実証テーマ

実証テーマの考え方

WaaS共創コンソーシアムでは、移動や鉄道に関する内容に留まらず、Well-beingな社会の実現に向けて様々なテーマで実証実験を行っています。実証テーマは「Well-beingな社会の実現」や「社会実装を見据えたビジョンがあるのか」、「実証実験として行うべき新しさがあるのか」などの観点で選定します。

コンセプト

リアルフィールド
WaaS共創コンソーシアムでは、鉄道のフィールドだけではなく地域にも実証実験のフィールドを広げ、そこで暮らす生活者や観光で訪れる来訪者などを対象に実証実験を行っています。リアルフィールドだからこそ得られるる豊富な知見が生まれています。
代表的な実証テーマ
社会実装の志向
WaaS共創コンソーシアムでは、PoCだけで終わらせず、その先の社会実装を目指して活動を進めています。社会実装では、JR東日本だけでなく会員での事業化、自治体施策との連携など様々な形で実証成果の実装に取組んでいます。
代表的な実証テーマ
地域・自治体との連携
WaaS共創コンソーシアムでは、自治体をはじめ地域のさまざまなステークスホルダーと連携しながら実証実験を行っています。地域共創という大きなテーマのもと、特定の地域の課題を深堀りし、地域課題の側から実証実験のテーマ化も推進しています。
代表的な実証テーマ
JR東日本各部署との連携
JR東日本主催のコンソーシアムだからこそできる実証実験として、JR東日本グループのリアルな課題の解決、新しい取組みにチャレンジできます。DX、業務革新、駅や地域の活性化など幅広いテーマで連携しています。
代表的な実証テーマ

テーマ一覧

活動中のテーマ

ライドシェア
目的
人手不足により地域の二次交通の担い手不足が課題となっている。ライドシェアの導入によりこの課題を解消できないかを検証する。
実証内容
スキーシーズンの訪日観光客増加に伴い、長野県野沢温泉村では最寄り新幹線駅からの二次交通が課題となっている。本実証では野沢温泉村~飯山駅を中心とするエリアで公共ライドシェアの実証運行を行いニーズの把握や運用のノウハウを蓄積する。

駅と連携するモビリティハブの整備
目的
駅前などにパーソナルモビリティなどの交通拠点を設け、移動の利便性向上や流動の創出、地域の賑わいの向上を目指す。
実証内容
千葉駅周辺エリアにモビリティハブ「千葉ぷらっと」を試験的に展開する。シェアサイクルや特定小型原動機付自転車、カーシェアなどの「移動サービス」、飲食や物販などの「生活サービス」を提供する。

食も人も循環するWG
目的
農業従事者の減少と都市・地方の交流不足を解決するため、食と人の循環を軸に学生の学びと体験を促進し、持続可能な農業と循環型社会を実現する。
実証内容
食品残渣を再利用し、堆肥を製造して野菜を育て、食品として提供する資源循環型の取り組みを実践します。生産・加工・販売・交流の一連の体験を通じて、人と地域がつながり、持続可能な社会を担う人材を育成する。

都市部公共空間におけるバイオフィリック効果の検証
目的
日々多忙でストレスを抱えがちな都市生活者に、自然の癒しを提供することで、生産性、創造性を向上させ、幸福感の提供を目指す。
実証内容
自然空間を再現する映像・音響システム「NETURE TORN」により、駅の通行者に自然を感じてもらい、ストレス軽減や気分改善などの効果があるのかを検証する。

都市部における災害時を想定した市街地でのドローン物流
目的
都市部において高精度測位対応ドローンを活用した災害想定の物資配送を試行し、災害の際の活用可能性や社会実装に向けた課題を明確化する。
実証内容
避難所(小学校)に水・食料を届ける。また、介護施設に医薬品を届ける実証実験を行い、技術的な成功の可否および支援物資の輸送手段としての適性を検証する。

いつでも訪れたくなる街野沢温泉
目的
誰もが安心して使えるWi-Fi環境を整えることで、日常の利便性を高め、心地よく過ごせる社会を実現する。
実証内容
冬に観光の繁忙期が訪れる長野県野沢温泉村にて、OpenRoaming接続時、イベントや季節のおすすめ情報をプッシュ通知で案内する。閑散期における再訪を促進するため、春夏秋の魅力を観光動線に沿って設計し、積極的に情報提供と誘導を行う。

