継ぐ駅でピーク時間帯に入場された場合であっても、特別な対応は行いません。
そのため、ピーク時間帯に入場した駅から出場する駅までの普通運賃が別途必要となりますので、あらかじめ時間に余裕をもってご利用ください。
オフピーク定期券をお求めの際には、制限事項を含め、あらかじめ商品内容をご確認のうえ、ご購入ください。振替輸送を実施する場合について
お客さまのオフピーク定期券面区間内(連絡会社線区間含む)において、JR線(または連絡会社線)から連絡会社線(またはJR線)への振替輸送を伴うような輸送障害が発生した場合は、ピーク時間帯の利用であっても通常の定期券と同様に、「振替輸送」の対象といたします。
- ※振替輸送とは、お客さまがお持ちの乗車券区間で、列車の運転に支障が発生した場合に、他路線への指定された経路をう回してご利用いただける仕組みです。
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ピーク時間帯に
利用した場合の
履歴表示・印字について
お問い合わせ
企業様向けオフピーク定期券お問い合わせ窓口
オフピーク定期券の導入を検討される企業様専用の問い合わせ窓口となります。
その他のお問い合わせはご遠慮下さいますようお願い致します。
- ※頂いたお問い合わせには、順次回答させていただきます。
- ※お問い合わせ内容によっては、回答までにお時間を頂戴する場合や回答できない場合がございます。予めご了承ください。
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