(株)ヘラルボニーとの共創
JR東日本グループのサービスは年齢・性別・障がいのあるなしにかかわらず、日々多くのお客さまにご利用いただいています。ヘラルボニーと当社グループそれぞれの強みを活かし、「当たり前」を超えて、思いやりとワクワクにあふれた社会の実現をめざして、2019年より共創をスタートさせました。
ヘラルボニー契約作家のアートを駅や鉄道、駅ビルなどの当社グループのアセットに展開し、さまざまなプロジェクトを実施しています。
これまでJR東日本さまとは、駅や車両を舞台にしたアートプロジェクトを共に実現し、多くの方々に“多様性と出会う瞬間”を届けてきました。その歩みは、ヘラルボニーが掲げる“異彩を、放て。”というビジョンを社会に実装する大きな力となっています。これからは世界から訪れる方々にも多様な才能と出会う体験を提供し、新たな文化で社会を変える、という挑戦を共に推し進めていきたいと考えています。
ヘラルボニー 代表取締役 / Co-CEO
松田崇弥氏(左)と松田文登氏(右)
主な共創事例
HERALBONY Art Prizeへの協賛(2024、2025年)
HERALBONY Art Prizeへゴールドスポンサーとして協賛し、JR東日本賞として2024年は「インドネシアの影絵」(岩瀬俊一 作)、2025年は「つながる風景」(生田梨奈子 作)を選出しました。選出された作品は、駅装飾やホテルロビーでの展示等様々な場所で多くの方にご覧いただいています。
2025年JR東日本賞受賞作品
「つながる風景」

2024年JR東日本賞受賞作品
「インドネシアの影絵」

2023年10月~
釜石線快速はまゆりでのラッピング車両
「岩手らしさ」、「東北の豊かな自然」が伝わる、岩手県出身の作家・田﨑飛鳥氏の「森の道・赤い森」「森の道・青い森」を起用したラッピング列車を運行しました。
2021年9月
アートマスクの着用
仙台市出身の作家・飯塚哲也氏がデザインしたマスクを作成し、仙台支社管内の社員が着用しました。
2020年8月~2021年3月
釜石線のラッピング
文字を独特の形にアレンジし、魅力的な造形表現を生み出す作家・小林覚氏により「釜石線70周年記念銀河ドリームライン」の文字が描かれたラッピング車両を運行しました。
2020年7月~9月
仮囲いアートミュージアムの実施
高輪ゲートウェイ駅前特設イベント会場の仮囲いにアートを展示し、終了後は、トートバッグへアップサイクルし販売しました。
この取組みは第3回日本オープンイノベーション大賞環境大臣賞を受賞しました。
2020年2月
スタートアップステーション品川への出店
ケミカルリサイクル技術を持つ日本環境設計とコラボし、ヘラルボニー契約作家アーティストの絵をもとにオリジナルアートTシャツが作れるイベントを開催しました。
2019年12月
花巻駅駅舎のラッピング
花巻駅駅舎をキャンバスとした作家・八重樫季良氏のステンドグラス調のアート作品の展示(花巻市主催)に協力しました。
2019年11月~2020年1月
ステーションミュージアム吉祥寺の開催
武蔵野市の福祉施設で開催されたワークショップで制作されたアートで吉祥寺駅南北自由通路のラッピングを実施しました。
2019年11月
ヘラルボニーの事業アイディアを表彰
JR東日本スタートアッププログラム2019にて、ヘラルボニーの提案をオーディエンス賞として表彰し、実現にむけた協業をスタートさせました。
株式会社ヘラルボニーについて
「異彩を、 放て。」をミッションに、障がいのイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。障がいのある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築。自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、企業との共創やクリエイティブを通じた企画・プロデュース、社員研修プログラムを提供するほか、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。