リゾートしらかみ(橅/青池/くまげら)
絶景を求めて
五能線の旅へ
- デビュー年
-
青池:1997年4月(2010年12月リニューアル)
橅:2003年4月(2016年7月リニューアル)
くまげら:2006年3月 - 運行区間
- 青森駅〜秋田駅
沿線ガイド Travel Guide
リゾートしらかみが走る沿線各地の
オススメスポットをご紹介します。
斜陽館
五所川原駅隣接の津軽五所川原駅から津軽鉄道に乗り換え、太宰治の生家、斜陽館を訪れよう。
- アクセス
- JR五能線「五所川原駅」から津軽鉄道に乗り換え、「金木駅」から徒歩7分
千畳敷
寛政4年(1792年)の地震によりできた岩浜で、日本海を望む景観のよさから「日本の夕陽百選」に認定されています。その昔、殿様が千畳の畳を敷き、酒宴をしたといわれる岩棚が広大に続いています。
- アクセス
- JR五能線「千畳敷駅」から徒歩約1分
一度見たら忘れられない夕陽の絶景
緩やかなカーブを描く海岸線、見渡す限りの大海原…。車窓から壮大な眺めを満喫できる深浦エリア。リゾートしらかみは一部区間で速度を落として運転します。深浦は「日本の夕陽百選」に選ばれた「夕陽の町」としても有名。事前に日没時刻を調べ、夕陽鑑賞を楽しむ乗車もおすすめです。
不老ふ死温泉
不老ふ死温泉は日本海側の深浦町の艫作崎(へなしざき)海岸、日本海に面した黄金崎の突端に位置しています。この地は昔から温泉が湧き、地元の人は岩場を浴槽のように掘って風呂代りにしていたといわれています。1971年に「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」ということから「不老ふ死」と命名されました。周辺にはヤブツバキの北限の群生地として柳田国男が紹介した「椿山」や聖徳太子の作とされる十一面観音が安置されている「円覚寺」などがあります。
- アクセス
- JR五能線「ウェスパ椿山駅」から送迎バス約5分(要予約)
十二湖トレッキング
大小さまざまな湖沼が点在する十二湖。秋の鶏頭場の池は人気スポット。一部のリゾートしらかみの発着に合わせ、バスを運行しています。
- アクセス
- 五能線「十二湖駅」から車約15分
ホームでシュート
高校バスケットボールの名門校があるバスケの街・能代。ホームに停車したらバスケのゴールでシュート体験を。
秋田市民市場
鮮魚、乾物、野菜、精肉、お酒、おみやげまで何でもそろう秋田市民の台所。
- アクセス
- 秋田駅から徒歩5分
千秋公園
藩政時代、秋田藩(久保田藩)を治めた佐竹氏の居城跡。
- アクセス
- 秋田駅から徒歩約15分
秋田県立博物館(本館)
考古・歴史・民俗・地質・生物を分かりやすく楽しく展示。触れて学べる体験アイテムが豊富に揃い、江戸時代の紀行家・菅江真澄の研究資料も充実している。
- アクセス
- 追分駅から徒歩約20分
ゴジラ岩
波打ち際に荒々しい岩場が広がる潮瀬崎の名所。シルエットがゴジラそっくりと話題の岩で、空が夕陽に染まると姿がよりくっきりと見える。
- アクセス
- 男鹿駅から車で約20分
じゅんさいの館
国内の約9割を生産するじゅんさいの里の特産品販売や食事処が人気。1年中食べられる加工じゅんさいは、おみやげにオススメ。
- アクセス
- 森岳駅から車で約10分
くまげら待合室
東能代駅のホームには「リゾートしらかみくまげら編成」を模した待合室が設置されている。中にはキハ58-23の運転席があり、運転手気分が楽しめる。
リゾートしらかみ「橅編成」秋田杉模型
リゾートしらかみの「橅編成」を秋田杉で再現した模型を能代駅に展示。全長約4メートル、幅約15センチで実物の20分の1サイズ。
八森いさりび温泉「ハタハタ館」
海を一望できる舟型の露天風呂がユニークな温泉宿。豊富なおみやげも揃っている。
※毎月第4火曜日は休業となります。
- アクセス
- あきた白神駅から徒歩約3分
漁火の館
見晴らしの良い小高い丘の上にある宿泊可能の体験施設。ブルーツーリズムを楽しむための拠点として最適。
- アクセス
- 岩館駅から徒歩約5分
青池
真冬でも凍りつくことはなく、日光が差し込まない冬場は水面が藍鉄色に染まり、神秘と静寂さに包まれる。
※冬期間(12月1日~3月31日)「十二湖」内には、アオーネ白神十二湖などの専門ガイドなしで立入ることはできません。また、路線バスは冬期間運行いたしませんのでご注意ください。
円覚寺