鉄道コンテンツのデジタルアーカイブ化・五感体験による鉄道に触れる機会の創出
目的
鉄道コンテンツとデジタル技術を活用した新たな顧客体験やサービスの構築を目指す。
実証内容
アーカイブ技術や五感を感じられる技術の組み合わせにより、「過去の自分の経験や、他人の経験の追体験とともに鉄道コンテンツを味わう」という新たな鉄道の楽しみ方を提供する。

ウェルビーイングな地域を目指す「ゼロカーボンに向けたカーシェア実証実験」
目的
地球温暖化防止と地域の二次交通確保を目指し、ハイブリッド車への置換え促進と公用車のカーシェア利用促進を目指す。
実証内容
公用車をカーシェアとして一般に開放することで、それぞれの使い方でCO₂排出量を測定、ハイブリッド車の導入効果を算出し、ハイブリッド車置換えの指標を試作する。また、カーシェアの観光促進等への影響を検証する。

ウェルビーイングな社会の実現に向けたヘルステック実証実験
目的
交代勤務の労働者を対象に、睡眠と生活改善に関するデータを取得し、それぞれの関係性を検証することで、健康的でいきいきと働ける職場環境の構築を目指す。
実証内容
実証実験の前後や、介入の有無ごとに睡眠データの統計解析を行う。また、自律神経の状態改善のための介入効果について比較検証する。さらに、健康管理アプリを使用し行動変容効果を検証する。

遠隔五感体験
目的
これまで数回にわたり実証実験を行ってきた、映像・音・香りにより遠方の観光地を訪れる疑似観光体験を提供するサービスのコンテンツ強化を目指す。
実証内容
福島駅構内に没入体験システムを設置した実証実験を行います。
郡山布引風の高原のひまわり畑、あづま果樹園、霧幻峡の渡し、塩屋岬の四つの名所を、映像・音響・香りを組み合わせて仮想的に体験いただけます。体験を通じて、参加者の地域訪問意欲や購買行動への効果を検証します。

検討中のテーマ

駅舎における清掃DX

目的
駅の清掃関係の業務への人手不足を解消するため、ロボットなどの活用により、清掃の省力化や効率化を目指す。

没入体験・語り部AIを活用した地方のファンコミュニティ創出

目的
没入空間と語り部AIにより、都市住民が地域の価値創出を支援する意欲を喚起する。

遊休不動産×バイローカル(仮)

目的
地域のバイローカルムーブメントを誘引することで、エリアにおける豊かさの再編集を行う。
広義のバイローカル(店舗の生業にとどめない)のイベントを遊休不動産で開催することにより、遊休不動産の活用可能性を見出す。

過去のテーマ

地域共創/ウェルネスモビリティ

目的
地域活性化(地域消費額拡大と関係人口創出)を狙って、モビリティ連携による地域内の周遊性向上を目指す。
実証内容
長野県飯山市にて、自転車をバスに載せられるサイクルバスの実証運行、フィールドワーク&ワークショップの実施により、「移動」と「心身の健康や幸福感(well-being)」を深く紐づける要因を調査する。

地域共創/回復ガストロノミー

目的
ウィンターリゾート地域におけるグリーンシーズン向けの観光コンテンツの開発を目指す。
実証内容
長野県野沢温泉村内でモニターツアーを実施し、長野県立大学の研究活動及び成果を活用した地域活性化事業の創出モデルを検証する。また、観光、温泉、食事、睡眠などを通して得られる豊かさ(well-being)が心身に与える回復効果を検証する。

地域共創/アグリスポーツ

目的
地方自治体の地場産業活性化と都市部企業の健康経営について、両者の高い親和性の認知拡大を目指す。
実証内容
長野県飯綱町にて、健康経営支援事業の開発、専用モビリティの運行、現地とリモートを融合した農業支援を行う。これらによる継続的な交流・関係人口創出効果を検証するため、ウェビナーと農業×スポーツの体験(フィールドワークおよびワークショップ等)を実施する。

地域共創/XR技術を用いた地域での観光課題解決

目的
現地に行かないと体験できないXRコンテンツを展開することで、観光地間の送客・回遊促進や地域ファンを創出するモデルを検証する。
実証内容
多賀城を舞台に、観光客の来訪促進や満足度向上に向けて、現実世界と仮想世界を融合させるXR 技術の活用手法を検証する。また、新幹線駅から近隣観光地への送客および回遊を促す XR コンテンツを検討する。

