安全文化の原点“チャレンジ・セイフティ運動”(CS運動)
「社員一人ひとりが安全について考え、自律的に行動する」ことをめざし、1988年9月から「CS運動」に取り組んでいます。
CS運動の4つのポイント

ピンチアウトで拡大できます
職場でのCS運動の様子



安全に関わる社員の行動規範として、安全綱領を定めています。
当社は会社発足以来、5か年ごとに安全計画を策定し、2023年度に第8次となる「グループ安全計画2028」を策定しました。
グループを取り巻く環境が激しく変化する中、これらの変化への的確な対応が必要です。「グループ安全計画2028」では、「本質をふまえ、想定外も想像して安全を先取る」をテーマとし、特に注目すべき「4つの着眼点」を掲げ、具体的な取組みを進めています。
社内 |
「仕事」と「組織」の見直し/新システム導入/グループ経営/重大事故に遭遇する機会の減少 など |
---|---|
社外 |
自然災害の激甚化・ 頻発化/人口減少/DXの 進展/コロナ禍を経たライフスタイルの変化/働き方の多様化 など |
2028年までの5年間で特に着目し、対応すべき変化として掲げた「4つの着眼点」から日頃の業務を見つめ直し、これまで想定外だったリスクも想像して対処していきます。
お客さまの死傷事故ゼロ
社員の死亡事故ゼロ※
社内外の大きな環境変化により、これまで経験したことのない「未知なる事故・事象発生」の可能性が高まっています。「仕事の本質」の理解や「うまくいっていること」にも着目する取組みで「気づき」を増やし、これまで想定外であったリスクも想像し、環境変化に伴う新しい仕事のしくみの中でも課題を探し出し、対処していきます。「まさか、こんなことが!」と後悔せずに済むよう「気づき」から「想定外を想像」して、リスクへ適切に対応していきます。
ピンチアウトで拡大できます
人は何かを企画、計画する際に自分の考える範囲を決めます。この範囲内が「想定内」、範囲外が「想定外」となります。「想定内」を拡げることで、今は想定外にあることを今後は想定内(自分の考える範囲)としていきます。
「想定外を想像」することの第一歩は「気づき」から始まります。意識して「気づき」を増やし、想定内を拡げていきます。
さらに「気づき」を増やしていくために視点を変えていきます。
「気づき」を増やすためのポイント
安全の取組みの土台となるのは、当社グループがこれまで築きあげてきた安全文化です。これからも安全文化を大切に育み、経営のトッププライオリティである「安全」を高めていきます。
「社員一人ひとりが安全について考え、自律的に行動する」ことをめざし、1988年9月から「CS運動」に取り組んでいます。
ピンチアウトで拡大できます
「5つの文化」に基づく行動が、事故の再発・未然防止につながっています。「グループ安全計画2028」では「5つの文化」を基に「想定外を想像」するための力を伸ばしていきます。
ピンチアウトで拡大できます
「安全」と「安定」はどちらも鉄道にとって重要です。列車を遅らせまいとするあまり、安全確認の手順を疎かにすると「安全」がおびやかされます。グループ全体の確固たる“行動規範”「危ないと思ったら列車を止める」を実践していきます。
安全の問題は常に「現場」で起こります。問題が「現場」で起こるため、答えも「現場」にあります。現地に行くだけではなく、感じたことや学んだことを安全行動に結びつけていきます。
現地 | 実際に現地に出向いて状況を知る |
---|---|
現物 | 実際に現物(車両、装置、機械など)を見て、状態を知る |
現人 | 実際に関係している人々と向き合って状態を知る |
ピンチアウトで拡大できます
事故・事象の正しい把握、原因の分析、対策の実施により鉄道運転事故等の再発防止・未然防止を実現するため、事故等の報告と分類に関するルールを定め、さらなる安全性の向上をめざしています。