日本唯一の「北国船の船絵馬」をはじめ、70点もの船絵馬を所蔵。多くの寺宝や見事な曼荼羅など、隅々まで見ごたえがある。
- アクセス
- 深浦駅から徒歩約20分
千畳敷海岸
津軽の殿様が千枚の畳を敷いて大宴会を開いたとの伝説が残る「千畳敷」。広々とした岩畳が波打ち際まで続く。15分間の停車中に散策してみよう。
つがる地球村
遊び心満載のテーマパークは見どころたくさん!施設内の「藤山邸」では日帰りで温泉に浸かれるほか、レストラン「ライアン」では青森県産の食材を使ったメニューも並ぶ。
- アクセス
- 陸奥森田駅から車で約5分
木造駅
「亀ヶ岡石器時代遺跡」から出土した遮光器土偶(愛称:しゃこちゃん)の巨大モチーフを外壁に飾った独特な駅舎。
立佞武多の館
高さ約23mの立佞武多などを展示。実際に運行している立佞武多は迫力満点。祭りの様子を映したスクリーン上映も見逃せない。
- アクセス
- 五所川原駅から徒歩約5分
鶴の舞橋
地元青森のヒバの木材を使用。木造の三連太鼓橋としては、全長300mと日本で最も長い。その名の通り、鶴が翼を広げたような美観は、鶴田町の自慢だ。
※鶴の舞橋は、12月1日〜3月31日の冬期間も通行できます。駐車場・鶴の舞橋までの遊歩道を除雪しておりますが、天候によっては通行止めになる場合があります。
板柳町ふるさとセンター
りんごの品種見本園ともぎ取り体験・資料館・クラフト体験、コテージ等、学んで遊んで泊まって、1日中楽しめる。
- アクセス
- 板柳駅から車で約5分
白鳥ふれあい広場
12月~3月には毎年たくさんの白鳥が飛来する藤崎町。川のすぐそばまで降りて、白鳥を間近に観察できる。岩木山の雄姿を望む絶好の撮影スポット。
- アクセス
- 藤崎駅から徒歩約5分
道の駅いなかだて「弥生の里」
産地直売センターでは、地元の新鮮な野菜や果物、特産品を販売。大型のコンビネーション遊具やパターゴルフ等があり、子供から大人まで楽しめる。
※遊具施設は第3火曜日(祝祭日の場合は翌日)は休館となります。
- アクセス
- 弘南鉄道弘前駅から電車で約28分、田舎館駅から徒歩約15分
田んぼアート駅下車後徒歩約5分(4月〜11月のみ停車)
弘前公園(国指定史跡)
広々とした公園に冬ならではの雪景色が美しい。雪燈籠まつりの期間はさらに情緒豊か。ねぷた絵の燈籠に灯りがともり、曳屋によって移動した天守が借景の岩木山に映える様子もこの冬の見どころ。
※弘前城天守、弘前城植物園は11月24日から冬期休館
- アクセス
- 弘前駅からバスで約15分
青森県立美術館
板画家の棟方志功、美術家の奈良美智の作品など青森県出身作家の作品を多数収蔵。2021年3月(予定)までシャガールの巨大な舞台背景画「アレコ」全4作品を一度に鑑賞できる。
- アクセス
- 新青森駅から車で約10分または新青森駅東口③番バス停からルートバスねぶたん号で11分(「県立美術館前」下車)
青森駅から車で約20分または青森駅前⑥番バス停から青森市営バスで約20分(「三内丸山遺跡」行き「県立美術館前」下車)
青森市文化観光交流施設
「ねぶたの家 ワ・ラッセ」
青森ねぶた祭に出陣した迫力ある大型ねぶたを展示しているほか、ねぶたの歴史や制作技術などを紹介。お囃子やハネト体験なども楽しめる。
- アクセス
- 青森駅から徒歩すぐ
列車紹介 Introduction
開放感ある車内から、雄大な白神山地や夕陽が沈む日本海など、美しい風景をのぞめます。
内装にはシンボルツリーの橅をはじめ、秋田産の杉、青森ヒバなど沿線の木材をふんだんに使っており、大自然を感じながらの旅を楽しめます。
「橅」編成
世界自然遺産白神山地、夕陽が沈む日本海…
絶景シーン連続の五能線に自然環境に優しいハイブリッドシステムの新型車両「橅(ブナ)」編成がデビュー。
皆さまを大自然に包まれる旅へとご案内します。
デザイン
エクステリア
橅(ブナ)の木立をグラデーションで表現し、ナチュラルなグリーンの濃淡で優しい木漏れ日を感じさせるデザインです。
インテリア
開放感ある車内から、雄大な白神山地や夕陽が沈む日本海など、美しい風景をのぞめます。
内装にはシンボルツリーの橅をはじめ、秋田産の杉、青森ヒバなど沿線の木材をふんだんに使っており、
大自然を感じながらの旅を楽しめます。
ハイブリッドシステム
ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせ、駆動力に電気モーターを使用します。発車時は蓄電池充電電力を使用し、加速時はディーゼルエンジンが作動して発電機を動かし、蓄電池電力と合わせてモーターを回転させます。減速時はモーターを発電機として利用し、ブレーキエネルギーを電気に変換して蓄電池に充電するシステムです。
従来の「橅」編成と比較して、燃料消費率の低減や排気中の窒素酸化物(NOx)などの約60%の低減が見込まれるほか、駅停車時および発車時の騒音も低減できます。
新型リゾートしらかみ「橅」編成概要 (HB-E300系)
編成 | 4両編成 |
---|---|
定員 | 142名(座席106名、半個室4名×9=36名) |
主な設備 |
1号車
座席・展望室・イベントスペース・シンボルツリー 2号車ボックス席 3号車座席・シンボルツリー 4号車座席・展望室・イベントスペース・シンボルツリー 全車両共通車内案内表示器あり・液晶表示器あり・LED照明 |
動力 | ディーゼルハイブリッドシステム |
車内紹介
展望室・イベントスペース
【1・4号車】<橅>
1・4号車に設置の展望室は、ブナコや秋田木工といった秋田・青森県産の工芸品やシンボルツリーにより非日常的な空間を演出するイベントスペースです。
普通車指定席
【1・3・4号車】<橅>
暖色が華やかなシートは東北の夏祭りをイメージしたデザイン。
ボックス席
【2号車】<橅>
明るいイメージのボックス席は従来よりも眺望性を高め、さらに開放感ある空間へ。沿線の美しい景色を眺望できます。 ブナコ製の照明も備え付けており、温かみと安らぎも感じられます。
車両編成
列車の楽しみ方 How to Fun
雄大な白神山地や日本海の絶景を楽しむほかに、
車内では、沿線の郷土芸能を楽しめるイベントを実施しています。
また、事前に沿線のおいしいお店の商品を事前に予約・決済し、乗車当日に駅のホームなどで受け取りいただけるモバイルオーダーサービスもご利用いただけます。
リゾートしらかみご利用のお客さま向けのサービスです。
五能線沿線のお店のおいしいお弁当やスイーツ・ドリンク等のご予約はいかがでしょうか
「リゾートしらかみ」では、地元の方々が列車に乗り込み、地元でしか買えない特産品をお客さまとふれあいながら販売する「ふれあい販売」が大変好評を得ております。このたび4月から、地元の方々にご協力いただき「ふれあい販売」を拡充します!ぜひリゾートしらかみ車内や駅ホームにおいて、五能線ならではの「ふれあい販売」をお楽しみください。
(株)JIN CARE
赤〜いりんごのフリーズドライ
新作の果肉まで赤~いりんご「レッドQ」「栄紅」。酸味が少なく、甘さが引き立つ。市場にはまだ出回っていない希少な品種。「今が食べ とき」は五所川原特産の「とき」。近年ブームの黄色いりんごの中でも、甘みが強い。
◆深浦駅〜五所川原駅間
◆各500円(税込)
立佞武多どら焼き(3個セット)
蜜の入ったふじりんごをたっぷりはさみこんだ「りんごどら焼き2個」と、果肉まで甘いりんご「御所川原」の酸味がありさっぱりとした「赤〜いりんごどら焼き1個」の3個セット。
◆深浦駅〜五所川原駅間
◆1セット500円(税込)
能代観光協会
不夜城ポストカード
8月に運行される大型城郭型灯籠「天空の不夜城」。2基あるうちの1基は24.1メートルの高さを誇ります。豪華絢爛な「天空の不夜城」のポストカードです。
◆能代駅1番線ホーム
◆150円(税込)
不夜城手ぬぐい
8月に運行される大型城郭型灯籠「天空の不夜城」。2基あるうちの1基は24.1メートルの高さを誇ります。鮮やかな手ぬぐいはお土産として人気です。
◆能代駅1番線ホーム
◆各600円(税込)
あきたいぬぬいぐるみ
フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手に贈られたことで有名な秋田犬「マサル」のぬいぐるみです。くせになる触り心地です。
◆能代駅1番線ホーム
◆3,300円(税込)
のしろ木工品市場
木工品各種
かつて木材で栄えた木都能代の木工品は、秋田杉のぬくもりある手触りが魅力。
◆能代駅〜深浦駅間、能代駅1番線ホーム
◆バターナイフ、コースター、箸置き:300円(税込)
◆ヘラ、鍋敷き:400円(税込)
(株)関根屋
特製牛めし
関根屋の創業当時から製造されている歴史のある名物駅弁です。
牛肉と糸こんにゃくを秘伝のスープでじっくりと煮込み、白飯(あきたこまち)の上にのせました。
