2022/3/31

Vol.18
メモリアルブック~お客さまの想い出とともに~

「TRAIN SUITE 四季島」で皆さまが自由におくつろぎいただける5号車のラウンジ「こもれび」には、「メモリアルブック」と呼ばれる本があります。これは、2017年5月1日の運行開始以来、ご乗車いただいたお客さまに、旅の想い出を綴っていただくために用意しているものです。学術書のような大きさ、厚さ3センチほど、600ページもありますが、間もなく2冊目を終え、3冊目に差し掛かろうとしています。
ざっと計算しても、のべ1200名ほどのお客さまの想いが詰まった本になっているのです!
皆さまがどのような想いでご乗車されたのか、どのように楽しまれていたか、お客さまとの直接の会話ではお伺いすることのできない一面を垣間見ることもあります。また、関わったトレインクルーやスタッフへの感謝のメッセージや、イラストなどで想いを残してくださる方も多くいらっしゃいます。中には海外からご参加されたお客さまがそれぞれの国の言葉でぎっしりとメッセージを残してくださっているページもあり、皆さまがお帰りになった後にメモリアルブックを開くのがスタッフの楽しみの一つになっています。

  • 全て埋まった1冊目も、敢えて車内に残してあるのには理由があります。「TRAIN SUITE 四季島」は「“今”ご乗車になっているお客さまだけでなく、これまでにご乗車されたお客さまの想い出も一緒に乗せて走り続けたい。そしていつか再びご乗車の際には、過去のご乗車日にページを遡っていただき、ラウンジ「こもれび」でお飲み物を傾けながら、当時の想い出話に花を咲かせていただきたい」という思いがあるからです。
  • これから先も、お客さまに素敵な想い出を綴っていただけるよう、私たちスタッフは皆さまの「記憶に残る旅」のお手伝いをさせていただきます。いつか、10冊くらいのメモリアルブックが暖炉いっぱいに並び、ラウンジ「こもれび」がライブラリのようになるのが私たちスタッフの夢です。皆さまもご乗車の際にはぜひメモリアルブックを開いていただき、想いを書き残してみてはいかがでしょうか。
トレインクルー 宗平 礼美