人材育成

人材育成計画

人材育成の基本方針

「勇翔2034」を実現する人材を育成するため、人材育成計画において社員の「伸びゆく力(社員が現在備えている力や将来に向かって新たに獲得する力、果敢な挑戦において主体的に発揮される力)」と「キャリア自律(個別で多様なキャリア形成や将来に向かってキャリア実現への挑戦を継続すること)」を支援し、エンゲージメントを高めることを基本方針としています。これまでの規律性・協調性の高い人材に加え、主体的に業務を変革し、事業フロンティアを広げていく多様な人材を育成するため、双方向コミュニケーションを基盤にリスキリング・アップスキリング、振返り・内省を取り入れながらOJTを中心とした職場実践による成長サイクルを繰り返します。

3つの方向性と主な取組み

人材育成の基本方針を実現するため、3つの方向性を定め、具体的な取組みを推進しています。

  • 社員の成長に向けた果敢な挑戦と後押し
    職場実践による成長サイクルの確立と失敗を恐れず果敢に挑戦する風土を一層醸成するための仕組みの充実や管理者による個別支援型マネジメントの強化
  • 働きがいと成長の実感を創出するグループ一体の人材育成
    JR東日本グループ一体となった人材育成体系の構築やネットワーク形成に向けた取組みの強化
  • 双方向コミュニケーションをベースとした人材育成サイクルの推進
    管理者の基礎力強化や評価フィードバックの高度化に向けた取組みの推進

社員の果敢な挑戦と成長を後押しする仕組みの充実

チャレンジツールマップ

失敗を恐れず果敢に挑戦する風土を基礎として、具体的な挑戦を通じた社員の成長を図るべく、研修を通じた知識・技能向上やマインド醸成に加えて、各種人材育成プログラムを継続的に実施しています。
社員の果敢な挑戦を後押しするツールを見える化したチャレンジツールマップを2024年度から展開してきましたが、社員・管理者の双方にとってより分かりやすく活用しやすい仕組みとするためリニューアルを行いました。分類軸を社員目線に改めるとともに、リスキリング及びアップスキリングの表示追加、具体的な活用場面の明示などの改善を図っています。また、グループ版のチャレンジツールマップを作成し、JR東日本グループ会社等に展開することで、グループ全体で果敢に挑戦する風土を醸成しています。今後、チャレンジツールマップを「挑戦と成長のきっかけ」として定着させるとともに、各種人材育成ツールのブラッシュアップにも継続して取り組んでいきます。

社員と管理者の双方向コミュニケーション

個別支援型マネジメントの推進

新たな人財戦略として、これまでの社員と会社の関係性を大切にしながら、さらに社員の経営への参画意識を高め、社員の成長をグループの成長へとつなげる好循環「社員と会社の新たなエンゲージメント」を創出していくため個別支援型マネジメントを強化しています。特に、新たな育成体系として双方向コミュニケーションをベースに、「課題設定→実践→トレース→評価」のサイクルを推進することで、社員一人ひとりの働きがい向上と評価フィードバックの高度化、管理者の役割拡大を踏まえた育成の強化をめざしています。個別支援型マネジメントの推進にあたって、管理者は社員との日常的なかかわりから一歩進んで1on1ミーティングなどを活用した社員の成長支援に取り組んでいます。

管理者の基礎力強化

副長総合力向上研修

管理者の基礎力向上に向けて、第一線職場の新任及び中堅の管理者を対象とした「副長総合力向上研修」を新たに開始しました。2025年度は全25回、延べ125日実施し、約600名の管理者が受講しました。研修では管理者の使命と役割を改めて学ぶとともに、日々の業務に必要な勤務の取扱いや職場管理に関する専門講義のほか、職場の人材育成等の課題について議論やロールプレイングなどを実施しています。2026年度以降も本研修を同規模で継続し、管理者育成を強化してまいります。

応募型研修へのグループ会社参画拡大

海外体験プログラム

海外で語学学習やミッション研修を実施する「海外体験プログラム」では、2025年度より応募対象をグループ会社社員にも拡大しています。本プログラムでは、アジア・オセアニアを中心とした各都市に社員を派遣し、語学力の向上に加え、精神的な逞しさやオープンな視野・マインドを醸成することを目的としており、一般社員コースと管理者コースを設けています。
1ヶ月または2ヶ月の渡航期間中、グループ社員が共に生活し研修を受講することにより相互理解が深まり、関係性が構築されることで修了後の業務におけるグループ内連携の促進にもつながっています。