◆秋田駅2番線ホーム
◆1,100円(税込)
おもてなし
車内イベント
各種車内イベントを開催しております。
津軽伝統 金多豆蔵(きんたまめじょ)人形芝居
「金多豆蔵人形芝居」は津軽鉄道終着駅(津軽中里駅)を拠点に行われている青森県中泊町の無形民俗文化財。「金多」と「豆蔵」のコミカルな漫才をゆっくりとご覧ください。
●1号 五所川原駅〜弘前駅間
●4号:新青森駅〜弘前駅間
【実施日】
・8月24日、25日、31日
・9月8日、14日、15日
・10月6日、12日、20日、26日
・11月9日、16日、23日、30日
・12月8日、14日、15日
・1月12日、18日
津軽弁「語りべ」実演
津軽に古くから伝わる昔話を、地元の言葉でやさしく語ります。雄大な岩木山を望みながら聞く津軽弁は、貴重な旅の思い出になるでしょう。
●3号・4号:陸奥鶴田駅~川部駅間
【実施日】
・8月24日、25日
・9月1日、7日、8日、14日~16日、21日~23日、26日~30日
・10月1日~8日、12日~14日、19日、20日、26日、27日
・11月2日~4日、9日、10日、11日~17日
●2号:陸奥鶴田~川部駅間
【実施日】
・11月18日~30日
・12月1日~10日、14日、15日、21日、22日、28日、29日
・1月1日、4日、5日、11日~13日、16日~28日
・2月1日、2日、8日、9日、15日、16日、22日~24日
・3月1日、2日、8日、9日、15日、16日、20日、22日、23日、29日、30日
※語りべは2名です。
津軽三味線生演奏 / 演奏体験
津軽三味線の生演奏をリゾートしらかみで体験。独特の速いテンポで叩きつけるようにバチを弾き、「津軽じょんから節」など代表的な民謡を演奏します。一部列車では三味線演奏者のレクチャーのもと、実際に津軽三味線の演奏体験をすることができます。
『津軽三味線生演奏』
●1号・2号・3号:鯵ケ沢駅~五所川原駅間
【実施日】
・4月~9月 リゾートしらかみ運転日
・10月~11月17日 リゾートしらかみ運転日
●1号・2号:鯵ケ沢駅~五所川原駅間
【実施日】
・11月18日~30日
・12月1日~10日、14日、15日、21日、22日、28日、29日
・1月1日、4日、5日、11日~13日、16日~28日
・2月1日、2日、8日、9日、15日、16日、22日~24日
・3月1日、2日、8日、9日、15日、16日、20日、22日、23日、29日、30日
※演奏者は2名です。
『津軽三味線演奏体験』
●2号:鯵ケ沢駅~深浦駅間
【実施日】
・8月24日、25日、31日
・9月1日、7日、8日、14日〜16日、21日〜23日、26日〜30日
・10月1日〜8日、12日〜14日、19日、20日、26日、27日
※混雑状況により体験できない場合がございます。
- ※諸事情により実施できない日もございますので、あらかじめご了承ください。
時刻表・運転日 Route & timetables / calendar
ご利用方法 How to Board
きっぷの
発売方法について
乗車券+指定席券
リゾートしらかみ(橅/青池/くまげら)は全車指定席の列車です。乗車券のほかに指定席券が必要です。
(JARAN RAIL PASSやJR EAST PASS等の、JR東日本の鉄道パスのフリーエリア内を利用の場合は、追加の料金をお支払いすることなく、指定席を予約できます。発売箇所にて、指定席の予約(無料)を行ってください。)
指定席券は、ご利用日の1カ月前の午前10時(※)より、JR-EAST Train Reservation、JRの主な駅のみどりの窓口及び指定席券売機で発売いたします。(※指定席券売機は10時10分)
アクセスマップ
秋田から
首都圏から秋田新幹線「こまち」で秋田駅へ。秋田駅から「リゾートしらかみ」に乗り継いで、東能代駅から五能線に入ります。白神山地を車窓から望み、あきた白神駅の付近から左手に日本海を眺めながら青森方面へと向かいます。途中の各駅で、ご当地グルメや温泉入浴などをご堪能ください。
青森から
首都圏から東北新幹線「はやぶさ」で新青森駅へ。新青森駅で「リゾートしらかみ」に乗り継いで、五能線へ向かいます。弘前からは岩木山を左に見ながら、鰺ケ沢駅からは日本海を右に、左手には白神山地を眺めながら快適な列車の旅をお楽しみください。