共生社会
サービス介助士の資格取得の推進
すべてのお客さまに安心、快適に当社をご利用いただくために、新入社員研修における資格取得に加え、各種取組みにより、2031年度末までにJR東日本グループ社員100%のサービス介助士資格の取得をめざしています。またグループ社員向けセミナーにて共生社会実現の意義や介助技術を改めて学ぶことで、お客さまへのご案内等に役立てています。今後も当社グループ一体となり、共生社会の実現に向け「考動」していきます。
「声かけ・サポート」運動の推進
お客さまに鉄道等の施設を安全・安心にご利用いただけるよう、お困りのお客さまに社員等が積極的に声をおかけするとともに周囲のお客さまからもお声がけにご協力いただく「声かけ・サポート」運動を通年で推進しています。また、年に1度の強化キャンペーン期間は、交通事業者や障がい者団体などと共にポスターの掲出や駅構内での放送等で啓発の強化をしています。
障害当事者の皆さまと相互理解を進め、ニーズに基づくサービス改善を実施
障がいのあるお客さまや地域の皆さま、団体や学校と連携し、鉄道施設の利用体験会や輸送障害が発生した際の対応訓練、意見交換を実施しています。これらの取組みから、お客さまが感じるお困りごとやご不安を理解し、頂戴したご助言をサービス改善や社員の接遇力向上につなげ、誰もが暮らしやすい社会を実現していきます。
鉄道と地域がつながる共生のかたち
平塚駅では、かねてより共生社会の実現に向けた取組みを実施しています。2024年に神奈川県立平塚盲学校と、生徒が安全かつ安心に電車を利用できるよう「現車体験会」を実施しました。白杖のドア挟まり体験などを行い、系統を超えた社員たちが参加し、障がいのあるお客さまへの案内方法を学びました。また、神奈川県立平塚ろう学校とは、意見交換を行い、生徒からは手話を学びました。
また、平塚駅構内で障害当事者を招いた鉄道災害訓練を実施しました。目的は、鉄道災害事故が発生した際に、消防機関と鉄道機関が密接に協力し、二次災害を防止しながら円滑な救助活動を行うことです。神奈川県立平塚盲学校や神奈川県立平塚ろう学校、平塚市消防本部やJR関係機関など約50名と乗客150名を乗せた列車が転落者を確認し緊急停止する状況を想定しました。各機関が連携し、限られた物資を有効活用する方法を学ぶことで、実際の災害時に迅速かつ効果的な対応が可能となることをめざしています。
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神奈川県立平塚盲学校と実施した現車体験会
鉄道身障者福祉協会を通した障がい者の自立への支援
社会福祉法人鉄道身障者福祉協会は、国鉄での公務上の障がい者が集まって結成した大正10年の「鉄道公傷者互助会」と大正15年に設立された「鉄道公傷者職業組合」に歴史的系譜を持ち、身体障がい者の支援を目的とした低利融資や更生相談等の事業を行っています。
当社は、(公財)鉄道弘済会、JR各社とともに、趣旨に賛同し、その活動の支援を行っています。
パラスポーツの体験・支援等
誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向け、ボッチャをはじめとするパラスポーツの普及・支援に継続的に取り組んでいます。(一社)日本ボッチャ協会と連携しボッチャ日本代表合宿における練習環境の提供や、選手との交流試合を開催のほか、グループ全社員を対象とした「JR東日本グループボッチャ大会」を実施しています。2025年度は予選含め約3,200名のグループ社員が参加しました。他にも盲導犬体験や義足歩行体験など多様なコンテンツを用意することで、共生社会への気づきと理解をいっそう深める場となりました。
JR東日本グループボッチャ大会の様子
手話でつながる多様性の輪
第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025の協賛契約を締結し認知度向上に向けたさまざまな取組みを実施しました。代表的な取組みとして、聴覚障がいのある社員等を講師としたお客さま向けの手話教室を複数回開催し、手話を学び、親しむ場を創出しました。
大会終了後は多様な手話イベントを展開する新たな社内プロジェクトを立ち上げました。引き続き、社員一人ひとりが持つ能力を最大限活かしながら、地域の皆さまやグループ社員を対象に、手話の普及や共生社会への理解促進に向けた施策を実施していきます。
社外組織との共創
㈱ヘラルボニーとの連携では、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2025」への協賛やラッピング車両の運行、盛岡駅コンコースでの壁画の展示など、グループアセットを活用した共創を行い、国内外の障がいのあるアーティストの活躍の場を広げています。
その他、2025年11月に開催された「東京2025デフリンピック」への協賛では、サポートスタッフの派遣等に加え、当社グループ独自企画の手話教室を実施し、大会の知名度向上や気運醸成を図りました。