海外体験プログラム研修中の様子

社員の果敢な挑戦と成長を後押しする仕組みの充実

職場発意の研修

社員の発意を起点として、「融合と連携」の推進、職場の課題解決や新たな価値の創造に必要なスキル等を獲得していくことを重視しています。その具体的な実践機会として、職場の実態やニーズに応じた研修や職場の垣根を超えた研修、外部セミナーの受講といった「職場発意の研修や学びの場」を設けています。2024年度は約1200件実施しました。

チャレンジツールマップ

失敗を恐れず果敢に挑戦する風土を基礎として、具体的な挑戦を通じた社員の成長を図るべく、研修を通じた知識向上やマインド醸成に加えて、技術や国際業務、財務、語学力向上などの応募型の各種人材育成プログラムを継続的に展開しています。これらの仕組みをブラッシュアップし続けるとともに、「チャレンジツールマップ」として見える化することで、社員と管理者の双方が常時閲覧・活用できる環境を整え、社員の果敢な挑戦と成長を後押ししています。

活躍フィールドの拡大

社内公募制異動と副業

主体的にキャリアを考え、挑戦する機会として、社内公募制異動を実施し、2024年度は25分野、約300名が新たなフィールドに挑戦しました。
また、社外での多様な業務経験を通じて成長の機会を得ること、経験から得た気付きを新たなサービスや付加価値の創出につなげることを目的として、副業制度も導入しています。2024年度末時点で、のべ約570名の社員が副業に従事しています。

社員とのコミュニケーション機会の創出

社員の「伸びゆく力」と「キャリア自律」を支援し、エンゲージメントを高める手段として、1on1ミーティングの導入を拡大しています。
1on1ミーティングの目的や手法を理解し、効果的に実践するため、上司を対象とした研修の実施や、上司・部下向けの動画教材を社内ポータルサイトに掲載することで、双方向コミュニケーションを充実させ、社員の成長支援機会の創出につなげています。

グループ一体となった人材育成

グループ経営の推進と「融合と連携」の観点から、若手社員から管理者層まで幅広い階層を対象にグループ一体の研修等を実施しています。

主な研修等

  • JR東日本グループキャリアデザイン研修:若手社員のオープンマインド、キャリア形成支援
  • 海外体験プログラム:越境経験を通じた語学力と課題解決力の向上
  • 実践管理者育成研修:次代の管理者層の育成
  • 技術アカデミー:技術部門の中核を担う人材の育成
  • グループ経営幹部養成セミナー:将来の会社経営を担う社員の育成

Copilot入門研修の企画・実施について【横浜支社 横浜建築設備技術センター】

本研修は、「Copilotを業務で使いこなす状態をスタンダードにしたい」という職場発意の研修として企画・実施しました。
ソフトバンク株式会社を研修パートナーとしてお招きし、事前リサーチではいかに当社の業務に即した内容にできるか調整を重ねました。また、横浜支社内のさまざまな部署も参加できる条件で申請するにあたっては、費用対効果の説明や、各部署との事前調整に苦労しました。さらに、現業機関と企画部門の両方へ今回の主旨について情報配信し、申込受付を行うことで、多岐にわたる部門のニーズを把握し、研修内容に反映させるよう努めました。
これらの経緯はありましたが、研修を無事に実施できたことで、大きな効果を実感しています。参加者からは「業務効率が格段に上がった」「新しいアイデアが生まれやすくなった」といった声が多数寄せられました。研修後には資料共有やトレースを行い、継続的な学習と実践を促しています。
今回の研修を通じて、個々の社員のスキルアップはもちろんのこと、組織全体の生産性向上にも貢献できたと確信しています。今後も、社員の成長を支援する仕組みをさらに充実させ、より多くの社員がDX推進の重要性をさらに意識し、具体的な行動につなげてほしいと考えます。

PeerCross(ワーキングマザー向けのキャリア形成支援サービス)

PeerCrossはJR東日本が提供する育児休職中及び復職後の女性社員を対象にしたキャリア支援サービスです。社外の同じ境遇の人とつながりを作ることで、前向きなキャリア形成をサポートしています。なお、本サービスはJR東日本独自の社内新規事業公募制度「ON1000」から誕生したサービスです。

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