駅改良・開発プロジェクト
03東京駅北通路周辺整備

▲「地下中央待合広場(仮称)」吹抜け空間付近イメージ
東京駅改札内にある北通路は、中央通路・南通路に比べ幅員が狭いことに加え、近年の上野東京ライン開業や駅周辺の開発により朝の通勤時間帯などは非常に混雑しています。こうした課題を解決するために、北通路の通路幅員を6.7mから12.0mに拡幅する工事を進めています。
また、北通路の拡幅にあわせ、中央通路から北通路周辺の改良工事を行い、バリアフリー設備や待合広場を整備します。
04新宿駅東西自由通路新設

▲新宿駅東西自由通路完成イメージ図
新宿駅は1日150万人を超えるお客さまにご利用いただいている、日本最大のターミナル駅の一つですが、東西の往来が限定され、「まち」としての一体感が不足していることが課題でした。この課題を解決するため、新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路を拡幅し、改札位置を変更して、東西の往来が可能な自由通路を整備します。これにより東西方向の歩行者の回遊性を高め、駅周辺の魅力あるまちづくりや歩行者ネットワークの形成に貢献します。
あわせて改札内コンコースの拡幅などを通じて、改札内コンコースや通路の混雑緩和を図るとともに、ホームへ通じるエレベーターを新設し、お客さまの利便性向上を図ります。
05渋谷駅改良および共同開発ビル建設

▲共同開発ビル(東棟) 2019.11.1開業
渋谷駅周辺地域においては、駅周辺の企業や自治体が協力し、災害に強く、めぐり歩いて楽しい、国際的な観光文化都市「渋谷」の実現を目指しています。
JR渋谷駅においては、現在南側にある埼京線ホームの移設(山手線ホームとの並列化)、山手線の1面2線化、駅コンコースの拡充およびバリアフリー設備の整備等を行い、お客さまが利用しやすい駅を目指します。また、駅と街区を一体的に開発し、東急、東京地下鉄と共同で3棟の共同開発ビルを建設します。

▲渋谷駅周辺 将来イメージ
06品川駅改良

▲品川開発プロジェクト計画イメージ

▲品川駅北側コンコース改良イメージ
品川駅・田町駅周辺エリアは、首都圏と世界、国内の各都市をつなぐ広域交通結節点としての役割が強まっており、目指すべき将来像について、国・都・関係区等と検討を進めています。
現在その中心付近に位置する品川車両基地では、基地設備や車両留置箇所の整備の結果創出される約13ヘクタールの大規模用地について、まちづくりの検討を進めています。
まちづくりの核として、田町〜品川駅間に高輪ゲートウェイ駅を設置し、地域と連携しながら、従来の発想に捉われない国際的に魅力ある交流拠点の創出を図っています。
また、品川駅についても、今後、駅周辺の開発やお乗り換えのお客さまの増加が見込まれることから、コンコース・自由通路の混雑緩和などの取り組みを実施していきます。
07JR横浜タワー・JR横浜鶴屋町ビル

▲西口駅前広場側外観 イメージ

▲アトリウム イメージ
横浜駅西側では、「JR横浜タワー」(駅前棟)および「JR横浜鶴屋町ビル」(鶴屋町棟)の建設を進めており、2015年に駅前棟工事に着手しました。この計画では、国際都市横浜の牽引役としてふさわしい商業施設・業務施設等を集積するとともに、歩行者ネットワークの充実化により各鉄道路線、周辺施設、地下街、広場等への円滑な移動ルートを形成します。また、先進的な環境への取組み、災害時を想定した防災センター・地域総合防災拠点の整備など、環境・防災に配慮した計画としています。2018年には、北側の敷地に駐車場や保育所、ホテル、スポーツ施設等を計画する地上9階建ての鶴屋町棟工事に着手しました。駅前棟、鶴屋町棟ともにそれぞれ2020年度の5月30日、6月5日の開業をめざし、工事を進めていきます。
08新橋駅改良

▲新橋駅完成イメージ

▲大屋根設置状況
新橋駅は、バリアフリー整備や耐震対策が未了であることや、東海道線ホームおよび南北に分断されたコンコースの混雑といった課題を抱えていました。このような課題に対応するため、バリアフリー設備整備や耐震補強、ホームの拡幅、コンコースの一体化などの工事を進めています。
現在、バリアフリー設備整備、東海道線ホームの拡幅が完了しています。完成に向け、引き続き工事を進めていきます。
09御茶ノ水駅改良

