
メンテナンス軽減に向けた技術開発
【省力化軌道・分岐器】
東京100km圏内の軌道は、メンテナンス軽減を目的に開発したTC型省力化軌道(てん充材で軌道を強化)および2000形分岐器(グリッドまくらぎ等で構造強化)の敷設を進めています。現在、更なる構造の最適化を目的とした改良型の省力化軌道・分岐器の開発をすすめています。
また、その他の地域については、既存設備の老朽取替に合わせて、構造を強化したTC型有道床弾性まくらぎ軌道(まくらぎ下弾性材による軌道沈下抑制)およびPCまくらぎ分岐器などの開発をすすめています。
【高速シンプル架線】
東北・上越新幹線の一部区間では、電車線路設備の老朽時期を迎えています。設備更新にあわせ、ヘビーコンパウンド架線(線条3本)から、シンプル架線(線条2本)への変更が可能か、架線性能試験を実施し、320q/hまでの速度に対して問題のないことを確認しました。今後、更なる高速運転に対する性能評価を実施します。