安全で安心な
社会の実現のために
安全を経営のトッププライオリティとし、安全安心な輸送・商品・サービスを提供します。
基本的な考え方
JR東日本は会社発足以来、「安全」を経営のトッププライオリティに掲げ、過去の痛ましい事故から真摯に学び、それを教訓としながら、社員の安全教育や重点的な設備投資等、ソフト・ハードの両面からの安全性向上等に取り組み、事故・事象を着実に低減してきました。一方で、2024年度は、点検の結果、輪軸組み立て作業における圧入力値の不適切な扱いが判明したことに加え、東北新幹線の走行中に連結部が外れ停車した事象を二度発生させるなど、ステークホルダーの皆さまの信頼を損なう事象を連続して発生させたことを重く受け止めています。今一度、原点に立ち返って、課題やリスクを洗い出し、ルール・しくみが正しく機能しているか確認するとともに、新たな技術や知見などを積極的に取り入れ、安全意識を一段高いレベルに進化させ、安全対策を徹底していきます。さらに、鉄道をはじめとする「モビリティ」の安全性向上の取組みで培ってきた経験を、生活ソリューションにも活かし、不変の使命である「究極の安全」をグループ一丸となり追求していきます。
目標
- お客さま・地域の方の身体に係る被害ゼロ
- 質の高い輸送・商品・サービスの提供
方針
「グループ安全計画2028」に基づき、これまで築いてきた安全基盤をより強固にするとともに、本質をふまえ安全を先取る取組みを推進し、「究極の安全」を追求します。
お客さま視点で、輸送障害の発生防止、お客さまへの影響拡大防止に取り組みます。
KPI
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KPI(2031年度の数値目標) | 2024年度実績 | |
---|---|---|
鉄道運転事故(2023年度比) | 30%減 |
15%減※1 |
ホームにおける鉄道人身障害事故(2023年度比) | 80%減 |
9%増※1 |
当社グループに起因する鉄道運転事故 | 0件 |
2件 |
重大インシデント | 0件 |
1件 |
ホームドア整備駅数・番線数 | 330駅・758番線 |
140駅・288番線 |
「事故の歴史展示館」を活用した安全教育受講者数 | 累計70,000人 |
9,331人 |
部内原因による東京100㎞圏の在来線におけるお客さま影響を加味した輸送障害※2の件数 | 8件未満 |
8件 |
※1 速報値
※2「影響を受けたお客さま人数×損失時間」が百万人・分を超える輸送障害件数