▲御茶ノ水駅改良の工事状況

▲聖橋口の駅前広場完成イメージ
御茶ノ水駅は、東西を聖橋とお茶の水橋、南北を神田川と擁壁に挟まれた地理的制約があることから、これまで大規模な改良工事を実施することが難しく、バリアフリー設備が未整備であることが課題となっていました。
こうした課題を解決するため、神田川上に工事用桟橋を設置し、工事ヤードと搬入路を確保したうえで、線路及びホーム上空に人工地盤(コンコース)を構築し、エレベータ・エスカレーターを2019年1月に使用開始しました。引き続き人工地盤の設置を進め、聖橋口に駅前広場空間を整備します。
10飯田橋駅改良
▲飯田橋駅改良平面図
飯田橋駅のホームは急曲線区間にあり、列車とホームの隙間が大きくなっています。そこで、ホームを現在の位置から約200m西側に移設し、列車とホームの隙間を小さくする工事を行います。あわせて西口駅舎の建替やバリアフリー設備を整備するとともに、千代田区と連携し駅前広場を整備します。
2016年8月には仮駅舎が使用開始となり、現在は西口駅舎の建替工事やホーム移設工事を進めています。

▲駅舎完成イメージ
11仙台駅東口開発

▲「(仮称)仙台駅東口オフィス」完成イメージ

▲仙台駅東口 工事状況写真(2020.3時点)
仙台駅東口において、当社にとって首都圏以外で初となるオフィスビル「(仮称)仙台駅東口オフィス」を建設します。工事着手は2019年2月、開業は2020年度冬を予定しています。
仙台駅直結という利便性とBCPを兼ね備えた高規格なオフィスビルとし、1階では地域イベント等を定期的に開催できるエントランスホールを整備することで、仙台駅東口の発展に貢献していく計画です。
12中野駅自由通路・新駅舎整備・駅ビル開発

▲駅舎完成イメージ

▲中野駅 工事状況写真(2020.3時点)
中野駅は、既存駅舎である南口・北口のコンコース幅員が狭く、ラッシュ時等には非常に混雑することに加え、バリアフリー設備が未整備であることなどが課題となっていました。
今回、中野区より公共交通機関の利便性や歩行者の東西南北の回遊性を確保することなどを目的に駅西側線路上空への南北自由通路整備の打診があり、当社としても自由通路整備に併せて、新たな橋上駅舎を建設することで、前述の課題を解決するとともにお客さまの利便性を向上できることから計画を推進しています。新しい駅舎には、駅ビルを併設し、商業空間の強化・賑わいを創出する計画です。
13松戸駅改良

▲東西通路完成イメージ

▲エレベーター設置状況
松戸駅は、バリアフリー設備が未整備であることや、駅構内の混雑という問題を抱えていました。これらを解決するため、2019年度にバリアフリー設備の使用開始を行いました。
今後は、東西通路・改札内コンコースの拡張工事を行うことで、混雑緩和を図り、わかりやすく使いやすい駅づくりを目指します。また上野方(南側)に駅ビルを建設し、松戸駅の利便性を更に向上させます。
14武蔵小杉駅混雑緩和対策(2面2線化)

▲駅舎全体完成イメージ

▲新下りホームイメージ
駅周辺における再開発事業に伴うご利用者の増加に伴い、武蔵小杉駅では混雑緩和対策を講じています。
これまで、2018年4月に新南改札への入場専用臨時改札とエスカレーターの設置、南武線下りホームの一部拡幅工事を完了し、一定の効果が現れております。
今後、更なる混雑緩和を図るための抜本的な対策として、横須賀線下りホームを新設し、
現在のホームを上り線専用ホームにします(2面2線化)。
15松島海岸駅改良

▲駅舎完成イメージ

▲松島海岸駅 工事状況写真(2020.3時点)
松島海岸駅は松島観光をはじめとする多くのお客さまにご利用いただいておりますが、駅舎は仙石線開業時の老朽化した木造駅舎で、バリアフリー設備が未整備となっています。このたび、松島周辺の観光振興の推進を目的に宮城県及び松島町と協力して、改札口からホームまでをバリアフリー化するとともに、観光案内のためのスペースを設ける等、「日本三景松島」にふさわしい駅舎として全面的に建替えることとしました。