旅客営業規則

■第2編 旅客営業 -第7章 乗車変更等の取扱い -第2節 乗車変更の取扱い -第3款 旅行開始後又は使用開始後の乗車変更の取扱い

第3款 旅行開始後又は使用開始後の乗車変更の取扱い

(区間変更)

第249条
普通乗車券、自由席特急券、特定特急券(座席を指定して発売したものを除く。)、普通急行券又は自由席特別車両券を所持する旅客は、旅行開始後又は使用開始後に、あらかじめ係員に申し出て、その承諾を受け、当該乗車券類に表示された着駅、営業キロ又は経路について、次の各号に定める変更(この変更を「区間変更」という。)をすることができる。
  1. (1)着駅又は営業キロを、当該着駅を超えた駅又は当該営業キロを超えた営業キロへの変更
  2. (2)着駅を、当該着駅と異なる方向の駅への変更
  3. (3)経路を、当該経路と異なる経路への変更
2
区間変更の取扱いをする場合は、次の各号に定めるところにより取り扱う。
  1. (1)普通乗車券
    1. イ 次により取り扱う。この場合、原乗車券が割引普通乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)であって、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、変更区間及び不乗区間に対する旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によって計算する。
      1. (イ)前項第1号に規定する場合は、変更区間に対する普通旅客運賃を収受する。
      2. (ロ)前項第2号及び第3号に規定する場合は、変更区間(変更区間が2区間以上ある場合で、その変更区間の間に原乗車券の区間があるときは、これを変更区間とみなす。以下同じ。)に対する普通旅客運賃と、原乗車券の不乗区間に対する普通旅客運賃とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをしない。
    2. ロ 前イの規定にかかわらず、原乗車券(学生割引普通乗車券を除く。)が次のいずれかに該当するときは、原乗車券の区間に対するすでに収受した旅客運賃と、実際の乗車区間に対する普通旅客運賃とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをしない。この場合、原乗車券が割引普通乗車券であって、その割引が実際に乗車する区間に対しても適用のあるものであるときは、実際の乗車区間に対する普通旅客運賃を原乗車券に適用した割引率による割引の普通旅客運賃によって計算する。
      1. (イ)大都市近郊区間内相互発着の乗車券で、同区間内相互発着の乗車券に区間変更の取扱いをするとき。
      2. (ロ)乗車区間の営業キロが100キロメートル以内の普通乗車券で区間変更の取扱いをするとき。
  2. (2)自由席特急券、特定特急券(座席を指定して発売したものを除く。)、普通急行券又は自由席特別車両券
    原乗車券類に対するすでに収受した料金と、実際の乗車区間の営業キロ又は同区間に対する料金とを比較し、不足額は収受し、過剰額は払いもどしをしない。

(特定区間等の途中駅が変更の開始又は終了となる区間変更の場合の旅客運賃の計算方)

第250条
第69条又は第157条の規定が適用される普通乗車券を所持する旅客が、旅行開始後に、第69条に規定する特定区間又は第157条に規定する選択乗車区間の途中駅が変更の開始又は終了となる区間変更をする場合は、旅客運賃計算の変更開始駅又は変更終了駅を次の各号に定める駅として旅客運賃の計算をする。
  1. (1)第69条に規定する特定区間内の場合は、特定区間内の分岐となる駅とする。
  2. (2)第157条に規定する選択乗車区間内の場合は、旅客運賃計算経路の駅が変更の開始又は終了となる場合はその駅とし、旅客運賃計算経路でない一方の経路の駅が変更の開始又は終了となる場合は、その選択乗車区間が開始又は終了となる駅とする。
2
第70条第1項又は第3項の規定が適用される普通乗車券を所持する旅客が、旅行開始後に、第70条第1項に掲げる図の太線区間内の駅(同区間内における出口の駅を除く。)を変更開始駅とし、同区間外にまたがる区間変更をする場合(第4項の規定により区間変更する場合を除く。)は、同区間内における入口の駅を旅客運賃計算の変更開始駅として旅客運賃の計算をする。
3
第70条第2項の規定が適用される普通乗車券を所持する旅客が、旅行開始後に、第69条第1項第5号に規定する特定区間内又は第70条第1項に掲げる図の太線区間内の駅(第70条第1項に掲げる図の太線区間内における出口の駅を除く。)を変更開始駅とし、同区間外にまたがる区間変更をする場合は、旅客運賃計算の変更開始駅を次の各号に定める駅として旅客運賃の計算をする。
  1. (1)第69条第1項第5号に規定する特定区間内の場合は、特定区間内の分岐となる駅とする。
  2. (2)第70条第1項に掲げる図の太線区間内の場合は、同区間内における旅客運賃計算経路上の入口の駅とする。
4
第70条第1項又は第3項の規定が適用される普通乗車券を所持する旅客が、前条第1項第3号に規定する区間変更を申し出た場合であって、次の各号に該当するときは、変更開始駅から新宿駅までを変更区間として旅客運賃を計算する。
  1. (1)第70条第1項の規定が適用され、その券面に表示された経路において、同項に掲げる図の太線区間の入口の駅が品川駅、出口の駅が新宿駅である普通乗車券を、同区間の入口の駅が東京駅、出口の駅が新宿駅となる経路に変更する場合
  2. (2)第70条第3項の規定が適用され、その券面に表示された経路において、同条第1項に掲げる図の太線区間の入口の駅が東京駅、出口の駅が新宿駅である普通乗車券を、同区間の入口の駅が品川駅、出口の駅が新宿駅となる経路に変更する場合

(東京・熱海間にかかわる区間変更等の取扱方)

第250条の2
営業キロが100キロメートルを超え、東海道本線又は東海道本線(新幹線)中東京・熱海間の一部又は全部を券面に表示された経路に含む普通乗車券(第159条第1項の規定により東海道本線東京・品川間をう回して乗車することができるものを含む。)を所持する旅客が、旅行開始後に次のいずれかの区間変更を申し出た場合は、前2条の規定にかかわらず、第249条第2項第1号ロの規定により取り扱う。
  1. (1)東京近郊区間内相互発着の普通乗車券を、東海道本線(新幹線)中東京・品川間を経由して、その前後の区間がそれぞれ東京近郊区間内相互発着となる区間に変更する場合
  2. (2)東海道本線(新幹線)中品川・熱海間の一部又は全部を券面に表示された経路に含む普通乗車券を、東海道本線(新幹線)中東京・品川間を経由し、その前後の区間がそれぞれ東京近郊区間内相互発着となる区間に変更する場合
  3. (3)東海道本線(新幹線)中東京・品川間を券面に表示された経路に含み、その前後の区間がそれぞれ東京近郊区間内相互発着となる普通乗車券を、東京近郊区間内相互発着となる区間に変更する場合
2
東海道本線又は東海道本線(新幹線)中東京・熱海間の一部又は全部を券面に表示された経路に含む普通乗車券(第159条第1項の規定により東海道本線東京・品川間をう回して乗車することができるものを含む。)を所持する旅客が、東海道本線と東海道本線(新幹線)との間の経路の変更を含む区間変更を申し出た場合は、前2条及び前項の規定によるほか、別に定めるところにより、区間変更等の取扱いをすることがある。