駅からはじまる「健康になれるまち」

目的
健康増進をきっかけとした地域社会との交流や、関係創出を目指す。
実証内容
横浜駅・小山駅にて、オンラインとオフラインを組み合わせた睡眠改善関連サービスを実施し、サービス利用者の健康意識・行動の変化を検証する。

災害時における駅のあるべき姿検討

目的
駅利用者の不安解消や鉄道事業者の負担軽減を狙って、災害時の効率的、効果的な情報提供の仕組み構築する。
実証内容
災害時、駅利用者や鉄道事業者(駅社員)にどのような情報を提供すれば、パニックを防ぎ、円滑な避難や帰宅等を促せるかを検討する。

新たな体験価値による駅・まちの魅力向上

目的
首都圏から離れた場所への誘客を狙って、地域産品の購買促進、デジタル技術を活用した新しい購買体験の創出を目指す。
実証内容
横浜駅にて、長野県や長野県飯綱町を対象とした「好みに合ったりんごの品種診断」のイベントをデジタル技術を用いて実施する。デジタル技術を用いた地域産品の紹介が、商品の理解、地域への愛着、訪問への意欲向上、商品の購買意欲向上のそれぞれに影響を与えるか検証する。

駅と空を結ぶ「空飛ぶクルマ」の活用に向けた事業検証

目的
空飛ぶクルマと新幹線の連携による移動・観光需要のニーズの検証を目指す。同時に、駅隣接のヘリポートを設置する際に必要な付帯サービスや条件を確認する。
実証内容
盛岡駅に隣接した臨時ヘリポートからヘリコプターを利用した北東北エリアを巡る旅行商品を企画・販売し、駅隣接ヘリポートの運営とヘリコプター実証運航を実施する。

タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化

目的
タクシー乗り場の混雑情報を可視化し、ユーザーの目的地までの行動計画の変化およびタクシー乗り場の混雑緩和を目指す。
実証内容
東京駅・新橋駅・品川駅の複数タクシー乗り場にて、カメラにより待ち人数を把握し混雑情報や待ち時間予測を行う。得られた情報を乗換検索アプリに配信し、タクシー利用者やドライバーに与える影響を検証する。(サービス提供は終了しています)

デジタルツインを活用した新たな鉄道古物購買体験の検討

目的
鉄道古物を販売とデジタル空間を組み合わせることで、新たな鉄道古物販売の形を作ることを目指す。
実証内容
JREMALLの鉄道古物販売ページと連携した専用のデジタル空間を用意して精巧な車両空間を再現し、鉄道古物を販売する。実際に購入したお客様の反応を確かめる。

広域型回遊を通じた地域ファンの創出

目的
旅行者の将来の旅行動を予測したプッシュ通知を行い、よりリアルタイムに観光客に合わせたレコメンドを行う。レコメンド情報が地域への回遊促進に貢献することを目指す。
実証内容
盛岡市にて、利用者の属性・閲覧履歴・興味関心・同伴者の情報と、場所・時間・天候などの条件から、地域の観光情報を利用者へプッシュ通知する。プッシュ通知の開封率・閲覧履歴・アンケート等の分析を通じて「地域の回遊率向上」への貢献度を検証する。

遠隔改札業務の高度化

目的
改札業務において、デジタル技術の活用による遠隔対応を導入する。これにより、ヒトならではのサービスに注力できる環境をつくり、移動に不安を抱えるお客さまにも安心してご利用いただける駅づくりを目指す。
実証内容
改札業務において、デジタル技術を活⽤してヒトならではのサービスに注力できる環境づくりと、移動に不安を抱えるお客さまにも安心してご利⽤いただける駅づくりを⽬指し、検討を⾏う。

生態系回復によるまちなか緑化の推進と地域住民への広報拠点としての駅の活用

目的
複数地域で生活への悪影響が問題となっているムクドリについて、生態系を壊しにくいムクドリの追払い方法を検証し、グリーンインフラの維持に寄与することを目指す。
実証内容
長野駅・松本駅周辺では、ムクドリが集まらないように街路樹の枝を剪定してしまい、駅周辺のグリーンインフラが失われていた。この解消のため、街路樹の選定に依らないムクドリ追い払い対策の方法を検証する。

