サステナビリティ戦略
サステナビリティの基本的考え方
JR東日本グループは、グループ理念がめざす「すべての人の心豊かな生活の実現」に向け、サステナビリティをグループ経営の重要な方針と位置付け事業活動を進めています。私たちは、地域に密着した事業運営とマテリアリティの解決に取り組みます。これにより、「ライフスタイル・トランスフォーメーション(LX)」という新たな価値を創造することで、「安心」と「感動」をお届けし、社会的価値・経済的価値の創出をめざします。
事業活動で得られた利益はステークホルダーに還元するとともに、当社グループのさらなる成長に振り向けていきます。こうした「創造と成長のサイクル」により、四方良しの「志の高い企業グループ」をめざします。
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サステナビリティ戦略
人口減少・少子高齢化をはじめ、コロナ禍を経て移動ニーズやライフスタイルの変化が加速しており、当社グループを取り巻く社会環境及びマーケットは大きく変化しています。
地域に根差した日々の取組みを実践することに加え、この度個々のマテリアリティ(重要課題)に注力すべきポイントを定めました。モビリティと生活ソリューションの融合と連携を通じて、グループ一体でサステナビリティ経営を推進していきます。
長期的にステークホルダーの皆さまに「安心」と「感動」をお届けするため、すべての社員がサステナビリティを推進する意義を理解し、特定した6つの重要課題(マテリアリティ)を軸に、主体性をもって日々の活動を持続的に取り組む体制を構築していきます。
2025年度に実施する取組み
2025年度は、ビジネス単位ごとにCO2削減目標を設定しました。
加えて、「ゼロカーボン・チャレンジ2050」を戦略的に推進する「気候変動リスクの縮減」、「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」を契機としたさらなる「共生社会の実現」、グループガバナンスの改善と強化や、人権侵害リスクの防止・軽減・是正策の実施を通じた「経営への信頼の向上」に取り組んでいきます。
推進体制
サステナビリティ戦略を実行するためのマネジメント体制として、代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ戦略委員会」を設置し、持続可能な社会の実現をめざし、さまざまな社会課題の解決に向けたグループの基本方針等を定め、その推進を図っています。
推進体制図
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マテリアリティの特定プロセスと見直し
マテリアリティの特定プロセス
パーパス(グループ理念)やビジョン(グループ経営ビジョン「勇翔2034」)におけるめざす姿に向けて6つのマテリアリティ(重要課題)を定めています。マテリアリティは1年ごとに環境変化を踏まえた現状分析を行い、サステナビリティ戦略委員会で見直しの必要性を確認しています。
マテリアリティの見直し
2024年度から2025年度にかけて、新たなグループ理念とグループ経営ビジョンの策定、さらには、安全レベル・サービス品質レベルをグループ全体で向上するための組織の変更を行いました。統合報告書検討部会において、これらの環境変化を検証し、マテリアリティ「安全安心なインフラを社会のために」を「安全で安心な社会の実現のために」に見直すことを議論しました。これについてグループ経営会議、サステナビリティ戦略委員会で妥当性を確認し、変更を決定しました。
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