
“3.11から15年ー、東北に思いを馳せる”
12歳まで宮城県で育った八乙女光さん。現在は東京で活躍しているものの、ふるさとへの思いは人一倍強い。そして、東日本大震災から15年を迎えた2026年の3月。被災した悲しみを乗り越えていく青年を描いた舞台『小さな神たちの祭り』にて主演を務めた。「お仕事のお話をいただいたときは、いろんな思いが巡りすぐには決断できませんでした。ただ、自分も30代後半にさしかかり、改めてこの題材と向き合うときが来たんだなって」と当時を振り返る。「様々な人の思いを背負いながら、傷ついた方々の心の拠り所になる作品として、力になれたらうれしいです。重たいテーマではありますが、前向きに過去を振り返る時間にできたと思っています」。舞台のテーマ曲も、八乙女さんが作詞・作曲を手がけ、そこも見どころのひとつになっている。
旅行が大好きで、時間を見つけては全国へと足を運ぶという八乙女さん。東北の魅力について話し始めると表情が輝く。「宮城で言えば牛タンはもちろんですけど、個人的にはホヤが大好き。おいしい酒蔵も多いです。東北はどこに行っても、その土地の“おいしい”に出会えるんですよ」。また、旅先で楽しむことこそ、その土地を元気づけることに繋がると考える。「難しく考えず、おいしくて楽しい東北を、ただただ楽しんでもらいたいです。楽しんでもらった分、地元の方々も自然と元気をもらえると思いますし、それが東北の復興にも繋がると思うんです」。アイドルとして活躍する八乙女さんも、なによりもファンとのふれあいに、いつも励まされてきた。コンサート会場の客席を埋め尽くすキラキラした表情が元気の源。「観光におきかえても、重なる部分が大いにあるような気がするんです」。そうした交流の積み重ねが、今後の東北の物語を紡いでいくはずだ。
わたりふるさと夏まつり
物語の舞台「亘理町」では、8月15日に夏まつりが行われます。
威勢の良い『成実囃子』、圧巻の『山車パレード』、
フィナーレの『大輪の花火』などが亘理の夏を彩ります。