
先端型・車両運用システムの開発
車両基地では、所属車両の運用計画を立て、日々の列車の運行を支えています。運用計画に併せ、検査や清掃等の計画も立てますが、時間や場所の制約のほか検査期限の管理などがあり十分注意して行う必要があります。これらの作業は紙による情報伝達を主体としたものであり、輸送障害時には人の注意力に頼る必要があるため、現場社員の大きな負担となっていました。
現場で使用している運用表や運用ダイヤをデータベース化し、運用計画情報、運行管理情報、車両追跡情報を持つ各システムと接続することで、車両運用業務全般の支援を可能とする首都圏版車両運用システムを開発しました。2018年度、国府津車両センターおよび小山車両センターに導入しています。
一方、地方線区では、運行管理情報、車両追跡情報を首都圏と同様に取得することができないため、GPS等の活用により地方線区にも対応可能なシステムを検討中です。