働きやすい社会に向けた新しい健康習慣!フェムテックプロジェクト

目的
鉄道の現場において、取り組みやすく効果的な健康課題解決策の促進を目指す。
実証内容
働く女性の健康増進の第一歩として、不規則勤務の働く女性の健康に資する施策(睡眠、運動)にどのようなものが考えられるか検討する。

遠隔五感体験再現によるUXと購買意欲向上

目的
没入システムを用いたリアルな遠隔観光体験が、離れた地域への誘客や地域産品の購買促進に繋がるかを検証する
実証内容
長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」にて、長野県の戸隠そばをテーマにした「遠隔五感体験」を提供し、これらの体験が地域への訪問の動機づけや購買行動に繋がるかを検証する。「遠隔五感体験」は、現地の気候・風土・環境、そば打ちの様子などを臨場感あふれる映像・音・香りと共に提供し、そばの試食により提供する。

駅来訪者検知システム

目的
駅の安全性の更なる向上に繋がる、即時性の高い危険感知及び対応の仕組みの構築を目指す。
実証内容
立川駅・八王子駅・戸塚駅・小山駅にて、駅社員が改札口に不在となった際に、お身体の不自由なお客さまが来訪したことを知得できる仕組みの実証実験を実施する。

改札DX

目的
案内AIやアバターを用いた改札におけるサービスのDX化や高度化を目指す。
実証内容
アバター(AIを搭載したものも含む)や遠隔により精算対応を可能とする仕組みを用いて、遠隔業務を主体に改札を運営することの課題を洗い出す。

スマートエキナカ

目的
デジタル技術を活用し、エキナカでの地域共創における新しいビジネスの創造を目指す。
実証内容
横浜駅にて、デジタル技術を用いた「長野県の好みに合った日本酒」のイベントを実施する。デジタル技術を用いた地域産品の紹介が、商品の理解、地域への愛着、訪問への意欲向上、商品の購買意欲向上のそれぞれに影響を与えるか検証する。

ナッジ理論を活用した利用マナー向上

目的
人々に行動変容を促す「ナッジ理論」を基にした施策を行い、鉄道利用でのマナー向上を目指す。
実証内容
駅構内に運賃支払いに関するマナー向上を促すポスターや鏡などを設置し、マナー向上に寄与するかを検証する。

MICでの実証テーマ

Future Mobility WG

  • (首都圏における)マルチモーダルパスを利用した移動と情報提供の実証
  • 需要の可視化による交通行動の最適化実証
  • 公共交通を軸としたMobility as a Service(MaaS)の検討・実証
  • 公共交通を軸としたニューノーマル移動促進
  • 商業×移動の相互活性化
  • 新デバイスおよびXR技術を活用した観光活性ソリューションの検証
  • JR東日本管内のBRTの自動運転の技術実証
  • 自動運転二次交通の包括的なサービス検討・実証(BRTエリア)
  • 地方中山間地域における交通サービスの包括的な検討・実証
  • フラットな移動社会を実現するスマート・バリアフリー
  • 正しい乗車を促す行動変容実証
  • 二次交通と地域の情報連携で地域課題の解決を目指す事業実証

Future Lifestyle WG

  • 駅からはじまるスポーツのまち
  • トレイン&サイクルが拓くまちの魅力
  • 地域に即した駅を中心とした次世代街モデル
  • 駅から始まるモビリティ「サービス空間」
  • スマートエキナカの検討
  • 駅ビル等のセキュリティ高度化
  • 災害時における駅のあるべき姿検討
  • 踏切の安全の高度化
  • 駅からはじまる「健康になれるまち」
  • 白杖検知
  • センサ取得データの解析による快適性向上とコスト最適化
  • マイクログリッド・新技術等を活用した再エネ融通

Future Technology WG

  • 案内ロボットのAI育成
  • 都市圏駅でのロボット検証・基盤連携
  • ロボットフレンドリーな駅運用環境の検討
  • 河床解析業務を対象とした測深技術についての検証
  • 塗装・素地調整業務における自動化・効率化の在り方の検証
  • ドローンのメンテナンス作業への活用についての検証
  • 工場内ロジスティクスのスマート化
  • 人流予測による混雑緩和
  • 快適な移動体験のための広域人流分析アプローチ
  • 群衆行動解析技術による駅周辺環境の行動最適化
  • 駅を基点とした空飛ぶクルマの活用